アメリカ最後の実験

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種別
長編
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あらすじ

2016年01月29日 アメリカ最後の実験

失踪した父を探して難関音楽学院を受験する脩。そこで遭遇する連鎖殺人。謎の楽器“パンドラ”。“音楽”は人をどう変えるのか。才能に、理想に、家族に、愛に―傷ついた者たちが荒野の果てで掴むものは…?(「BOOK」データベースより)

評判

アメリカ最後の実験の評価:

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アメリカ最後の実験の総合評価:

7.45/10点 レビュー 11件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11
(4pt)

音楽学校の入試の話

非常に面白くすぐに読了したが、他のレビューを読むと、タイトルから音楽学校がテーマであることが分からないのと、ややマニアックな音楽理論の記述が読み手を選ぶのかなと思った。
自分は趣味で音楽をかじってたレベルだが、専門的過ぎることはないと思ったが。
基本、アメリカの学生の青春モノにちょっとした社会問題とサスペンスが絡み、そこそこの読み物になってるが、軽すぎず難解すぎず、登場人物も悪意がなくウィットもあるので読後感は悪くない。
重厚なミステリーを求める人にはお勧めしないが、音楽に興味がある人ならお勧めできると思う。
アメリカ最後の実験 Amazon書評・レビュー: アメリカ最後の実験より
4103398116
No.10
(4pt)

音楽学校の入試の話です

非常に面白くすぐに読了したが、他のレビューを読むと、タイトルから音楽学校がテーマであることが分からないのと、ややマニアックな音楽理論の記述が読み手を選ぶのかなと思った。
自分は趣味で音楽をかじってたレベルだが、専門的過ぎることはないと思ったが。
基本、アメリカの学生の青春モノにちょっとした社会問題とサスペンスが絡み、そこそこの読み物になってるが、軽すぎず難解すぎず、登場人物も悪意がなくウィットもあるので読後感は悪くない。
重厚なミステリーを求める人にはお勧めしないが、音楽に興味がある人ならお勧めできると思う。
アメリカ最後の実験 Amazon書評・レビュー: アメリカ最後の実験より
4103398116
No.9
(5pt)

先住民への迫害と言う骨太なテーマに「音楽」でアプローチを試みた作者の意気込みを買う。

私は音楽に関する造詣は皆無であるが、実験国家としてのアメリカの、先住民への迫害と言う問題意識に、いかにもこの作者らしさを感じた。迫害と言っても単純な目に見えるものでなく、「音楽」を奪ってしまう、と言うのが斬新な視点。殺人を辞さず。マイノリティーの集会に、銃を持ち込んだ危険人物に対して、「音楽」を取り戻した人々が歌い始めた場面に、前向きな未来へのメッセージが感じられ、感動的だった。
  この作品はミステリーとしては、必ずしも綺麗に収束しているわけでなく、父と息子の関係も未整理な印象がある。が、それ以上に、骨太なテーマに全く新しいアプローチを試みた、作者の意気込みを高く評価したい。これぞ宮内悠介で、私にとっては心の琴線に触れる作家である。
アメリカ最後の実験 Amazon書評・レビュー: アメリカ最後の実験より
4103398116
No.8
(4pt)

ハードSFでも純文学でもなく、音楽小説。

バークリー音楽大学を思わせる架空の名門ジャズ音大の試験に挑む若者達を描いたエンタメ小説です。

宮内さん自身が楽器経験者なのか、音楽用語が頻出しますが、多少音楽が好きな人なら特に気にならない程度だと思います。(平均律、純正律、ラグタイムなど)

読む前はタイトルから勝手に、アメリカ政府による最後の核実験を扱うハードSFかと思っていましたが、じっさいはミステリー寄りの音楽小説で、独自のプログラムを実装したシンセサイザーが登場する以外、あまりSF要素はないので読みやすいと思います。

もっとも2作目の作品で傑作の『ヨハネスブルグの天使たち』のような、SFと純文学を横断するタイプの作品が好きな方は物足りないかもしれないですね。

音楽好きなら楽しめると思いますよ。
アメリカ最後の実験 Amazon書評・レビュー: アメリカ最後の実験より
4103398116
No.7
(3pt)

惜しい

どうやら宮内悠介は、読者を「置いてけぼり」にする傾向にあるようだ。
しかもそれが無意識によるものというより、意識的なものであるような気がするから、なおさらたちが悪い。
私は宮内氏の著書をすべて読んだわけではないが、少なくとも読んだ範囲ではそのような印象がある。
本作については、まず設定は良いものが揃っていると言えよう。
アメリカにおける音楽院の入試と連続殺人事件の交錯が、幼少をアメリカで過ごした筆者の経験もあってか、リアルな空気感の中で描かれる。
序盤から中盤にかけては、先の展開が気になるほど物語に引き込まれた。
しかし終盤に差し掛かってくると、専門的な音楽理論やアメリカの「実験」について詳細な説明がなされないことに「置いてけぼり」を感じるようになる。
最終盤においても、物語の顚末や事件の本質はあっさりと語られる。
したがって、最初の設定が適切に処理されずに唐突に終わる感じ、すなわち「風呂敷の広げすぎ」の印象が否めないだろう。
本作の全体的な雰囲気が好きだっただけに、この点は非常にもったいないと感じた。
種明かしのされないミステリのように、「ヒントは散りばめたから、あとはよろしく!」と言われているようである。
宮内氏の本意は分からないが、凡庸な読み手に「納得」されないことには、高い人気を得ることはできないだろう。
アメリカ最後の実験 Amazon書評・レビュー: アメリカ最後の実験より
4103398116

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