(短編集)

謎の香りはパン屋から



※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
謎の香りはパン屋から
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

6.75pt (10max) / 4件

Amazon平均点

3.12pt ( 5max) / 43件

楽天平均点

3.61pt ( 5max) / 126件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:1117位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

39.00pt

77.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2025年01月
分類

短編集

閲覧回数1,365回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数5

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

謎の香りはパン屋から

2025年01月10日 謎の香りはパン屋から

大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に、一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして? 疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

謎の香りはパン屋からの総合評価:6.25/10点レビュー 44件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

謎の香りはパン屋からの感想

2024年度の宝島社の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
広義のミステリーゆえ、本格や謎解き推理を期待するタイプの作品ではなく、かなりライトな内容です。

個人的には小中学生向けの読者層が適していると感じました。安心して子どもに読ませられる児童書ミステリーとしておすすめできそうな作品です。そう考えると非常によくできた一冊だと思います。
大学生の主人公がアルバイトとして働くパン屋の描写は、温かさに包まれていて心地よく魅力的です。パンに情熱を注ぐ店長や、派手でイケてる先輩など、登場人物たちがつくる職場の雰囲気も非常に良いです。物語はパン屋を舞台とした「日常の謎」を扱っています。謎や推理そのものは正直やや簡単すぎてミステリーとしての重みはあまり感じられませんでしたが、児童向け作品として考えればちょうどよいレベルで前向きに評価できます。また読後に嫌な印象が一切残らない点も好印象でした。

手がかりがそろった際に使われる「思考が一気に膨らんだ」というパンにちなんだ表現は好みです。パン屋ならではの比喩として効果的でした。一方でミステリーとしてパン屋という設定が必然だったのかという点についてはやや物足りなさを感じました。テーマとの結びつきが弱く他の職業のバイト先でも成立しそうな内容です。パン屋という舞台は、あくまで表紙から感じられる温かな雰囲気や、パンを好む子どもたちに向けた空気感の演出に貢献しているにとどまっているように思えました。パン屋はミステリーのための舞台というよりは、作者自身の経験がベースになっているのかもしれません。漫画家を目指す主人公や、工学部に通う紗都美さんとの交流などからも、作者の実体験や思いが反映されていると感じられ、リアルに伝わってきました。
総じてミステリーというよりは物語として楽しめる一作でした。

正直な気持ちとしてミステリーとしては☆4-5ぐらい。小学生くらいの子どもが手に取るミステリー作品として良いと思った作品でした。

egut
T4OQ1KM0
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.43:
(4pt)

「このミステリーがすごい」大賞なのに「すごくない」本

(a) パン屋でアルバイトする大学生が、店で起こるほんのちょっとした謎を解決するストーリーです。5種類のパンの名を冠した5話のストーリーから成る本です。
(b) ただ、謎と言ってもほんとうに些細な案件で、1話読み終えても「これだけ?」と思ってしまいます。ほとんどの紙幅を周りのアルバイト店員や店長や職員さんとのやりとりで費やしているのでミステリー要素はとても希薄です。なので、「このミステリーがすごい」大賞の作品なのですが、正直「すごい」作品とは思いません。
(c) 巻末に、3人の選者の選評が掲載されていますが、これを読んでも、特徴のハッキリした他の作品に何らかの難があって、結局、消去法でこの作品が選ばれたことが伝わってきます。
(d) 良くも悪くもミステリー要素の薄い、ふんわりとした空気感の本です。最終話あたりは上手にまとめており、読後感は悪くない本なので読んでもいいかもしれませんが、ぜひ読むべき本とまでは言えない本と思います。
PS)このタイプの本であれば、古い本ですが、近藤史恵さんの「タルトタタンの夢」「ヴァンショーをあなたに」「マカロンはマカロン」のシリーズをお薦めします。
謎の香りはパン屋からAmazon書評・レビュー:謎の香りはパン屋からより
4299062647
No.42:
(5pt)

興味があって読みましたがよかったです

興味があって読みましたがよかったです。やはり人ですね。
謎の香りはパン屋からAmazon書評・レビュー:謎の香りはパン屋からより
4299062647
No.41:
(1pt)

