(短編集)
スメラミシング
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| 6つの作品で構成される短編集。「緊迫の陰謀論✕サイコサスペンス」という謳い文句は表題作のものですが、他も大なり小なり陰謀論が、もっと言えば人が大きな物語を信じる深層心理というテーマが通底していると言えるかもしれません。著者の作品を読む楽しみは、SFや戦争といった大きな設定の中でのメタファーと想像力、事実をベースにしたトリビアなど著者の博識さ、さらには理数系の知識を応用したロジカルさだと個人的に思いますが、ともすると著者の頭の良さについていけないことがあります。本書もそうで、例えば5篇目などは難解すぎてよくわかりませんでした。それでも3篇目はコロナ禍での弱者の妄想、6篇目は地球という船のメタファーとして楽しみました。本書は小川哲上級者向けで、初めて著者の本を読む人はその難解さに面食らう可能性があり、あまりお勧めできません。 | ||||
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| 過大評価ではないか。 正直面白さも、読みごたえもイマイチ。 陰謀論とか宗教とか題材はまあ何となく方向性は伝わるが、ストーリーとして面白いかというと、これが理解できる読者の自己満足を満たすような感じがしてふーむという感じ。 尖りすぎというか狙いすぎ。 | ||||
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| ●最初の作品「七十人の翻訳者たち」:聖書誕生にまつわる「七十人訳聖書」の謎。紀元前3世紀の賢者 の告白と2036年量子コンピュータによる「物語のゲノム解析」、それぞれが大いなる謎を解明しようと するが・・・。科学と信仰という対立したものの先にあるものは・・・驚愕する結末はこれぞSF!(★5) しかし、「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」は理解不能でお手上げ(★2)。私の読解力不足で 手に負えない作品だった。著者の知性に追いつけず残念。 ①量子力学をはじめビッグバン以前の虚数(i)の宇宙、超ひも理論など、最新科学(ex.理論物理学)の 先端はもはや信仰の世界なのでは?より多くの人間が支持し信じているという点では同じなのかも。 ②実数をゼロで割ることは禁忌であるならば、ゼロを実数で割ることは何を意味するのか? ③数学は元々宇宙に存在していたものを人間が発見したもの。ところで「ゼロ」は宇宙が誕生する以前に すでに存在していた云々(P.176)。であるならば数学では「ゼロ」を解明できないのでは?その先は 神の領域か? ・・・等々、本書は科学と神(信仰)の接点について、私の妄想を膨らます強烈な刺激剤でした。 | ||||
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| 普通の読者であって専門家ではないので専門用語を 羅列されても意味がわからない。では、その用語を 調べればいいじゃないかと言われるがそこまでして 得られる満足度は低そうだと判断し、流し読みして読了。 他の作品に比べ個人的に興味がわかなかった。 | ||||
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| 「地図と拳」「君のクイズ」と多くの人に受け入れられる傑作の後は、「これぞ小川哲!」が迸る秀作短編集でした。その鋭く変幻自な世界観に、頭をフル回転させながらついていく読書体験。まさに小川哲氏の真骨頂!掲載の順番も大変に素晴らしく、今夜はカティサークを傍らに読書を楽しみたい気分です。 | ||||
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