月とアマリリス

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種別
長編
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7
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あらすじ

2025年02月27日 月とアマリリス

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたのではないかと考えているという。遺体の着衣のポケットの中には、メモが入っていた。部分的に読めるその紙には『ありがとう、ごめんね。みちる』と書かれていた。遺体の背景を追って記事にできないかという宗次郎の依頼を、みちるは断る。みちるには、ある事件の記事を書いたことがきっかけで、週刊誌の記者を辞めた過去があった。自分と同じ「みちる」という名前、中学生のころから憧れ、頑張り続けた記者の仕事。すべてから逃げたままの自分でいいのか。みちるは、この事件を追うことを決めた──。(「BOOK」データベースより)

評判

月とアマリリスの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

月とアマリリスの総合評価:

8.33/10点 レビュー 15件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

かなり強引すぎるストーリー展開(サスペンスでも、ミステリーでもない)

本屋大賞作家の初のサスペンス巨編!って売り文句はちょっと強引。ヒューマン・ストーリーとしては良くできている作品なので、いじめの加害と被害に焦点を絞った方が良かったと思う。
山で身元不明の老人の死体が発見されるオープニングはミステリーだが、真相を解明するプロセスがミステリーとしてはシンプル過ぎる(偶然の重なりで謎が解かれていくので緊張感がない)。エンディングのエピソードもミステリーやサスペンスではなく、人間の気付きのお話でしかない。
繰り返すが、ヒューマン・ストーリーとしては良くできており、オススメしたい。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14
(5pt)

飽きない展開で読み応えあり

昔の女性への型にはまった見方や、ジェンダー要素をベースにしながら、ストーリー自体がしっかりしていて読み応えある。
この手の展開は得てしてメッセージ性が強すぎて、本編が霞む場合があるけど、そのような心配は全くなし。

事件へのアプローチが通り一辺倒でなく、展開を楽しめる。
被害者、加害者、それを取材する者のそれぞれの描写が良い。
月とアマリリス Amazon書評・レビュー: 月とアマリリスより
4093867453
No.13
(5pt)

松本清張の地元・北九州小倉を舞台にこれまでにない新しい社会派ミステリーが登場!?

社会派ミステリー好きで松本清張好きな僕は、町田そのこさんがチャレンジした社会派ミステリーの本書を多くの人に薦めたい。

ミステリーといっても、まるで刑事コロンボのように、はじめに犯人の種明かしをして、現代の社会問題(九州の男尊女卑、いじめ、アスペルガー、トランスジェンダー、ネグレクト、貧困家庭、単身高齢者、週刊誌と報道)解決への問題提起をじわじわと進めていく手法は、良い意味で一つの作品内で現代社会に起こっている問題を詰め込んでいる。それは各作品が単独の社会問題提起(ハンセン病差別、在日米軍、権力者の汚職、高度経済成長期の社会の変化など)を取り扱った松本清張の作品とは異なり、その点で今までにないマルチタスクな新しい試みのようにも感じる。一つの作品内で詰め込んでいるにも関わらず、詰め込みすぎだと全く感じないのは、そして、読後感が爽やかで希望が持てるのは、問題解決(犯人確定)の後の物語り、つまり犯人の再生や加害者と被害者の後日談に多くの記述がある点かもしれない。ということで、これまでにない新しい社会派ミステリーが登場したのではないか?と感心している自分がいる。

物語の舞台となる旦過市場や、その近くにある(僕も好きなクエスト)本屋、日本で初めてのアーケード商店街の魚町銀天街、チャチャタウン、(僕は行ったことないけど)ストリップ劇場やパチンコ屋。太宰府も舞台となる。地元が北九州の僕には、犯人追跡の手がかりが掴める(多くの偶然が起こる)小倉の街は、そんなことも起こりそうだと自然に受け入れられた。

ところで、和菓子屋の包み紙の裏に書かれたメモ。僕は松本清張の愛した和菓子、湖月堂の栗饅頭のお店が登場するものとばかり思っていたが。。。
月とアマリリス Amazon書評・レビュー: 月とアマリリスより
4093867453
No.12
(4pt)

人の言動に関して人一倍過敏になっているみちるが少しずつ事件記者としての仕事の目的ややりがいに気づいていく過程が丁寧に描かれていた

元週刊誌記者の飯塚みちるは、中学生のいじめ事件の記事で一人の人間の尊厳を傷つけたことから、記者としての仕事と距離をおいていたが、みちるの実家の近くで起きた白骨化した遺体が発見された事件をきっかけに、再び記者として事件を追いかけていくミステリ小説。

一人の人間を追い詰めてしまった過去から、人の言動に関して人一倍過敏になっているみちるが少しずつ事件記者としての仕事の目的ややりがいに気づいていく過程が丁寧に描かれていた。

ただ、事件に関してはミステリ的な要素は少なく感じられた。

みちるの成長を描くとともに、女性だから、男性だから、といったジェンダー差別の要素もそれとなく描かれていた。

一つの事件を通して、逃げずに最後まで加害者、被害者の話を聞き続け、それを届けることが記者としての使命であり、「記者をやり続けることこそが、罪と向き合うこと」という考え方は共感できた。

随所に人の尊厳を守ったり、誰かに傷つけられたり、愛する人への依存に言及したりするのに使われている言葉選びが秀逸で胸に響いた。

「心配とか応援とかって言葉を使えば、誰であってもひとの人生に踏み込んでいいのかな。すごくモヤモヤしちゃうんだよ。でも、善意の気持ちを拒否していいのか不安にもなる」

「わたしを受け入れてくれるひとがいたら、愛と感じるものを示してくれたら、嬉しいと思ってしまう。しかもそのひとがわたしのためにわたしの生きる道筋を考えて示してくれたら、多分、喜んでしまう。愛に従っておけばしあわせになれるって彼女の言葉を聞いて、わたしも、妄信的に誰かを頼って自分を差し出す可能性がゼロじゃないなと思ってしまったよ」

「誰だって、誰かを傷つけて生きてきてるんだよ。自分もそうだと気付いたのなら、これ以上傷つけないよう気を付けていくしかない。あなたにも誰かを傷つけた過去があったことを教えてくれたそのひとに感謝してさ。生かせばいい。それだけなんだよ。向き合うのは大事だけど、考えすぎるのはダメだ」」
月とアマリリス Amazon書評・レビュー: 月とアマリリスより
4093867453
No.11
(1pt)

犯罪小説としてもミステリー小説としても中途半端

町田そのこファンなら感動できるのかな。行き当たりばったりご都合主義な展開が多すぎるのと、やたら感傷的で泣きを誘うかのような演出に白けてしまった。トーンがウェットすぎ。

ミステリーとして読んだら杜撰だし、犯罪小説として読んだら作り物すぎる。
次回の本屋大賞ノミネート確実って言ってる人いたけど、これよりいい作品たくさんあるでしょ…。
月とアマリリス Amazon書評・レビュー: 月とアマリリスより
4093867453
No.10
(5pt)

良かった

しんどかったけど読んで良かった。
内容は読んで
月とアマリリス Amazon書評・レビュー: 月とアマリリスより
4093867453

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