月とアマリリス
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
月とアマリリスの総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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本屋大賞作家の初のサスペンス巨編!って売り文句はちょっと強引。ヒューマン・ストーリーとしては良くできている作品なので、いじめの加害と被害に焦点を絞った方が良かったと思う。 | ||||
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社会派ミステリー好きで松本清張好きな僕は、町田そのこさんがチャレンジした社会派ミステリーの本書を多くの人に薦めたい。 ミステリーといっても、まるで刑事コロンボのように、はじめに犯人の種明かしをして、現代の社会問題(九州の男尊女卑、いじめ、アスペルガー、トランスジェンダー、ネグレクト、貧困家庭、単身高齢者、週刊誌と報道)解決への問題提起をじわじわと進めていく手法は、良い意味で一つの作品内で現代社会に起こっている問題を詰め込んでいる。それは各作品が単独の社会問題提起(ハンセン病差別、在日米軍、権力者の汚職、高度経済成長期の社会の変化など)を取り扱った松本清張の作品とは異なり、その点で今までにないマルチタスクな新しい試みのようにも感じる。一つの作品内で詰め込んでいるにも関わらず、詰め込みすぎだと全く感じないのは、そして、読後感が爽やかで希望が持てるのは、問題解決(犯人確定)の後の物語り、つまり犯人の再生や加害者と被害者の後日談に多くの記述がある点かもしれない。ということで、これまでにない新しい社会派ミステリーが登場したのではないか?と感心している自分がいる。 物語の舞台となる旦過市場や、その近くにある(僕も好きなクエスト)本屋、日本で初めてのアーケード商店街の魚町銀天街、チャチャタウン、(僕は行ったことないけど)ストリップ劇場やパチンコ屋。太宰府も舞台となる。地元が北九州の僕には、犯人追跡の手がかりが掴める(多くの偶然が起こる)小倉の街は、そんなことも起こりそうだと自然に受け入れられた。 ところで、和菓子屋の包み紙の裏に書かれたメモ。僕は松本清張の愛した和菓子、湖月堂の栗饅頭のお店が登場するものとばかり思っていたが。。。 | ||||
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元週刊誌記者の飯塚みちるは、中学生のいじめ事件の記事で一人の人間の尊厳を傷つけたことから、記者としての仕事と距離をおいていたが、みちるの実家の近くで起きた白骨化した遺体が発見された事件をきっかけに、再び記者として事件を追いかけていくミステリ小説。 一人の人間を追い詰めてしまった過去から、人の言動に関して人一倍過敏になっているみちるが少しずつ事件記者としての仕事の目的ややりがいに気づいていく過程が丁寧に描かれていた。 ただ、事件に関してはミステリ的な要素は少なく感じられた。 みちるの成長を描くとともに、女性だから、男性だから、といったジェンダー差別の要素もそれとなく描かれていた。 一つの事件を通して、逃げずに最後まで加害者、被害者の話を聞き続け、それを届けることが記者としての使命であり、「記者をやり続けることこそが、罪と向き合うこと」という考え方は共感できた。 随所に人の尊厳を守ったり、誰かに傷つけられたり、愛する人への依存に言及したりするのに使われている言葉選びが秀逸で胸に響いた。 「心配とか応援とかって言葉を使えば、誰であってもひとの人生に踏み込んでいいのかな。すごくモヤモヤしちゃうんだよ。でも、善意の気持ちを拒否していいのか不安にもなる」 「わたしを受け入れてくれるひとがいたら、愛と感じるものを示してくれたら、嬉しいと思ってしまう。しかもそのひとがわたしのためにわたしの生きる道筋を考えて示してくれたら、多分、喜んでしまう。愛に従っておけばしあわせになれるって彼女の言葉を聞いて、わたしも、妄信的に誰かを頼って自分を差し出す可能性がゼロじゃないなと思ってしまったよ」 「誰だって、誰かを傷つけて生きてきてるんだよ。自分もそうだと気付いたのなら、これ以上傷つけないよう気を付けていくしかない。あなたにも誰かを傷つけた過去があったことを教えてくれたそのひとに感謝してさ。生かせばいい。それだけなんだよ。向き合うのは大事だけど、考えすぎるのはダメだ」」 | ||||
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町田そのこファンなら感動できるのかな。行き当たりばったりご都合主義な展開が多すぎるのと、やたら感傷的で泣きを誘うかのような演出に白けてしまった。トーンがウェットすぎ。 ミステリーとして読んだら杜撰だし、犯罪小説として読んだら作り物すぎる。 次回の本屋大賞ノミネート確実って言ってる人いたけど、これよりいい作品たくさんあるでしょ…。 | ||||
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サスペンスとして読むと少し物足りなさを感じるが、テーマは犯人探しではないのだろう。加害者の気持ちが繊細に書かれていて、読み応えがあった。 | ||||
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しんどかったけど読んで良かった。 内容は読んで | ||||
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