百年の恋
- 高齢化社会 (10)
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一気に読ませて貰った。梨香子への疑心暗鬼から幸・不幸のアップダウンを繰り返す真一に引きづられ、本書を一気に読み終えた。細部の丁寧な記述を基にしたストーリー展開に脱帽する。 重松清氏の巻末「解説」の次の一文は本書の本質を的確に言い当てている。 「図式的な『理論』ではなく、てんやわんやの『現実』の側から描かれた物語」であると。(351頁) | ||||
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「女なんて、やっちまえばこっちのもの」ということばで、 結婚生活のあらゆる艱難辛苦にたえる。 年収200万円のフリーライター 真クンの物語。 結婚ホラー小説というべきなのか? 篠田節子にしてみれば、結婚をホラー小説に仕上げるのも、 簡単なんだろう。 「女なんて、やっちまえばこっちのもの」 という言葉は、男性の作家で書くことができない禁句かもしれない。 まあ、官能小説などは、そのことがテーマであるものもある。 女性作家が、さらりと書けば、その裏があることは確かだ。 東大理学部卒、MBA取得、信託銀行の超パワーエリートウーマン。 その上、すらりとした美人と来ている。 企業と社会では、まったく完璧に近い。 実際結婚をはじめると、「こっちのもの」になったはずのものが、 想像とはちがう、料理ができない、包丁がない、 かたずけることができない、汚いパンツはほうりだし、洗濯もしない。 会社でトラブルが起こると、夜叉のような顔で帰ってくる。 そこから始まるヒステリックな行動。 便器さえもたたき割る怒り。 コップごと投げつけられる紅茶。 それでもたえる真クン。 何で、結婚したのかという後悔が、繰り返される。 そして、妊娠、それは自分の子供なのかと疑ってしまう。 男と女がいて、一緒に生活をする 結婚ということが、やはり「ホラー」なんだと 妙に納得する自分がいる。 | ||||
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こんなの収入の多い方が働いて少ない方が家事・育児にシフトしていけばいいだけの話じゃん。性差関係なし。俺なら働かなくていいなら絶対に働かんがね。真一が育児をすればよろしい。だいたい、結婚してるのに妊娠して驚いちゃいかんでしょう。妊娠しないときに驚きなさい。 | ||||
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これは2000年に出版された本で、まだ婚活も妊活も言われてないのんびりしたころの雰囲気が出ていると感じた。 エリートのバリキャリで美貌のヒロイン梨香子33歳(年収800万)と、冴えない理系オタクライター30歳の主人公真一(年収200万円)は、雑誌の取材で運命的な出会いをし、その4ヶ月にはトントン拍子で結婚。しかし、フタを開けてみれば、妻は仕事と対人関係以外の生活能力はまるでゼロ。 夫である真一が、時間が自由な文筆業、不安定な収入という負い目もあり、家庭内の切り盛りを気づいたら負担 (なにせ梨香子と比べ、圧倒的な整理能力、家事能力があるものだから) 。 しかしそれに加え、些細なことでキレ荒れ狂う梨香子の世話…(便器が割れ、カップが宙を舞う)。 そこに梨香子の予想外の早すぎる妊娠が分かり、また妻の東大同窓生弁護士との親しすぎる関係も気が気でなく…。 現在、高学歴高収入女性の中には、結婚、妊娠が難しいという状況があり、それによって婚活、晩婚化による不妊から来る妊活も盛んに行われているようだが、 この作品は、そこはいともかんたんにクリアして、経済力と家事分担が男女逆転した夫婦を捉えている。 梨香子のキレぶりも面白く、安定し健気な主人公を応援する気持ちも湧いてくる。梨香子がキレるその理由と真一の不満の真の原因は、どこにあるのか。山あり谷あり、退屈する日間もなく、あっという間に読めてしまった。ほんとに面白かった! | ||||
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主人公の妻の人格設定に無理があり、そのため、展開も不自然に感じられる。 挟み込まれている日記部分も本文と乖離しているため、違和感あり。 | ||||
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