パン屋でなくてもいい、全然おもしろくないパン屋ミステリー

読後にまず出た言葉が「これで1500円(税抜き)か……」だった。
文庫だったら、後悔も少なかったかもしれないが、ちょっと内容に対しての値段が高すぎる。
パンが食べたくなったという評価があるが、そんなに美味しそうなパンの描写があっただろうか?
違うグルメ系の小説を読むといい。

どの話も特にパン屋でなくてもいいなと思い読み進めていた。
唯一パン屋でないと無理かなと思ったのは、正社員さんの謎くらいか。

また主人公があまりにも友人を追い詰めすぎる部分が鼻についた。
「もしかして、○○してた?」くらいで済ませて、「なんでわかったの?」と質問されたときに初めて推理を披露するのが友情を壊さないのではないか?
こんな追い詰め方をされたら距離を置かれるレベルだと感じるし、私はその友人に同情さえしてしまった。
そもそも「大学生が、値引きクーポンを使わないはずがない」というのは作者の思い込みにすぎない。
その部分を読んだとき「はぁ?なに言ってんだ、この主人公、バカか?」と思ってしまった。
値引きクーポンを使用したとしても、某アイスクリームショップのアイスは高いので、お金がないなら買うことすらできないという選択肢がある。
特に推し活をしており、バイトをして活動費(もしくは生活費)を稼いでいるのであれば、なおさら「買わない。我慢する」という選択肢が出てくるはずだ。
そういう違和感を抱かせた時点で、ミステリーとしては破綻している。
最後のほうで主人公が感慨深げに「最近、あまり会わなくなった」親友に思いを馳せているシーンがあるが、親友が完全に主人公と縁を切ろうとしているとしか思えず、共感できない。
ミステリー作品に慣れている人なら、どの短編も途中、もしくは冒頭でネタがわかるので、そこも残念。

途中で投げだそうかと思ったが、読みやすくはあったので最後まで読めた。
ただし私は読書スピードが遅いうえに、そこに「おもしろくない」の感情が上乗せされて4時間以上かかったが。
そう考えると、なにを思って大賞として推したのか理解できないなとも思えた。
確かに読みやすいし、謎は優しく読後感は良いほうだとは思うが、謎が易しすぎるのと、個人的に主人公に肩入れできない点が問題だった。
重版されているので、もしかしたら続編の話なども出ているかもしれないが、私は絶対に買わない。
別作品が刊行されたとしても、このレベルの作家であるなら、1500円では手を出さない。
購入して後悔させられた本は多いが、これもその一つ。
なんとも残念でしかない。

大賞は「該当者なし」でよかったのではないかと思う。
謎の香りはパン屋からAmazon書評・レビュー:謎の香りはパン屋からより
4299062647
No.40:
(4pt)

ミステリーと言えるほどの謎解きはないが癖がなく読みやすい

パン屋のバイトをしている大学生が周りの人々の不自然な行動や言動を見てその意図を読むといった内容になります
比較的現代的でVtuberのような若者に馴染みのあるものも登場します
参考図書を見るとパンに関するものが何冊も挙がっており、作中でもパンの雑学が随所に散りばめられています
私自身はそれほどミステリーを多く読まず、文学的な素養はなく、小説から学びを得ようという態度をとっているわけでもないですが読みやすさと癖のなさから星4としました

後書きみたいなところに他の選考作品との比較が載っていました。うろ覚えですが本作は尖ってはいないが癖のなさが評価されていたような気がしますね。

最後に、パンが食べたくなるので夜読むのは避けたほうが良いかもしれません
謎の香りはパン屋からAmazon書評・レビュー:謎の香りはパン屋からより
4299062647
No.39:
(5pt)

若い感性を感じるミステリー

殺人事件の無いミステリーは新鮮で面白かったです!
謎の香りはパン屋からAmazon書評・レビュー:謎の香りはパン屋からより
4299062647



その他、Amazon書評・レビューが 43件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク