血と聖



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    初公開日(参考)2006年03月
    分類

    長編小説

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    血と聖

    2006年03月25日 血と聖

    中世イタリアの田舎町チェネダ。ヴェネツィア出身の豪商の娘タミラは、霊的な力を持つというドナート神父の噂を聞き教会を訪ねるが、そこで修道士アルノルフォと出逢い2人は禁断の恋に堕ちてゆく。愛欲と信仰との間で苦悩するアルノルフォ。一途に彼を追い求めるタミラ。しかしドナート神父の驚くべき奇蹟を目の当たりにしたアルノルフォは…。中世イタリアを舞台に繰り広げられる禁断の愛。直木賞作家が構想8年、綿密な現地取材のもとに書き下ろした問題小説。(「BOOK」データベースより)




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    血と聖の総合評価:6.67/10点レビュー 3件。Dランク


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    No.1:
    (2pt)

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    No.2:
    (5pt)

    印象的なイメージの連続

    200ページに足りない薄い本なのに、読んだあとに濃い印象が残る。これは、映画への挑戦状ではないのか。

    ドナート神父は天空高く浮かび上がる。崇高な光景。そして、ドサっと地上に落ち、正気に返れば、深手も負わずケロっとしている。

    この神父の役にあった俳優を探してきて、うまく映画化されれば、客席のあちこちでクスクス笑う声が聞こえるだろう。何度も繰りかえされる。おいしい役だ。渥美清みたいな人がやれば最高。

    はじめて、タミラが修道士アルノルフォに逢うシーン。

    修道院の前の木立のなか、柊の茂みの前で小用を済ませたあと、町の外を流れる急流の音に導かれるようにして、(女の匂いをプンプンさせた)タミラはアルノルフォと出会う。

    魂と魂がひきよせられていく。そして、タミラの死の真実が明かされる。

    はじめと終わりの静寂な聴聞室のシーン。タミラの侍女のアウレリアと修道士アルノルフォの配役は見当がつかない。アウレリアにハル・ベリーは、いいかも。
    血と聖Amazon書評・レビュー:血と聖より
    4048736752
    No.1:
    (4pt)

    「肉欲」と「信仰」の対立

    16世紀末のイタリア、聖ロレンツォ教会を舞台にした豪商の娘タミラと修道士アルノルフォの間に繰り広げられる禁断の恋を描いています。許されぬ恋と肉欲の高まりとの間で悩み、苦しむ狂おしい愛です。

    作者は、カトリック教会の影響下にあるイタリアの田舎町の雰囲気に読者を誘います。その中で、この「愛」を「肉欲」と「信仰」の対立構造の中に置きます。

    「肉欲」の果てとして、不倫により裸でさらし者にされる男女を描きます。その対極として、「信仰」の極致としてドナート神父の奇蹟を置きます。その二つが重なり合う時、二人の禁断の恋はクライマックスを迎え、二人はそれぞれの決断をします。

    いかにも坂東眞砂子らしい壮絶とも言える「魂」の揺らぎの描写が魅力の作品です。
    血と聖Amazon書評・レビュー:血と聖より
    4048736752



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