傀儡
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本書の傀儡とは政治や権力の中枢に居座る者達の手先となって働く者、 またはオカルト的な意味合いをもって暗躍する者の事を指し示す。 本書に目を通した後では、自分が傀儡を支配している筈だったものが、 自分も誰かの意志によって動かされているのではないかと疑心に駆られる。 登場人物達と感覚を共有する事が出来た不思議な時間であった。 | ||||
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好みの問題だろうが、『死国』、『狗神』といったホラー長編や『神祭』といった短編集と比べるとやや見劣りする気がした。坂東眞砂子はやはり、時代小説よりホラーのほうが得意なのだろう。巻末に参考文献が載っていて、網野善彦の本などがあげられていたが、そこに書かれていた知識を十分に消化しないで、そのまま自分の小説に引用してしまったような印象を受けた。普通の作家が書いたものなら面白かったと思えるが、坂東の作品として読むとイマイチな感じ。 | ||||
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本の程度良かったです。今後とも末長くお付き合いよろしくお願い致します | ||||
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まず「傀儡」というタイトルが 単に傀儡女や木偶を扱う傀儡士だけをさすのではなく 傀儡(かいらい)という日本独特の裏権力の存在や 人間自体がさまざまな欲やあやかしの傀儡であることも 底に流れています。 鎌倉中期に台頭した親鸞・日蓮・法然などのもとに はるか西域からやってきた僧と宋に留学していた禅僧 がからんで、それぞれの教義・目的の違いや、国により 民衆が宗教に求めるものの違いと苦悩。 坂東さんならでは人間の描き方 特に臭いや感触が どのページからも傀儡の神々のように迫ってきます。 史料をもとにこれだけの壮大な歴史を描くその切り口に 圧倒されます。 タクラマカン砂漠の蜃気楼と日本の海の蜃気楼、 そして瞬間瞬間の蜃気楼。。の意味するもの。 般若心経の「色」「空」が壁のように人間に突き付けられます。 武者も非人も百姓も、仇討・積年の恨みを形で返すことの「色」。 女人と通じながらもそこにある「空」 この本は壮大なる歴史のなかに蠢く人間の一大哲学書でも あるように思います。そしてそう思考するのも「色」なのかも しれません。 「迷いの中にも 消えない光はある」 心に残ることばです | ||||
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商品がきれいでとてもよかったです。まだ読んでないんでコメントは出来ません。 | ||||
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