普天を我が手に 第一部



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初公開日(参考)2025年06月
分類

長編小説

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普天を我が手に 第一部

2025年06月18日 普天を我が手に 第一部

大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。   一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。  ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。  さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。  大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。  昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。(「BOOK」データベースより)




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No.6:
(5pt)

とても面白い

続きが待ち遠しいです
普天を我が手に 第一部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第一部より
4065388767
No.5:
(5pt)

自分の生き方に腹を括った人はかっこいい!

ケン・フォレットの「百年三部作」が好きなので、ああいうのの日本バージョン誰か書いてくんないかなーと常々思ってました。だからまずは奥田先生書いててくれてありがとうございます。読み応えありました。子供たちのエピソードで、子供同士のケンカやトラブルに対する親子の向き合い方が、四親子みんな違ってみんな好いでした。昭和に、時代の波に抗ったり乗っかったりして生きる人間の小説はいろいろあるけれど、この作品は立場の違う四人の群像劇なので、同じ事象も立場の違いでそれぞれ捉え方が逆さまなったり、と思いきや逆に立場は真逆でも結局そこは御同様になるのかーという展開もあって面白かった。しかし男女、左右、硬派軟派関係なく、自分の生き方に腹を括った人はかっこいい!続きが楽しみです。
普天を我が手に 第一部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第一部より
4065388767
No.4:
(1pt)

大河小説とは烏滸がましい。

某大学教授が民草とか言って帯に激賞しておられましたが、ダラダラ、だらだらと市井の戯言が続き、半分くらい読んで、女性活動家が結婚する辺りから、余りに内容が浅薄なので、時間の無駄と思い止めました。

大河小説とは烏滸がましいです。河底が浅すぎます。
ただ戦争前の時代背景はうまく取り込んでおられました。
普天を我が手に 第一部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第一部より
4065388767
No.3:
(5pt)

奥田英朗の描く昭和史群像劇

今年中に第三部完結編まで発売される予定の、昭和サーガの第一部だ。

著者は大好きな作家の1人で、長編はすべて読んできた。
『無理』『最悪』や『オリンピックの身代金』をはじめとするミステリーはもちろん、『空中ブランコ』等のユーモア小説もいい。
特に、群像劇には抜群の手腕を発揮する。
その奥田が、歴史群像劇に挑んだのが本書だ。
昭和サーガと称されているように、昭和の時代を群像劇で描く。

第一部の主要な登場人物は、財閥家の一員で日米戦争回避派の陸軍エリートと、その息子。婦人参政権運動の中心となる雑誌「群青」の未婚の女性編集者とその娘。娘の父親は反体制活動家だが、酒におぼれていく。金沢のヤクザの親分が引き取った、同地の会社経営者の妾腹の息子、そして慶応ボーイだが日本に居られなくなって満州国に逃れたジャズミュージシャン・プロモーターと、その息子。
これら4組の親子が主要な登場人物であり、しかも子供たち4人はいずれも誕生したのが昭和元年である。昭和元年というのは、1926年の12月25日から12月31日までの7日間しかない。つまり昭和の始まりから物語がスタートしている。

序盤では、群像劇であるから仕方がない面もあるが、視点人物の変化が慌ただしいと感じるところもあるが、後半にいたってはそれも感じさせない。
歴史をよく捉えていると感じさせる描写がいたるところに顕われている。
例えば、群青編集長のタキは、治安維持法によって特高刑事に張り付かれるのだが、そこでの二人のやり取り。
弾圧する側とされる側との間に生じる日常に根差したやりとりには、きっとあの時代でもそうだったに違いないと思わせられる。
ディテールへの想像力と描写力が圧倒的なのだ。
この時代の日本と満州については、たくさんの歴史書や小説を読んできた。
それらで知った事柄とも矛盾していない。
奥田流の昭和サーガは太平洋戦争の開戦までが第一部となっている。第二部では戦争中、第三部は戦後へと続くのだろうか。
楽しみである。
普天を我が手に 第一部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第一部より
4065388767
No.2:
(5pt)

奥田英朗はもっと評価されるべき作家

奥田英朗氏は本当に色んな作風を書くエンターテイメント界の至宝と呼ばれるのが改めてわかりました。
戦争に関する話や映画は苦手で避けてきましたが大ファンの奥田英朗作品なら読まないわけにはいかない。
遅読の私ですが600ページの大作を10日間で読み切りました。
関係性や漢字や地名、人名がゴチャゴチャになり途中で離脱しかけましたが、頑張って読み切ってよかったです。 
第一部の終わり方も上手く、早く第二部が読みたいです。
普天を我が手に 第一部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第一部より
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