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ビッグデータ・コネクト
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ビッグデータ・コネクトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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文体に慣れていないのか、言葉が、難解なのか、読みづらく、 最初の段階で、苦労したが、読み進むにつれて、やっと慣れた。 ビッグデータといえば、個人情報でしょうね。 インターネットは、実に便利になったと喜んでいたが、 実は、個人情報がダダ漏れである事実の中で、 それを意識的に、統合しようとするものは、 その情報自体が、マーケティング手法にとって 大きな商品になるばかりでなく、あらゆるものが、データ化されていく。 収入、貯金、購買記録、その嗜好、犯罪者、病気履歴、親族関係、人脈。 思想経歴、エッチサイト閲覧経歴、遺伝情報、などなど。 ネットで繋がる限り、もはや、個人情報を守ることができない。 一体誰が、個人情報の統括者になるのか? それを使って、何をしようとするのか? ということが、官民複合施設で、企む 三人の男たち。 ソフトがどんどん改良されていたとしても、住基台帳には 外字といわれる文字で、90万近くの漢字が存在するというのが 面白く、そして、4文字とも 外字である名前が ターゲットとされる。 XPウイルスを作ったとされる 武岱が 卓越した情報技術をもち、 身体も強健で、あらゆる監視カメラや個人情報の流出をさせない人物設定が なんともいえず、実際にはそれは困難な時代とも言える。 顔認証は、個人情報でありながら、個人情報であると言える。 そのためには、整形を繰り返し、身体を常に鍛える必要もある。 武岱によりそう 赤瀬という女性弁護士のキリリとした 対応も見逃せない。まさに、現代の新しいスタイルのヒーローである。 まぁ。名誉毀損というか肖像権の侵害に対する裁判に勝つことで、 生活費を稼ぐというのは、ちょっと、せこいのであるが。 武岱のような、それだけのIT技術があれば、 もっと違うビジネスモデルを構築できるだろうに。 サイバー対策の万田警部、そして 沢木警視。 能力はありながらも、大きな構造の中でのわずかな役割。 武岱を追いかけるが、物的証拠が上がらず、 状況証拠でしかない。取り調べの可視化という問題が とわれながら、結局は 冤罪を生み出してしまうとい現実。 それにしても、プログラマーたちの残酷な下請け状態。 労働環境の悪さと その悪さを改善するための方策もなく 「仕事を奪われる」「能力がない」と見られるという個人に抱え込む体質。 扱うテーマが大きかった。しかし、ストリートしては、少ししょぼくて、 残園という感じは否めない。 犯罪があっても、犯罪者として自覚がなく、 犯人がいないという設定がいるよね。とても難しいことだけど。 | ||||
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最新のIT技術を鍵として、政治と犯罪が絡んだ複雑な、いくつもの難事件が一本に収束していく。 読み応えがあると思うか、読みづらいと思うかは人によると思う。バットマンのようなスーパーヒーローを演出しておきながら結末は曖昧で、読後感は悪い。続き、あるのかなあ。 | ||||
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ネットワークや情報セキュリティーに疎いので、その方面の知識をつけるつもりで読んだ。 が、意外にもストーリーも面白かった。得した一冊。 | ||||
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著者の今までの作品では、一匹狼的な主人公が多かった。この作品では、IT業界の最大の闇ともいえる多重下請構造の中での、エンジニアの地獄という過酷な開発者の実態が描かれている。1次請けが稼働の3か月前に、ユーザーに説明する際に、ユーザーからスマホ対応はできないのかと問われて、1次請けがすぐに対応します、と答える。それを実現するのは、8次請けの開発者である。 だが、これは、あくまで登場人物の設定にすぎない。小説そのものは、謎解きをしながら進む警察小説である。警察小説としては、最後の方の展開に少し無理があるような気もするが、一気に読ませてくれる力量は、相変わらずである。 | ||||
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気に入りました。はじめての作者の作品でしたが、システム関係に携わっている関係で親しみやすかったです。 | ||||
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全体的に見て楽しめました。 ITジャンルの小説はなかなか無いので、貴重です。 IT技術を利用した仕掛けも出てきます。 ただ、文章の「てにをは」が一部おかしくて、変なところで読書の流れが遮られてしまったのが残念です。 (私が読んだのは第1刷なので、今は修正されているかもしれません) その部分以外は文句なしに良作です。 | ||||
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キャラクターが詳細に描かれているからこその楽しみ方。 読み終わってみると作中の様々なキャラからの万ちゃんへの愛がなかなか面白いなと。 沢木も綿貫も武岳も・・・万ちゃん愛されてますよね〜。 そういった視点で二周目イケそうです。 ドラマ「相棒」みたいなテイストでしょうか。 さまぁずの三村さんが、小説を読むときは俳優さんをあてる、といってましたが この本を読んだ皆さんは、どんな方をあてながら読んでいらしたのでしょうか・・? サイバー関連の記述に関しては、 職業がかなり近い業種なので、「あるあるあるあるw」とか思いつつ楽しませていただきました。 | ||||
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このミスに出ていたのを偶然みてなんとなく買って読んでみたのですが、予想していたより面白かたです。 IT業界の一端が垣間見れるようで、犯人探しよりもそちらで楽しませてもらいました。 もちろん推理小説としても面白いです。 他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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近所の書店に売ってなかったので、早い到着で助かります。 しかし、今回梱包が杜撰で表紙カバーが折れ曲がっていました。 まだ読んでいませんので内容の評価はできませんが、読む気も失せてしまいました。 今まで完璧な梱包だったのにどうしてしまったのでしょうか? | ||||
