肖像彫刻家

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種別
長編
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あらすじ

2022年03月28日 肖像彫刻家 (新潮文庫)

生きてきた人生の深みを彫刻として封じ込める。それが本場イタリアで学んだ肖像彫刻の原点――。だがそれで食っていくのは厳しい。正道は、イタリア仕込みのその腕で「銅像」を作り、カネにしようと考えた。53歳バツイチのいちおう芸術家だ。心機一転八ケ岳山麓に仕事場を構え、腕を振るおうと再出発したのだが……。注文はほとんどなかった。渾身の女神像もあらぬ場所に置かれてしまった。それでも肖像彫刻のオファーを誠心誠意、心をこめて仕上げた。と、不思議なことが起きた。彼の作品には文字通り魂が宿ってしまうらしい。古刹の「秘仏」から、亡き両親や高名な学者、最愛の恋人……。奇想天外な物語に、なまぐさい人間模様がからむ。からりとしたユーモアがクールな傑作長編。(「BOOK」データベースより)

評判

肖像彫刻家の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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肖像彫刻家の総合評価:

8.80/10点 レビュー 10件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10
(5pt)

面白すぎる

これ、63歳ごろに書いた作品のようですが、それに関係なく、ものすごく面白い。
デビュー当時の仕掛けに凝った作品より全然面白いです。こういうの円熟っていうんでしょうか。
続編を期待してます。
肖像彫刻家 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 肖像彫刻家 (新潮文庫)より
4101484228
No.9
(5pt)

おもしろかったです

面白かったです。こういうアプローチもあるんだなと。小説の書き方の勉強になります。作者はとりわけオカルトめいた場面になると筆が冴えますね。
肖像彫刻家 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 肖像彫刻家 (新潮文庫)より
4101484228
No.8
(5pt)

よかった

三話目ラスト付近まではリアルで、お金のやり取りまで生々しく描かれています。その後、心霊現象的なお話になり、このままそっち側に行くのかと思いきやそうでもなく・・・、と予想をはぐらかしながら、熟練の連作が続きます。読書の楽しみを堪能できた一冊でした。
肖像彫刻家 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 肖像彫刻家 (新潮文庫)より
4101484228
No.7
(5pt)

美術ホラー的要素と人間模様の融合・円熟の連作

『小説新潮』に2017から18年にかけて発表された連作を単行本化。かつて純粋芸術を目指し、今は生計のために肖像彫刻家になった主人公が作る作品にどうやら魂が宿るらしい。得意のサイコ・ホラー的要素とリアルな金属彫刻技法の記述に老人問題や夫婦間の問題なども絡めた出色のエンターテイメントになった。それぞれの彫刻話にほろ苦いオチをつけつつ、ストーリーが進行していく。まさに円熟の境地だと思う。素晴らしい。
肖像彫刻家 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 肖像彫刻家 (新潮文庫)より
4101484228
No.6
(5pt)

男前の文体に小説の醍醐味

流石の筆致にぐいぐいと惹きつけられて最後まで。
現代世情をほぼ余すところなく伝え、笑わせられているうちに、しみじみと考えさせられて、読み応え満点だった。
映画にしたらさぞ面白い作品になるに違いない。
読み終えて、ちょっと謙虚な気持ちにもなり、愚かしくもあり、可愛くもあり、寂しくもありの人間讃歌でもあった。
肖像彫刻家 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 肖像彫刻家 (新潮文庫)より
4101484228

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