夏の災厄
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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20年程前の作品。 | ||||
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4月から秋口の話で調度タイムリーな季節感で読めた。登場人物個々のインパクトに欠ける。だからこそ物語が際立った感があり一気に読めました。たかが蚊と思いきや危険なウィルスを運んでくるのも恐ろしいが、私は何よりごく普通の一般人のモラルや常識が崩壊していく様がリアルで怖かった。 | ||||
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郊外のニュータウンで発生した疫病を題材にしたパニック小説とのことですが、人物描写が鮮明で、ただ騒ぐだけのパニック小説ではなく、ストーリーに拡がりと厚みのあるエンターテイメント小説だと思います。 | ||||
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登場人物は全員凡人で、それぞれ薄っぺらい正義感や倫理観などが垣間見える感じでリアリティがありました。 自己中で権利主張や保身ばかりで、その癖に義務や努力を果たさない烏合の衆と化した市民。行政は、一応、責任や義務を果たそうとはするが、烏合の衆の理不尽な言い分や他力本願で何でも任せきりな姿に嫌悪感や保身に走っているような感じです。 現代にもこんな感じあるなーとしみじみ思います。自分も反省してみようと思います。持っている権利を主張するなら、それを得る努力、義務を果たすべきです。 にしても、新型コロナもこんな感じで広がったんじゃないかと邪推してしまいます。確か‥SARSとかMRSAとか流行ってましたもんね‥。ワクチン作るつもりが‥新しい‥を作ったみたいな。 ‥おっと誰か来たようです。 | ||||
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個人的に小西が嫌いなので小西のシーンだけは一切感情移入出来なかったのは置いといて 実際住んでる地域でこんな病気が流行りだしたらもちろんパニックになるし、普通ではありえないような心理状態にはなるとは思う でも人と街が荒廃していくスピードがあまりに早すぎて、私にとっては唐突すぎた 本の序盤で養豚場が放火された辺りから早くも置いてけぼり状態 めちゃくちゃ簡単に、畳み掛けるように悲劇が起こりすぎて、なんぼアレでもみんなちょっと人間性失うの早すぎなんじゃないの… もうワンシーズンで世紀末シティみたいになってるんだもん 短期間に凝縮しすぎ | ||||
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24年前の作品ですが、未来である今現在を覗き見したかのような予言的な魁書。 たぶん学生の頃読み 官庁の職員に成った役所の関係者は、当書を読んで今回のコロナ対策の参考にしたであろうというのが見え隠れする。この先見性は凄いと言うより怖いほどで もはや見事としか言いようがない。 ちなみに結末は、絶対悪や必要悪、悪徳利権者、上級官僚は存在し続け、勧善懲悪でないのは20年前の小説にしては現代的かもしれない。商売人的に見れば、ある意味三方よしか… | ||||
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●現在進行形の新型コロナウイルス感染症災厄以前の作品ではあるが、かなりの部分で共通している 点が興味深い。防疫や疫学調査、ワクチン接種など保健所の業務の多忙さ、或いは人の心の壁、組織 間の壁の厚さには諦観を覚える。権威を持つほどにその壁は厚くなるようで、今も昔もというか物語 も現実も厚生省(当時)の怠慢ぶりはしっかり維持できているらしい。 このような感染症による災厄テーマはパターン化されており、結末はある程度予想できてしまう。 逆転サヨナラホームランか空振り三振か・・・。この弱点をカバーする手段として、作家たちは色々 工夫する訳で、例えば病原体や感染症の特異性にどの様なアイディアを盛り込むか、或いは疫学調査 や文献精査による原因追究過程をいかにスリリングに描き切るかである。 それにしても、このテーマでどの様に話を膨らませようとも600ページは冗長すぎる。いい加減ダ レてくる。情報量を整理してもっとスリムに。 (蛇足) 本書が刊行されたのは1998年(平成10年)で、その後2006年にドラマ化され日本テレビ系列で 放映された。 | ||||
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なんと26年前に書かれた小説である。これには驚くほかはない。現在のコロナ禍を予言したような作品なのだ。パンデミックが広がる背景にはこういうドラマがあるんだろうなと納得させてくれるすごい作品だ。相当の資料を読み込んだ上で書かれたと思われる。iPhone、Kindle、紙の本まで駆使して一気に読んでしまった。2021年はもしオリンピックが開催されるとしたらこの小説以上の奇想天外な展開が生まれそうで怖い。 | ||||
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