太陽の塔



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初公開日(参考)2003年12月
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長編小説

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太陽の塔〈2〉 (大活字文庫)

2008年04月30日 太陽の塔〈2〉 (大活字文庫)

巨大な妄想力の持ち主。主人公のひねくれた学生生活が描かれた、笑撃のデビュー作。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ。「現役京大生の超新星現る」、「美点満載、文句なしの快作」と選考会でも絶賛された、第十五回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

太陽の塔の総合評価:7.77/10点レビュー 205件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

太陽の塔の感想

この作家の作品は、以前 『夜は短し~』と『有頂天家族』以来の久しぶりとなる。

その時には、巷で絶賛の『夜~』は理解が出来ず 続いて『有頂天~』では全く合わずに途中で断念したことから、この作家の作品はもう読むまいと思っていた。

今回なぜにこの森見作品に手を出したかというと、単に表題が気になったから。

個人的に、岡本太郎は 大のお気に入りなのである。

もともと京都の町屋で生まれ育ち、少なからず作品の主人公同様 「塔」には親近感はあった。子供の頃の太郎のイメージは、「芸術は爆発だ~」と喚いている変わったおっさんくらいしかなかったのだが、その後 抽象というものに対する知識がわずかながら増えて 彼の作品、特に「塔」に接した時に、ピカソに通じる 彼の天才性に衝撃を受けた記憶がある。

そんなこんなで、ほぼ表題だけで 久しぶりにこの作品に手を出した訳である。

読み始めて感じたのは、以前に比べ比較的入り込みやすかった。

内容としてはなんの事もない、青年がモテず振られた理由を、うまく回らない人生を自己弁護し現実逃避するために頭の中で「妄想」を繰り返す。

ただ その「妄想」レベルが、頻度もレベルも半端なく、言えばその妄想活劇だけで最後まで突っ切つのである。

なので、ある意味ついて行くには疲れる。

テンポはあるのの、非常に読みづらく 遅々として進まない。

しかし、昔を思い出して、そうそうこんな事を考えていたという記憶とともに若さに圧倒されながら、無意味に最後まで突っ切るパワーは、この年代にしか書けないものかと。

何とはなしに、万城目学のデビュー作「鴨川ホルモー」を思い出し、彼も森見とほぼおんじような経歴かと、外からやって来て京都で学生として過ごすうちに、京都という伏魔殿に取り込まれしまったということか。

ハードカバーの帯に遠藤周作の名を見て、なるほど狐狸庵先生の随筆もこんな感じだったなあと、昔読み耽った事を思い出しながら、なぜか郷愁に耽ることのできる作品であった。

とも
4ND5R58B
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.204:
(5pt)

未練たらたらなストーカー

全然自覚なくストーカーしている姿が笑いを誘う。といっても、小心者で害のないストーカーなところがまた良い。逆に女性側の描写が少ない事で女性のミステリアスさや、ストーカーの置いてかれたような感情を誘うなと思いました。
太陽の塔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.203:
(3pt)

華のない大学生活に乾杯!失恋?そういうもんです!

久し振りに森見氏の作品を読みました。

森見氏の作品といえば、a)京都が舞台、b)主人公はオタク系の大学生、という路線です。で、実は本作がデビュー作とのこと。ああ、これが原型なのね、とひとりごちつつ読了。

本作、端的に言えば、中二病を引きずったまま頭の良い大学生になっちゃった男性の、こじらせ日記、みたいな印象です。

・・・
主人公「私」は、女性に切望的に縁のない大学生活を送る三回生で、しかも一度できた恋人「水尾さん」に振られたという設定。その彼の、華のない友人たちとの、クリスマス前後の日々が描かれます。

・・・
なんというか、私の友人にいそうなタイプ。

主人公の「私」のひねくれ具合がヤバい笑 というか、こういう奴、いたなあ、という感じ。

彼女が欲しいのに、頑張らない。彼女がいるやつを何なら見下す。そのくせやっぱりエロいこと好きだし、興味もあるのに、それを何のかのと、難関な論理でもって説明する笑 つまり頭はいいのに、ちょっと素直じゃない笑

私なぞは男子校に通っていたため、必然的に女子に窮乏し、果ては大学に入っても長らく彼女が出来なかったので、主人公の気持ちがイタイほど分かる! 否、俺の気持ちを代弁してくれてんの?みたいな(んなことはないでしょうが)。

・・・
でもやっぱり、こういう男子はモてないよねえ、と思います!だってほら、会話してても面白くなさそう笑

しかしながら、あとがきを書いている本上まなみ氏によると「へもい」らしい。それ以外にも、肯定的な表現がたくさん!

まあ余所行きの表現でしょうが、これを読んだネクラたちは全員本上まなみファンになったことでしょう。

奇しくも作中の主人公の愛車(チャリ)も「まなみ号」。編集者が気を利かせたのかわかりませんが、あとがきの配役としても味のあるアレンジでありました。

・・・
ということで森見氏のデビュー作でした。大学生の話はいつ読んでもいいですね。若い時を思い出します。男だけのくさい友情も楽しいものです。

京都にご縁のある方、大学生の方、大学生活を懐かしいと思う方、ちょっとオクテな男性にはお勧めできる本です。
太陽の塔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.202:
(3pt)

賢いけれど、非モテな男子学生の失恋

京都の街を舞台に、想いを寄せていた女子に振られた男子学生がもんもんと気持ちを引きずる様子を描いた作品です。

話は本の内容と違うかもしれませんが、筆者は2000年代初頭に京大学生だったとのことで、筆者と私も結構年齢が近く、、当時の時代の雰囲気なんかは直接的な表現がなくてもなんとなく共有した気がしています。
いま2023年にこの本を読むと、学生時代の生活や失恋なんかが、ノスタルジックに感じられる気がして、なかなか悪くないですね。

大学時代に過ごした街に久々に行って、その近くカフェなんぞで読んでみることをオススメしたい。
あとがきの本上まなみさんのコメントもわかりやすくて良い感じです。
太陽の塔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.201:
(5pt)

良い

期待通り
太陽の塔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.200:
(5pt)

森見節炸裂

抱腹絶倒!恋愛IQの低い京大生が滑稽でかわいい。
太陽の塔 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512



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