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(短編集)
13のエロチカ
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13のエロチカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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直木賞の「山姥」が素晴らしい作品だったので、二冊目をKindle版で検索してレビュー数(当時)の多かった この作品をDownloadして拝読しました。 13マイナス2イコール11の成功(性交)事例でしたが、世の中そんなに甘くは無い。 レアケースとしてしか読めませんでしたが、描写は上手いと思います。 10代や20代の独身男女が読者対象でしょうか? | ||||
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大人の数時間の暇潰しにはよいかもしれない、官能短編小説集です。 エロスの形も、「春話二十六夜」ほどワンパターンではありません。'U「ル・スーティエン・ゴルジェ・ブル」などは、斬新で爽快な感じがします。 この人の長編の伝奇小説に見られるエロスを、それだけ抜き出して短くしたものと考えて読みました。まあ、セックスは男が支配しなければならないと考えている向きには、噴飯ものでしょうけど… 印象に残るフレーズとしては、'Y「ヴェネツィア発、ニース行」に、次のようなものがありました。 「男がペニスだけだったらいいのにね。ペニスの先に男がくっついているから問題なのよ」 | ||||
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雑誌「マリクレール」に連載されたものを纏めた短編集。作者特有の土着性ホラー味は無く、日常に潜む一般人の官能への入口を描こうとしたらしい。 一話一話が短いせいもあるが、土着性に満ちた作者独自の世界を期待する向きにはアッサリし過ぎている感がある。性愛小説でもない。主人公の相手は、祭りで出会った年上の見知らぬ女性だったり、異国の旅先で列車に偶々同乗した年上の男性だったり、「愛」が欠けている。単に「性」の悦びが発露される状況を幾つか考えました、と言う印象。 雑誌連載と言う事で、分量制限があったと思うが、数は少なくても良いからもっと濃密な世界を構築して欲しかったと思う。 | ||||
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女性が描く官能小説集。そんなに下品ではなく、逆に爽やかな印象を与える作品もある。なんというか、ソフトな官能小説集というしかない作品集。 | ||||
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男性の性は時空を越えて飛翔しているように見えても、実は卑小な想像力の表層に由来しますが、女性の性は身体の奥深くで異次元とつながっているような気がします。 でも、それもまた男性が勝手に抱くファンタジーなのかも知れず、実は女性の性もその想像力に由来する部分が小さくはないのでしょう。 坂東真砂子さんと言えば、『山妣』『蛇鏡』『死国』『狗神』『桃色浄土』『曼荼羅道』『善魂宿』『蟲』など、日本の土俗的な舞台を巧みに設定し、その中で抑圧されつつも昇華されていく性と生を描いた作品の数々で知られています。 そうした作品群と並べると、現代的な舞台設定の中で展開する本書は少し異色で、ここに収録されているのは、自分の身体の奥底から湧き起こってくる性に戸惑いつつも受け容れていく若い女性たちについての13個の物語です。 でも、よく読むと土俗的な脚色を利用した坂東さんの主だった作品群とも通底する部分が多く、逆に舞台設定における仕掛けが少ない分だけハッキリと、坂東さんの主題がよく見えるような気がします。 | ||||
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10代の男の子の性を描いた「ホップ・ステップ」がめちゃ エロティックでした。 欲求不満と初体験の描写が、ありえないのにリアリティーを 感じます。これはツボにはまりました。 | ||||
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坂東真砂子は高知県出身の作家である。つい先日も高知新聞にスローフードとナショナリズムについての論考を寄せていた。同紙に小説の連載もしている。この作品は彼女のこれまでの土俗ホラーとは一線を画する官能小説集である。「幼児性愛」など所謂禁断の性を扱ったものも含まれているが不思議に卑猥な感じはない。イタリアを背景にしたものが5篇、どれも南欧の地でファンタジーを解放させる日本女性の微妙な性意識がスタイリッシュに描かれる。男性を主人公にしたものは2篇だが、結局いずれも女性が主導的役割を果たす。 今後人気作家による官能小説は流行になるとふんでいるが、これはまずまずの出来だ。問題は、どれもが似たような展開の話で、読後感がほぼ同じであるということと、若干オリジナリティーに欠けるところであろう。精神と肉体を取り巻く人間心理の深奥に迫るというところには程遠く、それは今後に期待したい。 | ||||
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女性の官能の目覚めや人生の岐路に立ったときに、自分に勢いつけるためのエッチとか・・の短編集です。坂東真砂子の筆の細やかさが効いています。少女が、官能に目覚めていく時に男が必要?いいえ、この中では、しっかりと答えが書かれています。いくつかのアプローチで、大人の男でも、同級生の男でも女でもネコでもいいのです。 | ||||
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13編のエロチックな短編集。著者特有の伝奇ホラーの要素は全くありません。印象的なのは小中学生の性の目覚めを、女性主導の出来事を通して描いていることです。ここまで低年齢だと性的行為はほとんど犯罪になるはずですが、ここでは決して女性が受け身になるのではなく積極的に行為を求めていきます。幼い性にも自我が存在することを表現することで、女性が生来持つ自由や力強さを感じさせます。新しい形のファンタジーかもしれません。 | ||||
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「死国」「山姥」などとんでもなく筆の立つ作者の官能小説、 期待したのですけどねえ・・・・。 雑誌「マリクレール」連載だからですか? ちょっとお上品すぎかな。 「マリクレール」読んでる読者には受けるんでしょうか? 「少女の性の目覚め」をテーマにした作品多かったですね。 なんとなくもやっとした感じ少女の感性の描写は流石と 思わせるとこもありましたけど・・・ もっとちゃんと読みたいです。坂東真砂子の官能小説。 | ||||
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『蛇鏡』とか『死国』など坂東さんのホラーが大好きです。これは異色だ!とおもって買いました。 「女の性欲」というのはあまり言われないので、赤裸々すぎてこの本は男の人に読まれると恥ずかしいかも…。坂東真砂子らしくどろりとして、ぞくりとするような女たちが描かれていると思います。 妙にすかしてなくて、ちゃんと「エロい」ところもすごい。うわーこんなことまで、というこまかい性描写にドキドキします。 個人的に好きなのは、学校からの帰りに雨にふられた女の子が、快楽に目覚める話です。雨ふりの音と、少女の息遣いがしんとした風景から聞こえてくるようで… | ||||
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本書は13のエロスが描かれる短編集。「死国」「山妣」などの民族ホラーの作品とは違い、本書は坂東眞砂子としては異色といえる作品です。その短編ですが、可愛がっていた猫の失踪をきっかけにマスターベーションに目覚める少女。自分の肉体が男の欲望を引き出す事を知った女子中学生。名も知らない男とつかの間の性愛を楽しむ女……など、自分の性衝動を否定せず、欲望に応える女性達を描いています。女性が読むと違う感じ方になるのでしょうが、作品の登場人物が全てカタカナで書かれていて読みにくく、物語としての面白さはあまり感じませんでした。 | ||||
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