山妣
- 伝奇小説 (33)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点10.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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明治末期の越後の山奥の村、明夜村へ江戸から二人の客が訪れる。扇水とその弟子の涼之助は村の領主、阿部長兵衛に神社への奉納芝居のために村人に芸指導をするよう招かれた、浅草の小さな芝居小屋を経営している役者だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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板東真砂子の本はこれが初めてですが、10年程前足の骨折で入院した時この本が有り読みました。とても面白い本だったので欲しくなり購入しました。 私より5歳も下なのにもうなくなってるなんて、、、。 | ||||
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30年以上前の本なのでカバーに多少のスレがあるのは致し方ないとして、本体の日焼け黄ばみが他で購入した上巻よりひどかった。汚れや傷みはないけれど。 | ||||
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越後の鉱山町に伝わるやまんばの言い伝えを基軸に進む長編小説。書名の読みは「やまはは」。ねっとりとした描写でストーリーが練り上げられていき、読み応え十分。最初にやまんばと遭遇する場面は冷や汗が出る。さすがホラーが主戦場の作家。 | ||||
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恐らく坂東真砂子最大?の長編。 しかも明治初期の越後の寒村が舞台で方言満載と読みにくさマックスにも関わらず、迫力満点かつ情念たっぷりの文章と、ミステリアスな構成、ハードな展開の連続で一気に読ませるのが凄い。 坂東真砂子といえば四国ネタだが、その真逆の東北の世界、しかも旅芸人や瞽女、鉱夫、遊女、マタギと閉ざされた世界をここまで緻密に描きるとは。やはりすさまじい作家。 これを読むと、「子猫殺し」の印象もガラッと変わる。ただの変人ではない。出産に対して並々ならない想いを持ってることがわかる。 冬に読んだのもあって、白銀の雪舞台と身を着るような寒さが伝わった。 ただ……坂東真砂子といえば救いのない結末が多いから、今回も覚悟はしてたのだが……大長編でビターエンドは正直言って辛い。報われない、主人公も読者も。 スケールや緻密さ、迫力の面では最高傑作と言われるのもわかるが、そういう点では推しにくいかも。狗神が一番好きかな。 | ||||
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明治末期、東京からやって来た旅芸人が静かな越後の山村に嵐を巻き起こした。その男の肉体に隠された秘密、そして地主の若夫婦との間に芽生えた密やかな三角関係が、伝説の中から山妣の姿を浮かび上がらせる。明らかになっていく山妣の凄絶な過去。そして熊狩りの日、山神の叫ぶ声が響き、白雪を朱に染める惨劇の幕が開いた―。 | ||||
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