普天を我が手に 第一部
- 裏社会 (122)
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続きが待ち遠しいです | ||||
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ケン・フォレットの「百年三部作」が好きなので、ああいうのの日本バージョン誰か書いてくんないかなーと常々思ってました。だからまずは奥田先生書いててくれてありがとうございます。読み応えありました。子供たちのエピソードで、子供同士のケンカやトラブルに対する親子の向き合い方が、四親子みんな違ってみんな好いでした。昭和に、時代の波に抗ったり乗っかったりして生きる人間の小説はいろいろあるけれど、この作品は立場の違う四人の群像劇なので、同じ事象も立場の違いでそれぞれ捉え方が逆さまなったり、と思いきや逆に立場は真逆でも結局そこは御同様になるのかーという展開もあって面白かった。しかし男女、左右、硬派軟派関係なく、自分の生き方に腹を括った人はかっこいい!続きが楽しみです。 | ||||
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某大学教授が民草とか言って帯に激賞しておられましたが、ダラダラ、だらだらと市井の戯言が続き、半分くらい読んで、女性活動家が結婚する辺りから、余りに内容が浅薄なので、時間の無駄と思い止めました。 大河小説とは烏滸がましいです。河底が浅すぎます。 ただ戦争前の時代背景はうまく取り込んでおられました。 | ||||
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今年中に第三部完結編まで発売される予定の、昭和サーガの第一部だ。 著者は大好きな作家の1人で、長編はすべて読んできた。 『無理』『最悪』や『オリンピックの身代金』をはじめとするミステリーはもちろん、『空中ブランコ』等のユーモア小説もいい。 特に、群像劇には抜群の手腕を発揮する。 その奥田が、歴史群像劇に挑んだのが本書だ。 昭和サーガと称されているように、昭和の時代を群像劇で描く。 第一部の主要な登場人物は、財閥家の一員で日米戦争回避派の陸軍エリートと、その息子。婦人参政権運動の中心となる雑誌「群青」の未婚の女性編集者とその娘。娘の父親は反体制活動家だが、酒におぼれていく。金沢のヤクザの親分が引き取った、同地の会社経営者の妾腹の息子、そして慶応ボーイだが日本に居られなくなって満州国に逃れたジャズミュージシャン・プロモーターと、その息子。 これら4組の親子が主要な登場人物であり、しかも子供たち4人はいずれも誕生したのが昭和元年である。昭和元年というのは、1926年の12月25日から12月31日までの7日間しかない。つまり昭和の始まりから物語がスタートしている。 序盤では、群像劇であるから仕方がない面もあるが、視点人物の変化が慌ただしいと感じるところもあるが、後半にいたってはそれも感じさせない。 歴史をよく捉えていると感じさせる描写がいたるところに顕われている。 例えば、群青編集長のタキは、治安維持法によって特高刑事に張り付かれるのだが、そこでの二人のやり取り。 弾圧する側とされる側との間に生じる日常に根差したやりとりには、きっとあの時代でもそうだったに違いないと思わせられる。 ディテールへの想像力と描写力が圧倒的なのだ。 この時代の日本と満州については、たくさんの歴史書や小説を読んできた。 それらで知った事柄とも矛盾していない。 奥田流の昭和サーガは太平洋戦争の開戦までが第一部となっている。第二部では戦争中、第三部は戦後へと続くのだろうか。 楽しみである。 | ||||
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奥田英朗氏は本当に色んな作風を書くエンターテイメント界の至宝と呼ばれるのが改めてわかりました。 戦争に関する話や映画は苦手で避けてきましたが大ファンの奥田英朗作品なら読まないわけにはいかない。 遅読の私ですが600ページの大作を10日間で読み切りました。 関係性や漢字や地名、人名がゴチャゴチャになり途中で離脱しかけましたが、頑張って読み切ってよかったです。 第一部の終わり方も上手く、早く第二部が読みたいです。 | ||||
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