音のない理髪店



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    音のない理髪店
    (違う表紙に投票したい場合もこちらから)

    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.50pt ( 5max) / 8件

    楽天平均点

    4.30pt ( 5max) / 41件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2024年10月
    分類

    長編小説

    閲覧回数272回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    音のない理髪店

    2024年10月23日 音のない理髪店

    日本の聾学校ではじめてできた理髪科を卒業した第一号であり、自分の店を持った最初の人。そんな祖父を持つ五森つばめは、3年前に恋愛小説系の文学賞を受賞してデビューした。だが、その後自分の目標を見失い、2作目が書けないでいた。そんな折、デビューしたところとは違う出版社の編集者から声を掛けられ、祖父の話を書くことを強く勧められる……。ろうの祖父母と、コーダの父と伯母、そしてコーダの娘の自分、さらには聾学校の先生まで。三代にわたる希望をつなぐ取材が始まった。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    音のない理髪店の総合評価:9.00/10点レビュー 8件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (5pt)

    大切な1冊になりました

    人と人をつなぐ聴覚。
    人とモノとをつなぐ視覚。

    私自身視覚障害を持ちながら聴覚に障害がある人のことを何も知りませんでした、

    障害がある子を持つ親は普通の学校に行かせるのが幸せか、それとも支援学校に通わせるのか大きな悩みになります。
    私の両親もさぞかし悩んだでしょう。

    私は普通の学校に行きましたが、盲学校の方がよかったのでは?と思わないでもありません。

    いっぱい迷惑もかけたし、授業は先生の声だけが頼りで理解できなかったことも多かった。

    今も苦労はありますが、幸せ。
    生活できていることに感謝です、

    この本を通して自分を見つめることができました。

    大切な1冊です。
    音のない理髪店Amazon書評・レビュー:音のない理髪店より
    4065373255
    No.7:
    (5pt)

    すごく面白い

    最後までずっと楽しめました。面白くてまたちょっぴり泣いてしまう感動ストーリーで、読み応えたっぷり、
    読後なんか心が優しくあたたかくなりもっと人生を感謝して楽しみ生き抜かなきゃなと思わせられました。
    音のない理髪店Amazon書評・レビュー:音のない理髪店より
    4065373255
    No.6:
    (4pt)

    是非読んで下さい

    心暖まる話です。
    音のない理髪店Amazon書評・レビュー:音のない理髪店より
    4065373255
    No.5:
    (3pt)

    聾者という言葉

    うちの親は聾者という言葉自体を知らなかった
    この間聾者の方から芝生を2枚もらいました
    根付くまであと10日くらいです
    音のない理髪店Amazon書評・レビュー:音のない理髪店より
    4065373255
    No.4:
    (5pt)

    やるべきことを信じて戦ってきた人たちが一人ずつバトンを渡して、それがつながって今があるという言葉は胸に響いた

    日本のろう学校ではじめてできた理髪科を卒業した一期生で、自分の店を持った最初の理容師である五森正一を祖父にもつ五森つばめ。

    作家デビューしたものの、新しい作品が書けずに悩んでいたつばめが、祖父の半生に興味をもち、取材しながら祖父の生き様を描いていく物語。

    亡くなった祖父の半生を知るために、父、伯母、祖母、祖父の恩師と順番に話を聴いていく中で明らかになっていく、祖父の強い覚悟と信念を持った生き様は壮絶だった。

    聴こえないことで、相手と分かりあえなかったり、自分の気持ちをうまく伝えられなったりする現実をどう受け入れて困難に立ち向かっていったのか。

    生きていく中で、相手を打ち負かそうとせず、自分のすべき仕事を淡々と続けるという戦いをしてきた祖父。

    悲しみや理不尽さと向き合いながらも、一歩ずつやるべきことをやってきた祖父の正一の物語は感動的だった。

    聴覚障害や手話についても知らないことがたくさんあって、とても勉強になった。

    手話は、落語や講談のように登場人物を演じわけて画面を再現するため表現力が問われ、脳内のイメージを目の前に浮かびあがらせる言語であるということ。

    さらに「食べる」という動きでも食べるものによって動きが異なったり、同じ手話でも地域や世代によって差があるということは全く知らなかった。

    また、ろう者の権利についても、財産に関する法律行為の対象から外されて家業を継げなかったり、結婚や出産、子育ても自分の意志で決められなかったりと、今では考えられないくらいの差別があったことも初めて知った。

    本書で描かれているヘレン・ケラーの講演会も素晴らしかったので、以下に本文から抜粋。

    「私たちは人になにかを伝えたり、意思をつなぐのにも骨が折れます。しかし忍耐力を以って継続していけば、なにかの弾みで変わるかもしれない。はじめは難しいことも、つづけていけば必ずできるようになりますからね。たとえ今、あながが成し遂げられなくとも、別の人がつないでくれると信じてください。
    それに、目の前に壁が立ちはだかっているように見えても、じつは思い込みにすぎない場合もあります。本当は壁なんてないのに、ただ自分が怖がっているだけではないか、と胸に問うてください」

    このヘレン・ケラーの言葉にあるように、ろう者の理髪科設置についても、最初にろう教育をはじめた人、それを徳島に持ち帰った人、ろう教育を公立にした人、校舎を作った人、理髪科を立ちあげた人、理髪科で教えた人、そして自分の店を持って理髪業を営んだ正一。

    みんなが時を超えて、聴こえない子どもたちのためにやるべきことを信じて戦ってきた人たちが一人ずつバトンを渡して、それがつながって今があるという言葉は胸に響いた。

    聴覚障害の関係者だけでなく、多くの人におすすめしたい一冊だった。
    音のない理髪店Amazon書評・レビュー:音のない理髪店より
    4065373255



    その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク