百年の時効



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初公開日(参考)2025年08月
分類

長編小説

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百年の時効

2025年08月20日 百年の時効

刑事たちの昭和は終わらない。 真犯人が見つかる、その日まで。 1974年に起きた一家惨殺事件。 未解決のまま50年ーー。 アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。 嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。 現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方はーー。 感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス(「BOOK」データベースより)




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百年の時効の総合評価:8.96/10点レビュー 53件。Aランク


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(9pt)

百年の時効の感想

昭和、平成、令和と連綿と続く複雑な事件を追う奥の深い、骨太な小説。それぞれの時代の誰の記憶にも残る象徴的な出来事や事件を絡めて、リアリティ溢れる作品だった。「百年」の長さ・重さを思い知ることができた。
登場人物では、鎌田と藤森の両刑事が特に印象的。藤森菜摘にはどこかで再登場してもらいたいな。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.52:
(5pt)

複雑な積み重ねのプロットが最後にまとまっていく

力作。緻密なプロットの積み重ねで、構成されている。複雑な積み重ねのプロットが最後にまとまっていくのは見事。近年、満足のいく作品。
百年の時効Amazon書評・レビュー:百年の時効より
4344044797
No.51:
(5pt)

昭和•平成•令和の50年。時を超えた4人の刑事達の執念の共同捜査に胸が打たれる。傑作。

昭和49年の佃島一家殺傷事件、その奥にあって戦後の混乱も冷めやらぬ昭和25年、函館一家強殺事件。そして事件の鍵を握る人物たちが揃って収斂する戦前の満鉄こと満州鉄道に関する共通項。

昭和49年事件を直接担当し、昭和25年事件に肉迫する警視庁の鎌田、湯浅両刑事。

平成になり、昭和49年事件への関与が疑われた闇社会幹部の惨殺事件が発生し、尚も執念で追いすがる鎌田と草加。

そんな鎌田も既に定年退職した令和6年の現代、草加から1年の猶予で最後のバトンを託された葛飾署の若手女性刑事•藤崎。

思いもよらぬ大昔の事件の幕引きに、最初戸惑う藤崎だったが、次第に闇の奥に足を踏み入れ、80年前の満鉄、70年前の函館事件の知られざる真実、そして60年前の横須賀•少年保護施設での出来事に迫ってゆく。

誰がその時代に何を動機にそんな事件を引き起こしたのか。

その背景や動機の複雑さ、偶然と必然に驚かされつつも、本作の読みごたえ、面白さの源泉は、そこだけではない。

昭和•平成•令和50年間3つの時代、連綿と受け継がれた鎌田、湯浅、草加、藤崎の4人の刑事たちの執念、ときを越えた共同作業、共同捜査。

50年間かけなければ解けなかった謎の数々。

昭和49年事件の血塗れの現場に臨場した湯浅•鎌田と同じ執念同じ必死さで50年後の今、藤崎を突き動かすものは何か。

そして、藤崎と草加は、容疑者との最後の対峙に赴く。

各時代において世間を揺るがせた大事件として、丸の内企業連続爆破事件、昭和天皇大喪の礼、地下鉄サリン事件とオウム真理教本部突入事件、阪神淡路大震災等々もおり混ぜ、刑事たちの迫真の動きが活写される。

既にたくさんの方が絶賛しており、今更言うまでもないことなのですが、重厚なサスペンス、推理小説が好きな方は本作は見逃すべきではないかと。正月休みに一気読みしましたが、まさに時間をかけて集中して読むにふさわしい素晴らしい1冊です。
百年の時効Amazon書評・レビュー:百年の時効より
4344044797
No.50:
(4pt)

550ページの大作です

動機にやや無理があるように感じる一方、これだけの長い話を書こうとした著者の筆力に感心する。登場人物一覧を作っておかないと、話が長いので、時間ができた時に少しづづ読むと、混乱する。
百年の時効Amazon書評・レビュー:百年の時効より
4344044797
No.49:
(5pt)

心をつかまれた長編骨太小説

こんなに長くて分厚い骨太小説なのに気になりすぎてご飯中、通勤中、もはやトイレ中と基本的に寝る時間以外の隙間時間で一気読みしてましった…読み応えありすぎ。
昭和から平成、平成から令和へかけてみる刑事の執念というものを目撃した気分。
いやほんと買って良かった。
全てを知ってからまた最初から読み直すのもまた良き。
百年の時効Amazon書評・レビュー:百年の時効より
4344044797
No.48:
(3pt)

広く浅い「戦後警察史」

犯罪の謎部分については、『火曜サスペンス劇場』程度の答え合わせだった。(現実世界でそんな事があれば、なかなかセンセーショナルだろうけれど、ドラマ世界ではあるある、みたいな。勘のいい人なら冒頭の子供のモノローグの部分で、早くもピンとくるものがあるのでは。)
戦後警察史としては面白かったけれど、いかんせん「広く浅く」過ぎて。一つの事を深く掘り下げた小説の方が私は好きなのかも。
作中で登場した満州建国大学について、三浦英之さんの書かれた『五色の虹』を読んで、うっかりAmazonに感想も書けないぐらい深く感じるものがあったので、作中で戦中のエキセントリックな大学みたいに安易に取り扱われているのがちょっとだけ悲しかった。(扱うなら扱うで、犯人の心情や生い立ちも含め、もう少し深いところまで書いて欲しかった。)
百年の時効Amazon書評・レビュー:百年の時効より
4344044797



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