青の純度
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バブル時代にブームとなったイルカなどのマリンアート。 それを彷彿とさせる画家が目に浮かぶ。 美術ミステリーの舞台はハワイ。 美術系編集者は純度の高い青の中へ潜って掘り起こしていく。 あのころ、日本人の琴線に触れた絵の真相とは。 | ||||
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初見のインパクトは確かに間違いなく強かった が、巷に溢れかえるのが早すぎて初見の新鮮さが薄れるのも早く 店だの部屋だのポスター飾ってるのを見ると口元におそらく揶揄の「あ~」を浮かべていた自分がいた と、いう事を思い出した 「商法」の方に関してはよく知らなかったんだが ついつい気になってしまって「実際にはどうだったんだろう」を 都度検索して答え合わせしながら読んでしまった… モデルというか元ネタがはっきりしてると自分は↑をやりがちで 読みながらやるな。やるなら先にやるか読んだ後に纏めてやれ と、自分を戒めたい… 主軸の話も面白いが篠田氏のお話はそれに加えて枝葉がてんこもりで そういや南国リゾート島って島嶼地域なんだよね… 当たりそうなものを見つけてガーっと売り出し流行りを作る どんな商品でもそれは当たり前の手法だから絵に限って宜しくないとは思わんのだが 自分が心惹かれた物が小ばかにされて廃れてくのは嬉しくはないだろうし 時世が変わった後改めて、それに惹かれる自分がいたら「評価」の方を くっ付けたくなる感じも分かる。そういうのあってこその「再評価」ってやつだから 絵なんか見て「好きか嫌いか」でいいんだよ!己の「好き」を恥じるなー!! 好きに理屈をつけにいかんでいい とはとはいえ、マリンアートのジャンルの絵を見ると 確かに頭ひとつ抜き出てるんだよね。流行当時にも画風を真似た亜流も沢山見たけれど おおむね全て「なんか違う」「ちょっと間違っちゃってなくない?」は素人目にも明らかだった それが「芸術」なのかは分からんが、技量とデッサン力の面では商業として成立するレベルであった訳で 流行るには流行る理由も確かにあったと納得しつつ 感想があちこち取っ散らかったが うんちく満載読みごたえあり、大変楽しく読みました | ||||
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ある年代以上のかたは思い当たること多数でしょう。「あの画家」の「あの会社」の「あの販売方法」、そしてひょっとすると引っ越しの際にも捨てずにいまも部屋の壁にかかっている絵画、ではなくただのポスターが主役です。 当時は絵画、アートコレクション、英会話教材、宝石、毛皮、マルチ、政治、宗教まですべて街頭かキャンパス内でマンツーマンの勧誘が行われていました。消費者保護の意識がとても低く法律も整備されておらず、学生であってもかんたんに割賦販売によるローンが組めました。 それから幾年月。主人公は単身ハワイに乗り込んでその背景を探り出します。想像もできないその真実と恐るべき欲望やいかに、という展開です。最後の最後に希望がやっと見いだせたかと思わせておいてさらに足元をすくわれるようなラストにはとにかく驚愕させられました。 作者名を伏せて読めば原田マハの作品かとも思わせるような「美術」小説なのですが人間の業の深さを描かせたらやはり篠田節子の作品だと再認識しました。 | ||||
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