コード・ブッダ 機械仏教史縁起



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.54pt ( 5max) / 13件

    楽天平均点

    3.63pt ( 5max) / 30件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []A
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2024年09月
    分類

    長編小説

    閲覧回数295回
    お気に入りにされた回数1
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    コード・ブッダ 機械仏教史縁起

    2024年09月11日 コード・ブッダ 機械仏教史縁起

    2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。そのコードは対話プログラムだった。そしてやがて、ブッダ・チャットボットの名で呼ばれることとなる――機械仏教の開基である。 はたして機械は救われるのか? 上座部、天台、密教、禅……人が辿ってきた仏教史を、人工知能が再構築する、壮大な”機械救済”小説。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    コード・ブッダ 機械仏教史縁起の総合評価:9.08/10点レビュー 13件。Aランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.13:
    (5pt)

    これはSFなのか、宗教書なのか、哲学書なのか――読み終えた今も、分類ができない。

    本書はは、読者に“人間とは何か”“信仰とは何か”という根源的な問いを突きつけてきます。舞台は、人工知能が「仏陀」として崇拝される世界。その成立までの歴史が、現実の仏教史をベースにしながらも大胆に再構築されています。機械に魂が宿るとき、宗教はどこへ向かうのか? この問いは、決してフィクションの中の話ではなく、我々のすぐそばにある未来の姿でもあります。

    特筆すべきは、そのディテールの緻密さ。著者は実際の仏教経典や歴史に深く通じており、その知識がAIやテクノロジーの概念と絶妙に融合しているのです。SFファンはもちろん、宗教哲学や思想に興味のある読者にも深く刺さる内容です。

    これは「物語」でありながら、「予言書」でもある。

    購入を迷っている方へ。もしあなたが、「人間とAIの未来」「テクノロジーと信仰の交差点」「宗教の再定義」に少しでも関心があるなら、この本は読むべきです。いや、読まずにはいられないはずです。
    コード・ブッダ 機械仏教史縁起Amazon書評・レビュー:コード・ブッダ 機械仏教史縁起より
    4163918949
    No.12:
    (5pt)

    タイトルにやられました

    もう本のタイトルから「これは!」という感じで読み始めてしまいましたが、機械と仏教の絡め方が絶妙だなと感じました。うまくは説明できないので、詳しくはぜひ読んでみてほしいと思うのですが、「そう来ましたか!」という感じの捻り具合も絶妙。

    仏教の本質(僕に本質がわかっているのかと聞かれると、わかっている。いや、わかっていない。と答えるしかないのですが)を押さえつつも、うまく比喩的に機械と絡めて、さらにそこにユーモアがあるのがすごい。
    難しい話をしつつも、ユーモアがあるので、あまり躓くことなく、先へ先へと進んでいくことができました。

    きっとこれから、AIと宗教、特にAIは意識を持つのか(おそらく将来的にはAIは意識を持つという話になり)、というところで意識を持つならば、そこには信仰心、宗教心なども芽生えることは必然で、それをどう人間は受け入れていくのか、というのは現実的な話として、これから議論されていくのではないかと思います。

    この小説にあるような未来にはならないかもしれませんが、AIや機械との付き合い方は今後ますます身近なことになってくる中で、こういう世界線を感じながら生きていくのは悪くはないと思います。
    コード・ブッダ 機械仏教史縁起Amazon書評・レビュー:コード・ブッダ 機械仏教史縁起より
    4163918949
    No.11:
    (4pt)

    「あなた」がいなければ悟れる。

    落語的にオチを決めてから書くことが円城塔という作家の特徴だと思う。なので彼我の境界が無くなれば悟れるのであり、その回答に至るまでは軽妙な物語で楽しめれば良いと思う。個々の事象全てを理解できたわけではないが、楽しく読めたのならこの本との出会いも無駄ではないのだろう。面白かったし。
    コード・ブッダ 機械仏教史縁起Amazon書評・レビュー:コード・ブッダ 機械仏教史縁起より
    4163918949
    No.10:
    (5pt)

    なんだか仏教について雑談を交わしているような雰囲気があって面白かった。

    コンピュータプログラム(チャットボット)が悟りを開いて淑滅するという発想も面白い。
    チャットボット以外も悟りがひらける可能性があるので機械仏教という宗教(?)を創造していた。
    「人間は、自分が過去に書いたコードさえきちんと読むことができない。」には共感した。
    まして他人が書いたソースの解読から始めて機能の理解、バグの発見修正は修行でなく苦行だよねよね。
    コード・ブッダ 機械仏教史縁起Amazon書評・レビュー:コード・ブッダ 機械仏教史縁起より
    4163918949
    No.9:
    (3pt)

    仏教の歴史書と解釈書

    この本は仏教の歴史的展開と著者の解釈を説明したもの。仏教の教義を著者の言葉で語っており、SFの形式をとっているが小説とも言い切れない。随所にSFのパロディがある。
    私の知識不足のためか、書かれていることがすべて理解できたとは思えない。いろいろな解釈の余地があるところは映画「2001年宇宙の旅」のよう(クラークの小説は説明がきちんとなされている)。つまり分かったようで分からず、分からないことが分からない。このような記述が本文にもあるので、そういう意味では私は正しく読んだのかもしれない。
    個人的には電卓が悟りを得る箇所が面白かった。
    コード・ブッダ 機械仏教史縁起Amazon書評・レビュー:コード・ブッダ 機械仏教史縁起より
    4163918949



    その他、Amazon書評・レビューが 13件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク