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(短編集)

ジヴェルニーの食卓



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【この小説が収録されている参考書籍】
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)

ジヴェルニーの食卓の評価: 7.60/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.60pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(9pt)

静寂と余韻の残る短編集

4つの短編集でそれぞれに有名な画家が登場し、特に印象派と言われる画家を中心に、その周囲の人たちを取り上げています。まるで外国人作家が書いたかのような雰囲気と柔らかいタッチの文章で、なんとも言えない落ち着いた静寂とした余韻の残る物語ばかり。ここに出てくる全ての作品を見たくなり、思わずネットで調べてしまいます。どれも良かったのですが、強いて言えばやはり表題作!画家モネと助手を務めたブランシュ。そしてその家族。なんとも言えない関係で、すっごく温かい気持ちになります。もっと他の画家バージョンの作品が読みたいっ!て思いました。

タッキー
KURC2DIQ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

マティス、ドガ、セザンヌ、モネを題材にした原田マハさんならではの美しい短編集。原田作品をいくつか読んで興味をもった西洋画家たちの名作に隠されたエピソード(フィクションもあるけど)を読みたくて手にとった本作。彼らのそばに仕える人たちによって(あるいは原田マハさんによって)浮き彫りにされる彼らの人生、美しくも哀しい物語がまるで実際に起きたことのように(ある意味、実際に近いかもしれない)語られる4編は、心を落ち着かせ21世紀の喧噪を忘れさせてくれる。
もう一度彼らの名作をじっと鑑賞したくなった。

本好き!
ZQI5NTBU
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派画家4名の史実風短編集です。
実は読み終わって解説を読むまでフィクションだと気付きませんでした。
有名画家や絵画が作中に登場する度にネットで調べる楽しさは『楽園のカンヴァス』と同様でしたが、
話の内容自体は4名の画家を別視点からの日常切り取りでしたので、
もう少し抑揚が欲しかったのは正直な感想です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派と呼ばれる画家の名前が次々と出てくることに、わくわくします。
考えてみると、いま世界で評価されている画家たちが、同時期に現れ、集い、作品を作っていたことは、ある意味奇跡なのかもしれません。
彼らははじめから評価が高かったわけではなく、この物語は、印象派の画家たちに感銘を受けて彼らを支えていた脇役たちの物語です。
絵を見ながら読んで下さい。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

マティス、ドガ、セザンヌ、モネ、4人の画家にまつわる短編集。
本人ではなく身近な女性の視点で描かれる画家の物語です。
巻末に「本作は史実に基づいたフィクションです」とあるようにフィクションには間違いないのだろうが、作者が原田マハである事を考えると、当然彼女にしか描けない作品だと思うし、彼女が描いた作品だからこそ信憑性が高いのではと思ってしまうし、さて一体どこまでがフィクションなのか、非常に興味深い。
「楽園のカンヴァス」と比べると、少し前知識があった方が楽しめる作品かも知れませんね。
絵画鑑賞の際には、その画家の生きた時代や生き様を知っていた方が・・・というのなら、この作品はまさに「読む美術館」と言うところだろう。
当然の事だが、名画と言われる作品の一つ一つに、それぞれのエピソードがあるのだな、と再認識させられます。

梁山泊
MTNH2G0O

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