育った家がごみ屋敷となり果て、久しぶりに戻った美佐。家を片づけていく過程で金庫を発見する。

【罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。

南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。

取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。

おんぼろアパート「朧荘」に住む女子大生夏芽と、同じアパートに住む頭脳明晰でミステリアスな老人鳴滝の凸凹コンビが、街の難事件を鮮やかに解決する！　謎の老人鳴滝の正体とは一体ーー。

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

我々は、なぜ小説を読むのか。

第71回江戸川乱歩賞受賞作！ 「営業ノルマ」は、2週間で2億円。 稼げなければ、全員まとめて地獄行き。

あなたと私は違う。だから、一緒にいようーー。

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか？　大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。

5歳の男児が神森で行方不明になった。同じ一週間、4人の男女も森に迷い込んでいた。

「俺は世界を戦慄せしめているか？」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。

あのとき、 もっと話せていたら あの人を殺めずに、すんだのかな。 まだ引き返せる。

〈あらすじ〉 　首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

『52ヘルツのクジラたち』本屋大賞受賞作家、町田そのこ最新作！ 蛍が舞う夜ーー山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、どうしようもない状況に追い込まれ、互いの罪を隠し合う“共犯者”となった。

築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

亀戸で複数の死傷者を出した無差別殺傷事件が発生。犯人の深瀬という男は逮捕後、「死刑になりたかった」と供述している。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。

大ベストセラー『三千円の使いかた』と一緒に読んでほしい新作！ それぞれの月収に見合う生活を送る6人。

中学卒業と同時に親元から飛び出し歌舞伎町にたどり着いた15歳の少女・七瀬。

ほどいてつないで私はもう一度踏み出せる。

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……？ 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは？ 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。

自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。

ある３月の週末、ＳＮＳ上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。

anan人気連載12編＋書き下ろし12編、待望の書籍化 5年連続本屋大賞ノミネートの最注目作家・青山美智子が贈る優しさ成分120%の物語 その一瞬に、 祝福の一粒を。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

二百年前の人骨のDNAが 四年前に失踪した妹のものと一致!? ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。

内気な人々が集まって暮らすその土地は、“アカシアの野辺”と名付けられていた。

許されなくてもいい。だから優しく無視して。

痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。

ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。 地獄は始まる。

高永家の子供たちは四兄妹。

長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知。双方の家族が縋ったのは、新宿にある自立支援センター。