絹の変容
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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著者のデビュー作でした。僅か200ページ足らずの小編です。 | ||||
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篠田節子デビュー作。たった200ページにも満たないパニック小説であるが、中身は薄っぺらな物ではなく、仕上がりも堅実である。 | ||||
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蚕の品種改良が甚大な悲劇を引き起こしていくバイオホラーSF。ある意味では和製「フランケンシュタイン」。三者の考え方の差違が徐々に不協和音を生み出していく展開は短いながらもスリリングでした。幕引きはありがちとはいえ恐ろしい。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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虹色に輝く絹織物に取り憑かれた青年が、この絹を産する蚕を求めて、異色の才能をもつ女性生物学者と協力して陣馬山周辺の森で野蚕の飼育を開始する。しかし、この野蚕が変異するにつれ、怪奇な事件が勃発する。 一作ごとに作風を変える才女によるSFといってよいであろう。私の好みとしては、同作者による「鏡の背面」や「弥勒」の方に惹かれるが……。 | ||||
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ある地域でしか捕獲できない野蚕を繁殖させて、そこから特殊な絹を作ろうとしたところ、実は蚕は特異な毒性を持っていて……という形で始まるSF。200ページに満たない作品であるため、物語の展開が早すぎるとか、主人公の長谷康貴の行動に首尾一貫性が見出しにくくて感情移入しづらいとか、さらに蚕の始末のつけ方については説明不足な感があるなど、欠点は多い。一方で有田芳乃の佇まいが不思議に印象強くて、むしろこちらを中心にして書いて欲しかったと思うほどではある。 | ||||
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対応は、迅速でした。本は、まま奇麗でした。 | ||||
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珍しい蚕を見つけ、虹色の反物を作る夢を抱いた男から始まるSFパニックホラー。ロジック的には噛み合わない部分が散見され、気になる。主人公にも感情移入しづらく、発端として突き放して描き主人公にするべきではなかったのではと思う。過去のSFには科学の夢と希望と功罪、人の生き方を問うものもあったが、この作品にはどれほどあるだろうか。とは言えテーマ選択は魅力的で、こういう作品が発展してほしい。 | ||||
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八王子を舞台として、バイオテクノロジーカイコの変容が恐怖に巻き込む。 カイコというものを題材にした 実に不思議な物語であった。 ちょうど、バイオテクノロジーというものに足を踏み出した頃に読んだ。 カイコの行進のゾワゾワした雰囲気が、実にホラーだった。 バイオテクノロジーの持つ不思議さ。 「幻想」ということに対する、「想像力」「創造力」の大切さ。 康貴は、祖母の形見の、虹色に輝く絹織物を見つける。 康貴は、その特殊な絹に心を奪われ、何とか商品化できないかと、祖母の実家である山梨の某村に向かう。その山中には、特殊な美しい絹となる山繭があった。そのカイコを育てる。 特殊な植物しか食べない蚕を、鶏肉を食べるように改良することに成功した。 その絹は、アレルギーをもつ人間を死に至らしめる恐るべき物だった。 飼育棟で蚕に触れた康貴の妻は死亡する。 絹糸から特殊な美しさの絹織物は出来たが、 それで作った白無垢の打掛を着たファッションモデルは即死してしまう。 そして、カイコは、街に向かって、行進を始める。恐ろしい。 | ||||
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