蟲
- 超常現象 (33)
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| 坂東氏が一般によく知られる小説家となって3作目の作品なのですが、ほぼ「習作」と言って良い未完成的な小説になっていると感じました。古代伝奇もののようで、不条理ホラーのようで、夫婦心理小説のようで、宗教オカルトのようで…結局どれとも定まらないまま最もミニマムなまとまり方で終わった印象です。『世にも奇妙な物語』の1エピソードくらいならいいかも知れませんが、仮にも名前に「ホラー」が付いているレーベルから出る長編小説であってはいけない散漫な内容だと思いました。なぜこれが角川ホラー文庫で、『死国』がふつうの角川文庫なのか…『狗神』は確かに角川文庫でいいと思いますが。 しかし、夫への不信感が募る妊娠中の主婦の心理小説としてはかなり鬼気迫るリアリティがあり、同時にここで坂東氏がおそらくは感じた未消化感がのちの多くの傑作によるリベンジにたどり着いたであろうことをかんがみると、坂東氏の履歴の中では非常に重要な作品なのではないでしょうか。 広く薦められる作品ではありませんが、坂東氏のファンならば必読の作品だと思います。 | ||||
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| なんだか懐かしいような風景。男女の気持ちのすれ違い。心の奥底にある部分を蟲に食い荒らされていく。 しかしそのことによってもたらされる平穏。そしてそれを受け入れてしまう恐怖。 好きな世界観です。 | ||||
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| 全体的にホラーなのか主婦の心情追憶なのか、話の流れも単調な気がする 坂東ファンで主婦層にはおすすめ出来るが一般のホラーファンにはおすすめ出来ない | ||||
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| 前半は確かに不気味な蟲に犯されていく夫の描写が、「怖くなりそう」。このあとどうなるんだろう、と思う。 が、後半話の筋がわかってくると、主人公はいったいなんのために行動してるのか意味がわからなくなってくる。何も悪いことはないのにただヒステリックに。 序章の三人称視点で、夫がままごとと表現した主人公の姿。それが全部か。 | ||||
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| 序盤は工事現場で妙な物を拾った夫が変異していくの悩まされる妻という構図が面白いものの、 それだけの展開で2/3以上引っ張られ、何だか良く分からんオチでフィニッシュとやや投げやり 主人公に変な設定をつけたり超能力者を出したりと変な新規要素を加えるも、 大して生かされもせず中途半端 ホラーでありがちな設定や展開を寄せ集め適当にまとめたような作品とでも言うべきだろうか 特に見所の無い一冊 | ||||
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