静かな黄昏の国



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    初公開日(参考)2002年11月
    分類

    長編小説

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    静かな黄昏の国 (角川文庫)

    2007年03月01日 静かな黄昏の国 (角川文庫)

    環境破壊と貧窮のうちにゆっくりと滅びつつある近未来の日本。老夫婦が辿りついた理想の“終の棲家”とは(表題作)。現在・過去・未来にわたり、すべての生きとし生けるものに等しくやってくる終末の風景を、時に叙情的に、時に黒い笑いを交えて直木賞作家は描き出す。もしかしたらそれは、明日のあなたのことかもしれない―甘美な破滅と残酷な救済が織りなす、8つのものがたり。 (「BOOK」データベースより)




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    静かな黄昏の国の総合評価:7.41/10点レビュー 17件。Aランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.17:
    (5pt)

    これが90年代に書かれたことに驚愕

    篠田節子は長編こそが骨頂だとの先入観があり短編は避けてきた程度であったが、この度、初めて本書、短編集である「静かな黄昏の国」を手に取ってみた。全八話あり、前半はサスペンスタッチの小品が続き、篠田節子著と言われなければ他の作家でも書いていそうな平坦な内容だったが、最終の2話はガツンと来た。さすが篠田節子だなと思った。特に題目の作品である「静かな黄昏の国」は96年初出であるが、バブルの余韻残る日本の趨勢において、誰も気にもとめてない(否、知識人のみが憂慮ていたであろう)後の時代の日本国の凋落を予言しているのだ。中国の台頭、外国資本の国内資源の買い漁り、産業の空洞化、そして放射能汚染・・・。悲劇的な未来が音も立てず静かに忍び寄り、黄昏の国「日本国」を蹂躙しトドメを刺しに来る。こんなことを福一事故が起こる15年も前に小説化していたのだ。本当に驚いてしまった。こちらは最終話として収録されているので、是非読んでみて欲しい。

     その一話前の「ホワイトクリスマス」も面白かった。小説家が片手間で請負ったライトノベルの執筆。その資料で先方から渡された恋愛ゲームを、最初は小馬鹿にしながらもプレイしていると、意に反しながらもドンドンと内容にのめり込んでしまう、という内容。初出は98年とあるので、当時は「ときメモ」が一世風靡する、PCのエロゲーがコンシューマ化される、など庶民にも広く恋愛ゲームが認知され始めた時代だった。小生もゲームと云えばシューティングとRPGこそだ、と無頼を気取っていた程度だったが、友人から勧められた恋愛ゲームを何気なくプレイした所、思いのほかハマってしまった過去があった。小説の中でも、主人公のゲームに対する感慨が少しづつ変わり慮外にも彼自身が感情移入してしまう様や、テキストゲーム特有のハッとする様な画面演出など、時々プレイした人のみが解るニヤリとしてしまう描写が出てくる。多分、篠田先生も何かしらの恋愛ゲームを手に取ってプレイしてみたのではないかと思う。その他の作品でも全八話中、キラリと光る小品も見つかるので、是非一度読んでみて欲しいと思う。
    静かな黄昏の国 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:静かな黄昏の国 (角川文庫)より
    4041959055
    No.16:
    (3pt)

    簡単に

    リトルマーメイド……クリオネ食ってるみたいな感じ。美味いのかなあれ。4㎝ぽっちのものに欲情するとは思えんなぁ。

    陽炎……色白脛毛フサフサの濃い顔した若者がチンポコはみ出させながら踊ってるのがいいんかい?

    一番抵当権……男がクズ。ひたすらクズ。おまえはそうなって当然じゃ。

    エレジー……よくわからん。

    刺……ババア下心あんだろ。言い訳してっけど。女も中年になったらオッサンと同じ。

    小羊……何で逃げたん?痛み感じず死ねたのに。最後希望は感じなかった。あ~あ、やっちまったなぁ…て感じ。

    ホワイトクリスマス……マジで死んだのかよ!…デブと同じ感想。

    静かな黄昏の国……死に方を選ぶ自由はある。あとあそこまで堕ちたらタブーも糞もなくなって、逆に凄い国になれそうな気がする。戦国時代の日本のように。そういう展開にはしたくなかったんだろうが。趣旨変わっちゃうしね。
    静かな黄昏の国 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:静かな黄昏の国 (角川文庫)より
    4041959055
    No.15:
    (3pt)

    何で諦め付けないんだろう

    どれもそうなんですが、特に表題作の「静かな黄昏の国」と「仔羊」に関して「恵まれて濃くいい思いした分、後は諦めろ」としか思わなかった。 なんつーか、人生「借り」と「貸し」で貸借ゼロ、みたいな考えの持ち主なんで、より以上を求めるのが欲張りに思えてしまうんで、書いた人の意図した方向には深読みませんw 楽しく読みました。
    静かな黄昏の国 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:静かな黄昏の国 (角川文庫)より
    4041959055
    No.14:
    (3pt)

    救いがない。しんどい。

    良くも悪くも印象的でどの話も薄気味悪く救いがない。 唯一光がさすのはM24だけかな。 特に最後の黄昏の〜は実際こんな未来がありそうで怖い。 でもそんなに弱体化した国なら安楽死はとっくに可能になってそうだけど。 傲慢な者に非業の死というわけでなく普通の人にも訪れる悲劇。 救いがなく読後感悪し。 もう読まない本。
    静かな黄昏の国 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:静かな黄昏の国 (角川文庫)より
    4041959055
    No.13:
    (5pt)

    ラトム

    これ、3.11の一年ほど前に読みました。 なので、私は3.11の時この本を思いだし、震えました。 なんともリアルなんですね。 すべてが。 きちんと調べ上げて本にしていると感じます。 先を読む作者にはいつも驚かせれます。 篠田さんの本は殆どすべて、単庫以外を読んでいます。 皆面白く、ぐんぐん読んでしまいますね。 こちらの題材ではありませんが、先ほどTVで蚕の遺伝子組み換えのことを自慢げに話している人を観て、 絹の変容を再読したいと思ってしまいました。 やはり先読みの方ですね。
    静かな黄昏の国 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:静かな黄昏の国 (角川文庫)より
    4041959055



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