目には目を
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『目には目を』(新川帆立著、KADOKAWA)の結末には、あまりの意外さに唖然としてしまいました。 思い罪を犯し、少年院で出会った6人。この中に、10歳の女児を殺した15歳の少年Aが含まれていました。 17歳で退院したAは、被害女児の母親によって刺殺されてしまいます。18歳でした。母親は、Aと同じ時期に少年院で過ごした少年Bの密告の手紙、「xx年x月x日、午後四時半、Y建設の社員寮、xx号室に犯人はいます。北の裏口はいつもあいています。そこから、しきちに入ってください」によって、Aの居所を知ることができたのです。 密告した少年Bとは誰なのか、どうして密告したのか――本書は、仮谷苑子が、これらの疑問を解明すべく、退院した少年たちを訪ね歩いてまとめた証言集です。 被害女児の母親は、情報を得るために、SNSに次のような文章を投稿していました。「xx年x月x日、S県T市xx町三丁目―十六 中央東公園内で、娘の有海(あみ)、十歳が無惨にも首を絞められ、殺されました。犯人をさがしています。犯人は、犯行当時十五歳の少年でした。そのために、氏名も顔写真も公開されず、N少年院で一年三カ月をすごしただけで釈放。今ものうのうと生きています。情報求む。有益な情報には謝礼二百万円」。麦わら帽子をかぶってニッコリと笑う有海の写真が添えられていました。 読み終えて暫くは呆然としていたが、冷静さが戻ってくると、レフ・トルストイの『アンナ・カレーニナ』の有名な書き出し、「幸福な家族はどれも似通っているが、不幸な家族は不幸のあり方がそれぞれ異なっている」(この一節だけ、私が英語から重訳)を思い浮かべてしまいました。少年少女たちが罪を犯す前に、思い止まらせるために何かできることがあるのではないかと思うのだが・・・。 | ||||
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自分の読み方が悪いのか、少年Aが殺した子供の性別が分かりません。序章では美雪は少年Xの母親とのことですが、途中から10歳の少女の母親になっています。懸賞金の文面でも少女となっているので、少年Xとは何なのでしょう。 誰か教えて下さい。 | ||||
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新川氏の作品は楽しくすらすら読めて,かつ弁護士さんの仕事などを垣間見ることができるのが好きだったのですが,今作は違いました。 少年院の教官が,そんなにルポライターに話すかなと思ったり,少年たちの言動が世間が非行少年に持つイメージ通りだったりで途中で少し飽きてしまいました。 半分ぐらい読んだところで後半が察せられてしまったのも残念です。 結論がわかっていても楽しく読後感が良ければ嬉しかったのですが,私にとっては作者の傾向が変わって残念な作品でした。 | ||||
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犯罪を犯してしまった少年たち「欠けた人間」のディテール表現が高いことに驚きました 安易に悪魔化もせず、「みんな同じ人間」みたいな安直な着地もさせない 「この話どこに収束するんだ」とハラハラしながら読み進めました | ||||
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読後少年Bが分かってスカッとという気持ちにはならないが、なん度も「おーそういうことか!」という話の展開がおもしろい。 少年たちの短絡的な行動や、理解不能な言動も仮谷という聞き手の一言で共感でき引きこまれた。 | ||||
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