美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。