マン・カインド
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サンプルで読める出だしはワクワクしたが、いざ買って読み始めると近未来の技術や社会の描写が大半。物語の長さと進行速度はドラマ1話分くらいだが、詰め込まれた設定とその解説的描写は2時間映画並みで、後半は戦闘シーンも含めてアイデアノートを流し読みしている気分になった (近未来の技術は現在の延長にあってリアルだが、肝心のデザインヒューマンネタはその影響が世界を変容させる前の段階で終わっており、消化不良というか不発の花火を見たようなもどかしさが残る) あと量子コンピューターが実用化されてるのにレベル5の自動運転に比べてAI自体は大して進歩しておらず、デザインヒューマンの登場も直接的にAIに対抗するものではなく、科学者の好奇心と投資家の欲が相乗した結果の副次的な産物に過ぎないのでAI描写に期待していると肩透かしを食らう そして量子コンピューターのマシンパワーと洗練されたアルゴリズムでフェイクニュースを駆逐したハズのファクトチェック機構も、その判断ソースに用いる機関に株主への義務として利潤を追求する企業が人員を潜り込ませて一次情報を恣意的に選別すれば容易く信用スコアの信憑性が崩れてしまう描写はリアルで興味深かったが・・・そこまで書いておいてリテラシーの高いジャーナリストで遺伝子に関する先進技術の濫用の危険性を目の当たりにしたサコダがワクチンというジャンルに関してだけ性善説的な全幅の信頼を寄せているのは自嘲的なギャグにしか思えなかった 先進技術の濫用や社会の分断という背景は立派だったが、その前で演じられる話は薄味でチグハグな舞台だったという印象 | ||||
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以前の作品もそうだったが、層化視の描写がどうも自分には馴染めない。 が、彼の作品すべてに理屈は通っているので、層化視は僕の理解が追いつかないだけだ。 そんな僕には公正戦も奇妙にしか見えなかった。 それでも人工的な進化の面白さに引っ張られ、尻上がりの速さで読了できた。 僕は「オービタル・クラウド」の方が好きです。 | ||||
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公正的戦闘規範に直接関係している本作。戦争が一定のルールのもとに実施されている世界観が面白いです。現在からの地続きの世界を舞台としているため、近未来的なSF描写にリアリティを感じられます。チェリー・イグナシオが何を目的に動いているか想像しながら読むとより楽しめると思います。 | ||||
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著者の2017年の短編集「公正的戦闘規範」で、マスチフやORGANによる公正戦争が本格的に開始される前の前日譚とおぼしき作品を読める。 | ||||
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●戦場の選定や戦闘期間あるいは武器の種類、勝敗の目標・・・など予め取り決めた上で開戦する「公正 戦争」。所詮殺し合いなのにまるでゲームかスポーツ競技のような戦争形態。面白いのは(というか、こ ちらの方がメインテーマなのだが)参加する戦士や登場人物がユニーク。 物語が次第にマン・カインドの出自や特殊能力へと展開するあたりから、ザワザワとした感じが押し寄 せてくる。テレパシーやテレポーテーションを駆使する超能力者でもなければ、アベンジャーズの様なマ ッチョマンでもない。その特殊能力が著者のアイディアである。 非常に面白いストーリーなのだが、読了後なぜか強烈な印象が残らない。訴求点が拡散したせいかもし れない。故に、例えばマン・カインドの苦悩あるいはマスチフ、ORGAN戦闘シーンにもう少し焦点を当 てるか、深掘りした方が良かったのかと思います。 | ||||
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