盤上の夜
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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デビュー作にして直木賞候補となった藤原伊織以来の鮮烈なデビューを飾った宮内悠介氏。惜しくも直木賞は逃したものの日本SF大賞を受賞した。 | ||||
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表題作ですが人物の境遇が特殊すぎて物語に入り込めませんでした | ||||
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面白くありませんでした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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現存する棋士とか囲碁棋士ってのは、いったい何なんだと思ったことはないだろうか。将棋を指して一生を終えるのだ。なにそれ?将棋を指していて収入があるのだ。プロスポーツよりさらに難解な奇妙な世界ではないだろうか。私にはどうもピンと来ないのだ。 人はなぜボードゲームなどに熱中するのだろうか。ボードゲームの盤上には、別な次元が展開されているのだ。観る者もまたそれを感じ、共有するのだ。それはいつしか哲学的になり、宗教性を帯びさえする。 原爆が落ちた後、碁石を並べ直し手続きを打つなどということは、狂気の沙汰とは思えない。しかし、それは実際に行われたことなのだ。 作品としては、やはり「盤上の夜」が頭一つ抜き出ているように感じられた。 | ||||
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「盤上の夜」というよりは「盤上の狂気」ですね。 頭脳だけで勝負できる、囲碁、将棋、麻雀はやはり特殊な世界で、その頭脳が狂気に向かうのはむしろ必然的のような気がします。 この分野では、「狭き門に対する狂おしさ」を題材にしたものが多い気がしますが、狂気を前面にした小説も面白いですね。それも、それぞれのゲームごとに種類の違う狂気が描かれていて、圧倒されます | ||||
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私にはまだ難しかったです。。 | ||||
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たまたまボードゲームを題材にして物語が編まれているが、それはあくまでフレームに過ぎない。 いや、無論そのフレームこそが問題で、我々の人生とか歴史といった局所的なものと相似形であり、再帰的に呼応し、ハウリングを繰り返して太極へと昇華する。 戦争という殺し合いでなく、恋愛という性行為でもなく、人と人が濃密に、限定された盤上で、それこそ宇宙レベルに達する様を描いている。 この作者の、これがスタート地点かと思うと末恐ろしい。 | ||||
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囲碁、将棋、麻雀、チェッカー、チャトランガ…盤上遊戯を題材にした短編連作集。 第1回創元SF短編賞 山田正紀賞を受賞(表題作)とあるが、SF的な要素は極めて薄い。ガジェットが物語のキーになるわけでもなれば、宇宙にも行かないし、宇宙から帰ってきたあとでもない、異星人も出てこなければ、超能力が駆使されるわけでもないし、世界はロボットに支配されているわけでも、荒廃しているわけでもない。人と人の情念を盤上に描きつつも、それでもなおこの作品はSF的であるとことが面白い。 四肢を切断された少女が囲碁棋士となり、碁盤を介して新たな感覚の世界を構築しようとする表題作『盤上の夜』とその続編『原爆の局』、すべての牌を読み切ってしまう女性シャーマン、雀プロ、確率と統計の異能 小学生、恋に狂った凡人 医師の男の4人による、奇妙でありながら、勝負の駆け引き、綾が秀逸な麻雀を描いた『清められた卓』、ゲームの完全解が見出され、もはや絶対に勝つことのできないコンピュータと対戦することになる『人間の王』と『千年の虚空』、将棋やチェスの起源とも言われるチャトランガを夢想したブッダの息子ラーフラを描いた『象を飛ばした王子』の全6編。 量子コンピューターによって、ゲームの完全解が発見されている世界。それでもなお、盤上に蠢く人と人。彼らの苦悩と情念と色情が紡ぎだし、垣間見えるのは、量子コンピュータを超えた神の領域、もしくはただの狂気か。 | ||||
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