(短編集)
富士山
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日蝕以来のファンで、本作も発売日に購入。全篇アイデアは面白く感じましたが、いずれも長編にするには難のあるモチーフを捨てるには勿体無いので無理やり作品にしたような印象で、単行本で読むほどではなかった。 表題作で一つ目のの富士山は特に面白く読めました。二つ目の息吹は、アイデアは面白かったものの、マックやかき氷のやけに詳細な描写が、読み終わってみると読者を混乱させるための単なる装置でしかなかったなとややがっかり。読者に投げかけるラストも鼻白んだ。三つ目は精神疾病者の独白、四作目は平凡なエッセイ、最後のストレスリレーは凡庸なコントといった感じ。文章は上手いので最後まで読ませるが、あまり心に残らない作品が多かった。 | ||||
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平野啓一郎氏らしさが詰まった短編集。ファンにはたまらない1冊であり、ファンならずとも楽しめる1冊であることはまちがいない。ただ、「期待以上でも、期待以下でもなかったな」というのが正直な感想。 | ||||
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『息吹き』だけは去年Audibleで聞いていて、衝撃を受けたのを覚えている。 荒唐無稽な設定なのにリアリティーがあって、自分に起こっていることとしか思えない。 ラストはなんとユーモア小説! どうエンディングをもってくるかと思って読んだけど、見事に外されてしまった(笑) | ||||
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もしかしたらこれは令和の小説家の文体なのかもしれませんが… 文章を読む喜びが、かつての平野さんのものと比べるとずいぶん少なくなったように思います。 説明調すぎる気がする。 また伝わってくるものも、Twitterで見聞きするようなものだという気がします。 …おそらく読者ターゲット層を変えたということなのでしょう。 もしくは、私が今の時代に合わせて小説観を変化させられていないということかもしれません。 第3期(前期分人主義)まで、いや『透明な迷宮』までは純文寄りだと感じていますが、 『マチネの終わりに』以降は軽く読める、そして今回の作品は本当にその軽さが 残念にも感じるほどになったなと、正直思いました。 | ||||
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◇平野啓一郎氏の最新短編集。短編それぞれに長さのバリエーションがあり、とはいえ2番目の「息吹」はなかなかの長さ。2つのバージョンの短編を一つに縒り上げ、心地よく時空を歪めて着地させると必然この長さになるのだろうと想像し、深く納得する。このタイプの読後感はあまり類を見ない。しなやかに躍動する平野氏のオリジナリティ。 ◇個人的には、あの時期ををユーモアとともに刻印し、鮮やかに昇華させてくれた最後の「ストレス・リレー」が「富士山」中の富士山=最秀逸作品でした。「タイのタイ」的に。 | ||||
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