嘘と詐欺と異能学園
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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作者の野宮有は2025年度の江戸川乱歩賞受賞作家です。すでに商業作品が出版されているという事から本書を手に取りました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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こういう設定の作品は好きなのですが、先行作品と比べてクオリティは高くなかったと思います。 結局主人公の敵の倒し方は、超人的な力を持った協力者頼みの事前準備によるものなので、頭脳戦と呼ぶには微妙だったかと。 もっと嘘と詐欺だけで無能力者が異能力を倒す展開を期待していました。 また、飄々としてウィットに富んだ会話劇を繰り広げるけど実は過酷なトラウマを背負ってる系の主人公も個人的に大好きなのですが、この作品の主人公周りの会話劇は単純に面白くなかったかな・・・ | ||||
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途中なんだ、そんなことかと勝手に納得して理解しているつもりでいたけど、後半で見事に自分も騙されていたことに気づいてこれは他の人にも勧めたいと思う1作でした。 | ||||
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途中、あまりにも稚拙なストーリー展開に、伏線か駄作なのかに戸惑い、読むのを諦めかけたが、それはちゃんと作者の狙ったストーリー展開であることは、読み進めていく上で理解できた。 このクオリティが続くのであれば、かなり面白い作品になることは間違いない。 | ||||
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ストーリーはまあまあ良かったが、肝心の頭脳戦が微妙でした。 主人公は無能力者なので事前にトリックや嘘を仕掛けたりしてずる賢く戦う訳ですが、問題はそのトリックや嘘を仕掛けた描写や伏線が無く、毎回戦いが終わったあとに”数日前〜”など回想を入れ、実はあの時○○に小細工をしてたんだ!とネタばらしをしてきます。 もうひとつ、地の文が嘘をついて読者を騙すというトリックとして1番やってはいけないことをやってきます。 最後のどんでん返しとして叙述トリックが使われてるのですが、それには「フェア・プレイの原則」というものがあり①地の文に嘘を書いてはならない。②解決のための手がかりがすべて読者に提示されなければならない。が守られておらず、頭脳戦においては非常に残念な出来でした。 ただ主人公が勝つ姿をみたいだけという人なら良いかもしれませんが、一体どういったトリックをしたんだろう?どうやって勝つんだろう?伏線はどこだ?といった考えながら読む人には向いてないと思いました。 | ||||
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無能力者が能力者たちの学校で、相手を騙して勝利していくお話。 そこはよくある話ですが、学園を通して国の組織をどうにかしようとする所も加えられており、興味深いです。 また主人公が完全な無能力者であるために、いかに相手をうまく騙し、弱点を見つけ立ち回るかが見所です。 今回はよかったですが、完全な無能力者という設定が難しそうで、それが見かけ倒しの作中のみの「すごい詐欺」にならないかは懸念事項です。 もっとも、この「能力がない」すら嘘の可能性はありますが。 うまく展開していく期待もこめての星4評価です。 実のところ、この無能力者でもなんとか戦えるのための下準備はされていて、 異能力者が生まれるようになってから30年程度ということで、異能バトルに読みなれた身からするとさほど強力ではない物などもひとつです。 (世の中の異能バトルて世界に現れてから数年で強力な能力者登場しますが、よく考えたら、そんなに強かったら、個人が社会簡単に変えれます。) 登場人物が学生というのもあるでしょうが、このレベルなら銃や刀の達人なら勝てるでしょう。 もう一点あげると、多少の差はあるでしょうが、まだ「無声映画」の世界で、技術レベルが現実の第二次世界大戦レベルであること。 国や組織が持つ技術がそこまでではないために、個人のもつ力量で対抗できなくもないなどの工夫がされています。 現代のインターネットや防犯技術などがないために、現在なら通用しない手もできる世界です。 (自分が子供の頃の番組を見て、こんなに昔はひどいレベルだったっけと思うほど、ここ2、30年の技術発展は凄まじいです) こういう風に能力のないものでも通用できる作中設定の工夫がされているので、そのあたりも込みで続きが楽しみです。 | ||||
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