ビッグデータ・コネクト
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文体に慣れていないのか、言葉が、難解なのか、読みづらく、 最初の段階で、苦労したが、読み進むにつれて、やっと慣れた。 ビッグデータといえば、個人情報でしょうね。 インターネットは、実に便利になったと喜んでいたが、 実は、個人情報がダダ漏れである事実の中で、 それを意識的に、統合しようとするものは、 その情報自体が、マーケティング手法にとって 大きな商品になるばかりでなく、あらゆるものが、データ化されていく。 収入、貯金、購買記録、その嗜好、犯罪者、病気履歴、親族関係、人脈。 思想経歴、エッチサイト閲覧経歴、遺伝情報、などなど。 ネットで繋がる限り、もはや、個人情報を守ることができない。 一体誰が、個人情報の統括者になるのか? それを使って、何をしようとするのか? ということが、官民複合施設で、企む 三人の男たち。 ソフトがどんどん改良されていたとしても、住基台帳には 外字といわれる文字で、90万近くの漢字が存在するというのが 面白く、そして、4文字とも 外字である名前が ターゲットとされる。 XPウイルスを作ったとされる 武岱が 卓越した情報技術をもち、 身体も強健で、あらゆる監視カメラや個人情報の流出をさせない人物設定が なんともいえず、実際にはそれは困難な時代とも言える。 顔認証は、個人情報でありながら、個人情報であると言える。 そのためには、整形を繰り返し、身体を常に鍛える必要もある。 武岱によりそう 赤瀬という女性弁護士のキリリとした 対応も見逃せない。まさに、現代の新しいスタイルのヒーローである。 まぁ。名誉毀損というか肖像権の侵害に対する裁判に勝つことで、 生活費を稼ぐというのは、ちょっと、せこいのであるが。 武岱のような、それだけのIT技術があれば、 もっと違うビジネスモデルを構築できるだろうに。 サイバー対策の万田警部、そして 沢木警視。 能力はありながらも、大きな構造の中でのわずかな役割。 武岱を追いかけるが、物的証拠が上がらず、 状況証拠でしかない。取り調べの可視化という問題が とわれながら、結局は 冤罪を生み出してしまうとい現実。 それにしても、プログラマーたちの残酷な下請け状態。 労働環境の悪さと その悪さを改善するための方策もなく 「仕事を奪われる」「能力がない」と見られるという個人に抱え込む体質。 扱うテーマが大きかった。しかし、ストリートしては、少ししょぼくて、 残園という感じは否めない。 犯罪があっても、犯罪者として自覚がなく、 犯人がいないという設定がいるよね。とても難しいことだけど。 | ||||
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最新のIT技術を鍵として、政治と犯罪が絡んだ複雑な、いくつもの難事件が一本に収束していく。 読み応えがあると思うか、読みづらいと思うかは人によると思う。バットマンのようなスーパーヒーローを演出しておきながら結末は曖昧で、読後感は悪い。続き、あるのかなあ。 | ||||
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ネットワークや情報セキュリティーに疎いので、その方面の知識をつけるつもりで読んだ。 が、意外にもストーリーも面白かった。得した一冊。 | ||||
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著者の今までの作品では、一匹狼的な主人公が多かった。この作品では、IT業界の最大の闇ともいえる多重下請構造の中での、エンジニアの地獄という過酷な開発者の実態が描かれている。1次請けが稼働の3か月前に、ユーザーに説明する際に、ユーザーからスマホ対応はできないのかと問われて、1次請けがすぐに対応します、と答える。それを実現するのは、8次請けの開発者である。 だが、これは、あくまで登場人物の設定にすぎない。小説そのものは、謎解きをしながら進む警察小説である。警察小説としては、最後の方の展開に少し無理があるような気もするが、一気に読ませてくれる力量は、相変わらずである。 | ||||
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気に入りました。はじめての作者の作品でしたが、システム関係に携わっている関係で親しみやすかったです。 | ||||
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