(短編集)
13のエロチカ
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
13のエロチカの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞の「山姥」が素晴らしい作品だったので、二冊目をKindle版で検索してレビュー数(当時)の多かった この作品をDownloadして拝読しました。 13マイナス2イコール11の成功(性交)事例でしたが、世の中そんなに甘くは無い。 レアケースとしてしか読めませんでしたが、描写は上手いと思います。 10代や20代の独身男女が読者対象でしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大人の数時間の暇潰しにはよいかもしれない、官能短編小説集です。 エロスの形も、「春話二十六夜」ほどワンパターンではありません。'U「ル・スーティエン・ゴルジェ・ブル」などは、斬新で爽快な感じがします。 この人の長編の伝奇小説に見られるエロスを、それだけ抜き出して短くしたものと考えて読みました。まあ、セックスは男が支配しなければならないと考えている向きには、噴飯ものでしょうけど… 印象に残るフレーズとしては、'Y「ヴェネツィア発、ニース行」に、次のようなものがありました。 「男がペニスだけだったらいいのにね。ペニスの先に男がくっついているから問題なのよ」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雑誌「マリクレール」に連載されたものを纏めた短編集。作者特有の土着性ホラー味は無く、日常に潜む一般人の官能への入口を描こうとしたらしい。 一話一話が短いせいもあるが、土着性に満ちた作者独自の世界を期待する向きにはアッサリし過ぎている感がある。性愛小説でもない。主人公の相手は、祭りで出会った年上の見知らぬ女性だったり、異国の旅先で列車に偶々同乗した年上の男性だったり、「愛」が欠けている。単に「性」の悦びが発露される状況を幾つか考えました、と言う印象。 雑誌連載と言う事で、分量制限があったと思うが、数は少なくても良いからもっと濃密な世界を構築して欲しかったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性が描く官能小説集。そんなに下品ではなく、逆に爽やかな印象を与える作品もある。なんというか、ソフトな官能小説集というしかない作品集。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
男性の性は時空を越えて飛翔しているように見えても、実は卑小な想像力の表層に由来しますが、女性の性は身体の奥深くで異次元とつながっているような気がします。 でも、それもまた男性が勝手に抱くファンタジーなのかも知れず、実は女性の性もその想像力に由来する部分が小さくはないのでしょう。 坂東真砂子さんと言えば、『山妣』『蛇鏡』『死国』『狗神』『桃色浄土』『曼荼羅道』『善魂宿』『蟲』など、日本の土俗的な舞台を巧みに設定し、その中で抑圧されつつも昇華されていく性と生を描いた作品の数々で知られています。 そうした作品群と並べると、現代的な舞台設定の中で展開する本書は少し異色で、ここに収録されているのは、自分の身体の奥底から湧き起こってくる性に戸惑いつつも受け容れていく若い女性たちについての13個の物語です。 でも、よく読むと土俗的な脚色を利用した坂東さんの主だった作品群とも通底する部分が多く、逆に舞台設定における仕掛けが少ない分だけハッキリと、坂東さんの主題がよく見えるような気がします。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|