坂井希久子(さかいきくこ)の作品一覧

香ばしいコーヒーの香り、ふわふわのシフォンケーキ、もっちり熱々のナポリタン……とっておきのカフェメニューと名推理をどうぞ。

父が脳出血で倒れた。 折り合いの悪い父・時次郎と、この10年連絡すら取り合っていなかった42歳の篠崎明日美。

伝統あるマルヨシ百貨店に勤める美由起は、大食堂のマネージャーに就任した。

ある髪結いの死体が見つかった。 その骸はお照が同業であると告げ口した女らしかった。

磯貝美佐、39歳。妊活がうまくいかず、母親離れができない優柔不断な夫・要一郎との生活に見切りを付けるべく、家を出た。

天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。

独身で子供のいない可南子は、もうすぐ還暦を迎える。

駕籠屋「瓢屋」の三女であるおりんには三味線で身を立てるという密かな夢があった。

私が死んだら、この人は生きていけるでしょうか。 余命一年を宣告された妻が、夫に遺す“最期のしごと"とは――。

『卒業したら、つきあってくれますか』答案用紙の片隅に書き込まれていた告白。あれから4年、翠はまだ薫の答えを待っていた。