嘘と詐欺と異能学園



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初公開日(参考)2021年07月
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長編小説

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嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)

2021年07月09日 嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)

無能力の最強詐欺師がエリート異能学園で成り上がる。 究極の知略バトル! 国中から集まったエリート異能力者が日々熾烈な競争を繰り広げるハイベルク国立特異能力者養成学校。 無能力者なのにもかかわらず入学試験を突破した天才詐欺師のジンは、〈災禍の女王〉と恐れられる少女・ニーナと出会う。実は彼女も、天才的な演技で周囲を騙し続けてきた無能力者だった。 お互いの秘密を共有した二人は、学園の頂点を目指すため共犯関係を結び、エリート異能力者たちを策略にハメていく――。 「俺とあんたが組めば、世界すら騙し通せる」 最強の嘘吐きたちがあなたを魅了する、究極の“騙し合い”エンターテインメント。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

嘘と詐欺と異能学園の総合評価:7.89/10点レビュー 9件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

嘘と詐欺と異能学園の感想

作者の野宮有は2025年度の江戸川乱歩賞受賞作家です。すでに商業作品が出版されているという事から本書を手に取りました。
本書を読む限り、今年の乱歩賞作品に期待が高まりました。

本書は能力者が集まる学園を舞台とした詐欺師の物語です。レーベル通り雰囲気はライトノベルです。
主人公は異能が使えない一般人。無能力者にも関わらず、ある目的の為に学園に潜入し、詐欺と策略で異能学園の戦いを勝ち進む下剋上ものの物語。
シリーズものではありますが、1巻だけでも物語としてのまとまりがあり、しっかりと楽しめました。

ミステリーのような大仕掛けを期待するタイプの作品ではありませんが、ライトノベルという枠組みの中では、仕掛けも十分に楽しめました。不自然に凝りすぎることもなく、内容が簡単に把握しやすいギミックなので気軽に楽しめます。
主人公とヒロインの性格や関係性もいい塩梅で読んでいて楽しいので、キャラクターものとしても良かったです。心理戦や詐欺にまつわる駆け引きも、コンゲーム小説としてしっかりと描かれており、そうした知的な読みどころも面白く感じました。
ライトノベルとして設定だけを見ると、アニメやラノベでは見慣れた印象もあり、突出した個性があるわけではないため、映像映えもやや難しく、ジャンルの中での立ち位置は少々曖昧ですが、文章や語り口や心情などは面白いので確かに一般小説で読んでみたいなと思わせる感覚で個人的には好みで楽しめました。

文章は読みやすく、詐欺師の騙し合いの内容も面白かった為、乱歩賞を取った『殺し屋の営業術』という文芸作品がどのようになっているか楽しみになりました。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.8:
(3pt)

上位互換の作品がいくつかあるような・・・

こういう設定の作品は好きなのですが、先行作品と比べてクオリティは高くなかったと思います。
結局主人公の敵の倒し方は、超人的な力を持った協力者頼みの事前準備によるものなので、頭脳戦と呼ぶには微妙だったかと。
もっと嘘と詐欺だけで無能力者が異能力を倒す展開を期待していました。
また、飄々としてウィットに富んだ会話劇を繰り広げるけど実は過酷なトラウマを背負ってる系の主人公も個人的に大好きなのですが、この作品の主人公周りの会話劇は単純に面白くなかったかな・・・
嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)より
4049136783
No.7:
(5pt)

久しぶりにラノベを読んだが面白かった

途中なんだ、そんなことかと勝手に納得して理解しているつもりでいたけど、後半で見事に自分も騙されていたことに気づいてこれは他の人にも勧めたいと思う1作でした。
嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)より
4049136783
No.6:
(5pt)

これが続けば…

途中、あまりにも稚拙なストーリー展開に、伏線か駄作なのかに戸惑い、読むのを諦めかけたが、それはちゃんと作者の狙ったストーリー展開であることは、読み進めていく上で理解できた。
このクオリティが続くのであれば、かなり面白い作品になることは間違いない。
嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)より
4049136783
No.5:
(3pt)

ファンタジー版よう実

ストーリーはまあまあ良かったが、肝心の頭脳戦が微妙でした。

主人公は無能力者なので事前にトリックや嘘を仕掛けたりしてずる賢く戦う訳ですが、問題はそのトリックや嘘を仕掛けた描写や伏線が無く、毎回戦いが終わったあとに”数日前〜”など回想を入れ、実はあの時○○に小細工をしてたんだ!とネタばらしをしてきます。

もうひとつ、地の文が嘘をついて読者を騙すというトリックとして1番やってはいけないことをやってきます。
最後のどんでん返しとして叙述トリックが使われてるのですが、それには「フェア・プレイの原則」というものがあり①地の文に嘘を書いてはならない。②解決のための手がかりがすべて読者に提示されなければならない。が守られておらず、頭脳戦においては非常に残念な出来でした。

ただ主人公が勝つ姿をみたいだけという人なら良いかもしれませんが、一体どういったトリックをしたんだろう?どうやって勝つんだろう?伏線はどこだ?といった考えながら読む人には向いてないと思いました。
嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)より
4049136783
No.4:
(4pt)

まあまあ面白かった

無能力者が能力者たちの学校で、相手を騙して勝利していくお話。
そこはよくある話ですが、学園を通して国の組織をどうにかしようとする所も加えられており、興味深いです。
また主人公が完全な無能力者であるために、いかに相手をうまく騙し、弱点を見つけ立ち回るかが見所です。
今回はよかったですが、完全な無能力者という設定が難しそうで、それが見かけ倒しの作中のみの「すごい詐欺」にならないかは懸念事項です。
もっとも、この「能力がない」すら嘘の可能性はありますが。
うまく展開していく期待もこめての星4評価です。

実のところ、この無能力者でもなんとか戦えるのための下準備はされていて、
異能力者が生まれるようになってから30年程度ということで、異能バトルに読みなれた身からするとさほど強力ではない物などもひとつです。
(世の中の異能バトルて世界に現れてから数年で強力な能力者登場しますが、よく考えたら、そんなに強かったら、個人が社会簡単に変えれます。)
登場人物が学生というのもあるでしょうが、このレベルなら銃や刀の達人なら勝てるでしょう。

もう一点あげると、多少の差はあるでしょうが、まだ「無声映画」の世界で、技術レベルが現実の第二次世界大戦レベルであること。
国や組織が持つ技術がそこまでではないために、個人のもつ力量で対抗できなくもないなどの工夫がされています。
現代のインターネットや防犯技術などがないために、現在なら通用しない手もできる世界です。
(自分が子供の頃の番組を見て、こんなに昔はひどいレベルだったっけと思うほど、ここ2、30年の技術発展は凄まじいです)

こういう風に能力のないものでも通用できる作中設定の工夫がされているので、そのあたりも込みで続きが楽しみです。
嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)より
4049136783



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