神都の証人
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とてもおもしろく読ませてもらった。ただイヤミスでもないのに、読後感は非常に良くない。 二部構成全四章の作品だが、どの章も必ずバッドエンドで終わる。特に最終章は、ハッピーエンドに見せかけて その先に多くの人の人生が暗転していくことが予想される結末。死者の尊厳を守るために、生者の未来が損なわれていくことになるのだろう。それが真実だからという理由で、それが正義だという主張のもとに。とにかく裁判に勝つことが目的で真実を無視する弁護士に共感できないのと同様に、真実のみを盲信して 人々の幸福を考えない正義マンの弁護士にも共感できない人が多いのではないだろうか。 そもそも 最後にその判断をくだす弁護士は、本当に正義を思っていたのか疑問ですらある。自分よりはるかに有能で知名度もある父や兄、自分より優秀で出世街道をひた走る妻、常に そうした周囲の付属品扱いをされてきた男が失う未来など、兄や妻が失うものと比較したら小さなものでしかない。コンプレックスを抱えて生きてきた男による潜在的な破壊衝動の発露を疑うのは、うがちすぎだろうか? | ||||
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