殺し屋の営業術
- 殺し屋 (86)
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凄かった。。。 今まで様々なレビューを書いてきましたが、「凄かった」と最初に叫びたくなる作品はなかなかありません。 読んだあとすぐに感じたこと。 それは、「なんなの!この怒涛の面白さ」 トップセールスとして腕を鳴らしていた男性が、自らの生死を賭けて、殺人請負集団の営業を務めることになるという構図。 当然、競合を出し抜き、厳しいノルマを達成するための営業戦略がカギとなります。 内容が内容だけに、残酷かつグロテスクであくどいシーンもありますが、凄腕の営業マンとして敵・味方関係なく各人の心理状態を把握、手玉にとっていく主人公の様子は、本当に「スゴイ」としか言いようがなかったです。 何重にも考えられた罠も「スゴイ」し、裏社会が絡む暗殺という怖い世界を見ているはずなのに読者の読む手を止めさせないのも「スゴイ」。 最後は本当に「お見事!」としか言いようがありませんでした。 全てのシーンが印象に残る楽しいエンタメ小説でした。 当然、一気読み。 アクションシーンも豊富なので、是非実写化してほしいです | ||||
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一、あれこれ ◯やー、面白かった。土曜の朝が明けるまで、徹夜で読んでしまった。 ◯主人公のセールス・トーク風に書くと、「ここで私を落としたら、あなたは必ず後悔します。私を選んでくだされば、必ず営業成績を達成してあなたを窮地から救う自信があります。絶対に後悔させないと約束しますので、ぜひ私を選んでください」。 で、見事選ばれたこの本が、この先、見事営業成績を達成することを祈りたい。この面白さならそれは確実と思うが・・。 ◯面白い以外に良かった点は、ア、主人公の目的が何よりも営業ノルマの達成にあること、イ、敵役の女性が実に魅力的に描かれていて、それが最後のカタルシスに繋がっていくこと、であった。 ◯欠点としては、構成も、アイデアも、キャラクター造型も、テンポも、文章も、ほぼ完成していて、新人らしさの乏しいこと・・これは著者が現役作家なので、しかたないだろう。 ◯クライム・ノヴェルとしては傑作であっても、ミステリー臭が弱いという読者意見があるかも知れないが、警察介入させないクライム・ノヴェルは謎をたくさん織り込めるという点では便利で、本書にも、魅力的な謎がいろいろ詰まっている。後半はそのいろいろな謎が鮮やかに解かれていく点で、古風なミステリー的要素もあると思う。 ニ、蛇足 ◯選評を読むと、候補作が5編あり、どれもなかなか好評であったようだが、本書の衝撃的面白さに、全選考委員が本書を選び、他は落選作となってしまった。 湊選考委員によると、落選4作品とも、他の年に応募していたら、受賞していたかもしれません、とのこと。 次点的評価となった「メアリがいた夏」は1950年の英国の田舎で起きた少年時代の事件を回想するクリスティ風の本格とのこと・・・読みたいな。 | ||||
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