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夏の災厄



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏の災厄
夏の災厄 (文春文庫)
夏の災厄 (角川文庫)

夏の災厄の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

夏の災厄の感想

20年程前の作品。
今の時世、新型コロナの時代にピッタリですかね。
当時としては良く勉強されて書かれているようです。
ただ、今これを読んでみると、やや大雑把。ちょいと非科学的な場面も見られます。
未知のウイルスによるパンデミック小説の体裁ですが、さほど緊迫感もなく怖さも全く感じられません。
当方は、どちらかというと、お粗末で危機感の無い行政の職員やシステムを皮肉った一種の社会派小説という感覚で読んでいました。
ところで、本文中にはワクチンに関する記述が多数出て来ますが、このコロナ時代のワクチン推進派と反ワクチン派のドタバタを目にすると、昔も今も変わっていないのだなと思わず笑ってしまいました。
作品の評価に関しては、やはりヒリヒリするような恐怖感、未知のウイルスの怖さ、こういったものが殆ど味わえなかったので、やや渋めの評価にしました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(8pt)

夏の災厄の感想

4月から秋口の話で調度タイムリーな季節感で読めた。登場人物個々のインパクトに欠ける。だからこそ物語が際立った感があり一気に読めました。たかが蚊と思いきや危険なウィルスを運んでくるのも恐ろしいが、私は何よりごく普通の一般人のモラルや常識が崩壊していく様がリアルで怖かった。

HUNTER×2
A4G4U3I8
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

パニック小説ではありますが

郊外のニュータウンで発生した疫病を題材にしたパニック小説とのことですが、人物描写が鮮明で、ただ騒ぐだけのパニック小説ではなく、ストーリーに拡がりと厚みのあるエンターテイメント小説だと思います。

篠田さんの小説は個人的には大好きなのですが、『抗い難い大きなもの』に対峙した人間模様…、神に対して、悪魔に対して、疫病に対して…などが重厚かつ精緻に描かれているので、この作品だけでなく、他の篠田小説もまとめてオススメ出来ます。

カミーテル
MCFS6K6O

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