虚史のリズム



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    初公開日(参考)2024年08月
    分類

    長編小説

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    虚史のリズム

    2024年08月05日 虚史のリズム

    新しい戦前? 否、死者の声は響き続けてきた―― ある殺人事件を機に巻き起こる、国家機密の「K文書」を巡る謎……。 近現代史の魔法使いが仕掛ける、至高のメガ、もといギガ、もといテラ・ノベル! 1947年東京、石目鋭二はかねてより憧れていた探偵になることにした。進駐軍の物資横流しなど雑多な商売をこなしつつ、新宿にバー「Stone Eye」を開き、店を拠点に私立探偵として活動を始める。石目が収容所で知り合った元陸軍少尉の神島健作は、山形の軍人一家・棟巍家の出身。戦地から戻り地元で療養中、神島の長兄・棟巍正孝夫妻が何者かによって殺害される。正孝の長男・孝秋とその妻・倫子は行方知れず、三男の和春も足取りが掴めない。他の容疑者も浮かぶ中、神島の依頼を受けた石目は、初めての「事件」を追い始める。ほどなく、石目のもとに渋谷の愚連隊の頭からの新たな依頼が舞い込む。東京裁判の行方をも動かしうる海軍の機密が記されている「K文書」の正体を探ってほしいと言われるが……。 作中に差し挟まれる、dadadadadadaという奇妙なリズムが意味するものとは? 記憶と記録が錯綜する、超規格外ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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    虚史のリズムの総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


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    No.3:
    (3pt)

    中途半端

    読了するのにかなりの忍耐力が要ります。SF、ミステリー、ファンタジー、観念小説、どれをとってみても物足りなく未消化。もともと目指してるものが違うのでしょうが、やっぱりこうした読み物は面白くなくちゃね。
    虚史のリズムAmazon書評・レビュー:虚史のリズムより
    4087718395
    No.2:
    (4pt)

    重く、厚いです

    あの戦争の戦中戦後に真正面から向き合って、とにかく読み応え十分。
    さらにミステリーやオカルト的な要素も加わり、ぐいぐい引き込まれ
    ます。
    ただし分厚いです。そして重たいです。読み切るのにはそれなりの気合と
    体力が必要になるでしょう。
    虚史のリズムAmazon書評・レビュー:虚史のリズムより
    4087718395
    No.1:
    (5pt)

    奥泉文学アヴェンジャーズ【配達には注意を要する】

    ・究極の探偵小説であり探求文学。名文章と神展開を心ゆくまで堪能できるページターナー超大作
    ・と勝手に騒ぐいちファンです。
    ・以下、奥泉読者に向けて業務連絡です。
    ・自分は今再読中です。
    ・A5千百頁の実物は予想以上に分厚い重い。どこで読むか事前に決めておいて。装幀カッチョよくオブジェぶりがスゴい。絶対単行本で入手すべき。本棚にこれ刺さってたらクール。帯は取っちゃいました。
    ・【配達には注意を要する】重要だと思うので隅付きにしました。段ボール箱詰めでしょうか。
    ・まさに奥泉文学アヴェンジャーズ。キャラも題材も。集大成ぶりが逆に怖い。もっと書いて先生!本家アヴェンジャーズの作品自体はマーヴェル・サーガの中間報告みたいなものと解釈。ご同様に本作は集大成ではなく単なる中間報告ということで勝手に思いこみますすいません。
    ・いや本当に集大成感がスゴくてまるでゴールみたいなんですよ。それが寂し過ぎて。
    ・主にグランド・ミステリー、神器、雪の階からキャラアセンブル。他に吾輩は猫である殺人事件。鳥類学者のファンタジア…
    新地底旅行、モーダルな事象からはロンギヌス物質。あと何?
    ・雪の階ファンは最後まで席を立たないで。
    ・プロットはグランド・ミステリーの直接の続編。某キャラが登場してから一旦閉じて前作を二十分くらい飛ばし読みしました。
    ・グランド・ミステリーの友部はなぜ本作では山部になったのか?モデルとなる人物と云々とか?(妄想)
    ・例によって謎が謎を呼ぶトラディショナル連載小説スタイルでどんどん引っ張ります。本当にうまい。
    ・残り五分の一からの展開は人によって意見は様々でしょう。ただページを繰る手は休ませない。
    ・ジャングルをさまようフラッシュバック連発と鼠の自問自答はキツかったけど自分は受け入れました。奥泉氏は地獄のような幻想いわゆるバッドトリップの言語化を読者の期待以上に執拗に追求するお方。本作でも連鎖爆発&大爆発。
    ・対する石目パートの軽妙な文章がイイ!グレた坊っちゃんみたいな奥泉文学あるある文体。
    ・奥泉文学あるある天皇制考察。今回はかなり踏み込んで語っています。かなり。その緊張感たるや!なお旧約聖書から名ヒールがゲスト出演。
    ・奥泉文学あるある平易な言葉で重要な思想を説く。
    「自由っていうのは、生きようとすることなんだと思う。なんていうか、生きていることのエネルギーっていうのかな、そういうのがどんどん出てくるのが、自由ってことなんだと思うんだよ」
    ・奥泉文学あるある知識に裏づけられた痛烈な批判。
    「慰安婦はただの娼婦じゃない。普段は兵隊の相手をするんだけど、戦闘になれば、負傷兵の介護をしたり、弾を運んだりもした。爆弾が雨霰と降るなかでね。口先だけの参謀なんかよりよっぽど戦争に貢献したのに、負けだとなったらみんな棄てられた。残飯かなにかみたいにね」「RAAの話を聞いたときには呆れたわ。国が率先して売春宿をはじめるなんて前代未聞。敗戦からまだ二週間くらいしか経ってないときによ」「とにかく敗戦後の日本が官民あげて真っ先に取り組んだのが、売春宿の設立だったっていうのはよく覚えておいたほうがいいわ」
    ・日本文学史にさんぜんと輝くあの娯楽小説からカメオ出演あり。
    ・セッション?音楽に関する?シーンのやたら愛想のいい外国人男性あれは誰だろう?
    ・その他元ネタご教示願います。
    ・クライマックスはdadaそのもの。単行本の小口からクライマックスの箇所がわかる珍しい仕様です。
    ・黒塗文書のまがまがしさをイメージしているのかなと自分の感想。
    ・滝の上演イベントが素晴らしいあれは思いつかない。究極の和モノ。
    ・結末。あそこで死ぬ人たちについて自分としては少し驚きました。じゃああの団体って悪くないじゃん。
    ・自分のような奥泉中毒にとって、本作は千百頁にわたって氏の名調子にひたれるテラ多幸空間でした。
    ・ラスト一行はあれしかない。
    虚史のリズムAmazon書評・レビュー:虚史のリズムより
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