朱鳥の陵
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1)万葉時代の世界を表現するために上代語が多用されており、独特の雰囲気を醸し出しています。ただし、そのデメリットとしてルビが多く視覚的に煩わしいこと、会話が不自然になることがあること、現代文で描かれた情景描写などとの間にギャップが感じられることなどが挙げられますが、読み進んでいく上でそれほど支障にはなりません。 2)物語の設定上、三人称の地の文が突然一人称に変わって最初は戸惑うこともありますが、こちらも読んでいくうちにすぐに慣れてきます。 3)親族関係が非常に複雑なので、天皇家の詳細な家系図を参照しながら読まないと人間関係が混乱しがちですが、私の購入した電子版には残念ながら系図が載っていません。そこで滝波貞子著「持統天皇」(中公新書)を参考にしながら読みました。登場人物をより明確にイメージしたければ、中村真理子著「天智と天武」(小学館)という漫画を読んでおくという手もありますが、こちらはいっそう大胆なフィクションですので、史実とかなりのズレがあるのに注意が必要です。 | ||||
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額田王の人柄や生き様がよくわかる小説でした。 | ||||
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歴史が大好きで女流作家の作品を探していてヒットしたので買ってみました。 私には少し読みづらかったです。なんと言ってもルビ(よみがな)が多過ぎて閉口(-_-)。歴史は好きなので、その時代の天皇の系図や人物名や官職名などが出てきても全く抵抗はないのですが、それでも読みづらかったのはひとえにルビの多さのせい。この時代の言葉(表現)であらわしたい作者の意図なのかそれとも作者のくせなのか(他の作品を読んでないので分かりません)。表現に対する作者のこだわりと私は思ったので、ライトな表現の作品よりはよい印象を待ちました。また慣れてきたらルビもだいぶ気にならなくなりました。 内容は(少しネタバレになっちゃいます) 結局ホラー・・・というか、歴史小説の形をとったホラー小説かと(笑)。最後はぞわぞわしました。そうくるかー!というどんでん返し感です。主人公(持統天皇でないほうの)が不幸な終わり方になってしまったのが相当重たかったです。 持統天皇は古代の女傑で、いろんな作家さんのいろんな持統天皇像がありますが、これは相当に「女」の嫌な面を押し出した作品だと思います。女性の天皇が男性の天皇の中継ぎとしてしか存在できなかった時代に、男性の天皇と同じ意味での天皇になった原動力はでも彼女の「女」の部分だったのは皮肉というかなんというか。女であることの業みたいなものを考えさせられて、これまた複雑な気持ちになりました。 男性と女性では感想が大きく異なるかも知れません。また男女に関係なく、人を選ぶ作品と思います。この作者さんは調べたらいろいろあった方のようで、彼女の人となりを知りたくなりました。ただ、他の作品を読もうとまでは思いません(笑)。読後の重さというかじめじめ感というか、をこれ以上持ちたくないので。 一応フォローしますが褒めてます(^^ゞ 年を取って重たい作品がしんどくなってきたのですが、こんな考えさせられる作品に出会ったのはよかったです。また時間を置いて再読してみます。 | ||||
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最初は登場人物が誰の事やら、何天皇の事やら分かりにくく苦労しましたが、皇族の系図を作り読み進めたので分かりやすくなり、どんどん引き込まれて行きました。 讚良皇女の人物像がまるで史実を見ているようでとにかく怖く恐ろしくて面白かったです。 最後の「春過ぎて~」の歌の意味と稗田阿礼には驚愕でした。 作者の頭の良さにはひたすら感心。 読みごたえのあるあっぱれな小説でした。 一生忘れ得ぬ本になりそうです。 | ||||
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