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読み終えた直後に「ぱよぱよちーん」騒動発生。 タイムリーというか起きるべくして起きたというか…。 ただただ作者のIT技術に対する造詣の深さに感嘆するばかり。 | ||||
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僕は情報セキュリティの専門家なのでこの小説をニヤニヤしながら読んでしまいますが、情報セキュリティの問題もデータベースの検索の問題もよく書けていると思いました。 ちょっと人情というか情熱に偏りすぎている気もしますが、後半のスピード感はミステリーとしてうまくできていると感心です。 実際にはこのような事故は起きそうもありませんが、ネットなどで話題になっている様々な事件をうまく組み合わせてプロットを作り上げているのが作者の技術力ですね。 最後まで楽しく読ませていただきました。 | ||||
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この本を読むと実感します。 読みやすくあっという間に読み切りました。 | ||||
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通話履歴、GPSデータ、監視カメラ映像、ポイントカードを使った購買履歴、SNSでの交友などなど、私たちは日々の行動を、大量に「データ化」している。どのようなデータが蓄積されているのか、自分が日々どのようなデータを外部に提供し、どのように利用されているのか、実際のところよくわかっていない。 会員登録など個人情報を提供する際に、いちいち規約を詳細に読んだりしないし、大企業の顧客情報漏洩のニュースに憤慨することはあっても、結局、流出したデータがどこでどう利用されているのかを知らない。 情報を提供することで得られる利便性や安全性と、悪用されるかもしれない危険性を、どう天秤にかければいいのか判然としない。 個人情報の問題は身近なことのようで、ひどく不明瞭だな、と思う。 本書は、サイバー犯罪を捜査する警察官を通じて、プライバシーに対する私たちの曖昧模糊とした不安に少しずつ形を与えて行く。 どんどんとストーリーが発展していく、そのスピード感には、『Gene Mapper』と同様の興奮を感じる。 まあ、バックに汚職警官や政財界の大物がいて、その裏で天才ハッカーが糸を引いていて、その黒幕に中国政府がいる、という陰謀論的な展開には、いささか閉口したが。もはや情報セキュリティの次元じゃないよ。 一方で、庶民にとってみれば、そんな壮大な「情報」をめぐる陰謀論なんかよりも、ブラック企業の劣悪な労働環境とか、責任を取らない上司とか、目先のお金がないことのほうが、よっぽど重要だ。情報セキュリティを云々するなら、まず、エンジニアたちの生活環境を改善しモラルを健全に保たないと悪意を防ぎようがないよ、という、元エンジニアである筆者のシンプルな主張には、リアリティがあった。 ということで、ビッグデータを扱う近未来フィクション、というより、もう少し身近で泥臭いITエンジニアのストーリーとして楽しむことができた。 | ||||
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確かに、ITに関する技術的な知識量とIT業界の状況やSEの生態についての描写力は出色で、トレンディな話題にリアリティのある深みを織り込んでいる。 しかしだ、いくら伏線を敷いたからといって、「壊れたから」の狂気で事を運んではミステリーは成立しない。 | ||||
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レビューポイントが高かったので購入してみたが、期待はずれでした。 ストーリーとしての深みもなければ、技術的な事柄の取り扱いについては素人レベルの知識でまとめられた程度。 | ||||
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ジーンマッパーを読んだときにも感じたことだが、脇役(この本では武岱)が魅力的な分、主役の印象がやや薄い気がする。 私の好みなのだが、登場人物の性格等がもう少しハッキリしている方がよいのではないだろうか。 藤井氏の作品を読むのは2冊目だが楽しませてもらった。 私にとって目の離せない作家がひとりである。 | ||||
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個人情報保護法の穴を突いたような小説。警察ものというか、ITものというか、個人情報ものという印象。ITの知識が無くても読める。むしろ知識があると展開が読めてしまうかも。 最後の〆も実にSEらしい。 | ||||
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藤井太洋の過去の作品は本当にこんなふうになりそうな近未来という設定が多かったが今回は今の時代をベースに描かれていて面白かった。伏線の回収のしかたもよかったです。 | ||||
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IT業界、というよりもSI業界あるあるが散りばめられていて元SEとしてはある意味懐かしく読めた。 ここ数年で議論になったとパーソナルデータやサイバー犯罪捜査に対する問題提起として現実味のある舞台設定がなされている。話題としてPC遠隔捜査、個人情報保護、行政の民間委託といった内容にシステム業界の話が加わり詰め込み過ぎに感じる方もいるかもしれない。 また、エンジニアのキャラクター設定については、行動理由が理性的なものではなかったり、平凡であったと思われる主人公が数年で超人化して再登場したりと少し雑な印象を受けた。 | ||||
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ITの世界を微に入り細に入り描いたサイバー・ミステリー小説。評判ほどではなかった。 行政サービスの民間委託計画を巡り、システム開発のプロマネが誘拐される。捜査するのは京都府警のサイバー犯罪対策課の万田と元ハッカーの武岱… 舞台となるIT業界の描写は確かにリアルであるが、ただそれだけで、ミステリーとしては今ひとつのレベル。 | ||||
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