セカンドチャンス
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伊坂幸太郎? 学生が読む本? | ||||
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医療事務担当として病院に入職した、麻里。家庭の事情で退職し、20年間も両親を介護した。母親を見送ってから、新しく眼科の検査助手に就き、そして体調変化に気づいた。医師に嫌味を言われ、未婚であることに健康不安も高まり、彼女は泳ぐことを選んだ。生活習慣病と向き合って結果を残すのは本当に難しいけど、麻里は元来、とても生真面目なんだと思う。少しずつ体調が良くなり、自信を取り戻す描写も多く、良かった。もっと生々しい、中高年ならではの悲哀、孤独、体調懸念の描写を厚くした方が、鼓舞される人は増えるかも。 | ||||
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初出は「小説現代」2022年4月号 篠田節子には珍しい、ヒネりが全く無いライトノベル調のスポーツドラマ。 母を見送った後の51才中年未婚女性。成人病の心配から、ほとんど泳げないのにスイミングスクールに通いだす。教官や仲間たちとの交流の人間模様と大会出場。スポーツのがんばりとほのかな恋愛感情。 スポ根学園ラノベと同じような構成にびっくり。気楽に読めるし、高齢化日本社会にピッタリした内容かも。 | ||||
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篠田節子の描く人にしては珍しく普通の人の前向き小説。 水泳を始めて体の調子も良くなり大会を目指すという内容は、結末も含め分かりやすい。 ただ彼女が描くにしてはすごく物足りない。 初期のころのようなもっと人の内面に潜むちょっとした部分から大きな展開に持って行くタイプの小説こそが醍醐味なのに。 最近この手のハートフルな路線に行きがちだけど、この手の内容ならあえて著者が手を出さなくてもいいのにもったいない。 | ||||
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「中高年初心者いきなりドはまり系王道小説」です。はまる対象はランニング、ロードバイク、スポーツ観戦、アイドル、ペット、家庭菜園、蕎麦打ちなどテーマはほぼなんでもアリ、なのですが本作は「スイミング」。顔を水につけるレベルからなんと努力を重ねて1年後には大会参加を目指す、というたいへんわかりやすいお話です。 もちろん長く生きていればいるほど家族、親戚、地域、職場でのつながりが濃密になるぶん、個人の生活を制約する枷もふえて、なかなか自由に目標達成とはいかない紆余曲折を上手に切り取ってつなげてあります。屈折したキャラクターも登場しますが基本的には全員が善人なので安心して読み進められました。 国際派社会小説「インドクリスタル」、宗教哲学的「失われた岬」など守備範囲の広い作家さんですが個人的には「田舎のポルシェ」や本作のような「こころ温め系」が真骨頂だと思います。 | ||||
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