ゴサインタン 神の座
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ゴサインタン 神の座の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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読んでいるうちに止まらなくなっていました。読んでみることをオススメします! | ||||
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きっかけとなるイベントは、神秘的を通り越してやや違和感を感じなくもない。しかし、そこで示唆されている中身は、今を生きる我々にとって今一度反芻すべきもの。 日常を振り返る契機を与えてくれる一冊。 | ||||
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展開が早く読みやすくはあったけど、タイトルに使われている山がもっと象徴的に使われると思ったら、最後にちらっと出てきただけだった。ネパールに行ってこの山を命をかけて超えるなどの展開を期待していたけど...。 | ||||
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母親どうしが知り合いという縁で見合い結婚した夫は、私が思ってた以上に新興宗教にのめり込んでいて、仕事も長続きせず本部に生活も苦しいのに、飛行機で行ったりしていました。 義父母と同居していたので、家賃もかからないし、農家だったので、お米と野菜はありましたが、現金収入がなく先祖代々の田んぼを売食いしたそのお金の一部も宗教に貢いでいたみたいでした。 子供のミルクとオムツ代も私の実家に援助してもらってたら、平成5年の仕事帰りの事故で夫は、下半身不随の障がい者になりましたが、障がい者年金が出て生活は、楽になりました。 義父母も見送り、子供達も優しく育ち。 本を読んで感動したり、涙する気持ちの余裕が出来て、今は幸せですね。 最後にカルバナと名前を呼んでもらって、大切にされるだろうと思うと、良かったなと思いました。 | ||||
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『聖域』の実藤と言い、今作の輝和といい、篠田節子氏は「イカさない男」を描くのが、なぜにこうも巧いのか。 結木輝和に感情移入できる部分は一切ないし、淑子のなすがままに全てを失っていく前半は、苛々しっぱなしだった。 その淑子も、日本に頑なに馴染もうとしないのが、生い立ちを知った後でも釈然としない。 日本での、結木家での環境が、決して悪いほうではなかったのに、カミサマであった神性が仇になってしまったのか。 託宣や病気の治癒を施された人々にとっては「良い神様」であったが、輝和にしたら、結木家を潰した「悪い神様」であるのに、淑子に委ねるままに、ズルズルと全てを失った彼に、同情する気になれないし、なぜに策を講じないのか?と、繰り返しになるが、苛々が募るばかり。 ……というのが物語の「前半」である。これが全体の1/2を占めるので、正直に言って、投げ出そうかとも思ったのだが、篠田氏の巧みな文体、構成によって「後半」に導かれてしまう。 「後半」は、輝和が淑子を探してネパールを旅する物語になるが、ようやく話が活気を帯びてくる。 それにしても、なぜ全てを失う前に、ネパールについて少しも調べようとしなかったのか?これが本当に疑問。失うという過程が重要だったにしても、あまりに無知に過ぎる(それでいて、グルカ兵や傭兵産業の人々の存在を知っていたかのように、自然に受け止める場面などが引っ掛ける)。 前・後半を通して、納得できない場面も多いが、それでも★4にしたのは、篠田氏の優れたストリーテラーぶりに依拠した部分が大きい。 日本でもネパールでも、輝和からも淑子/カルバナからも、存在の確かさを伝えるような匂いが立ち昇ってくる。それを物語の醍醐味とするなら、やはり快作である。 日本では騙されっぱなしの輝和が、ネパールでは全く騙されなかったのは意外、というか、救い/優しさだと思った。 | ||||
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レビューの評価が割れていて驚きました。人によって感じ方はさまざまであることを改めて痛感します。私にとっては生涯で五本の指に入る傑作です。 今まで何度となく繰り返し読んでいますが、読む度ごとにさまざまな面を見せます。恋愛小説だったり、社会派小説だったり、ちょっとしたホラーやファンタジーに映ったりするのです。それだけこの作品がさまざまな要素を内包しているということでしょう。 初めて読んだ時、ラストの場面は「これで終わりなの?」ともの足りなさをおぼえました。でも今は、その後の物語は読み手それぞれが作り上げてほしいという作者の意図であると解釈しています。 総じていうと、作品世界の展開や解釈をそれぞれの読み手に任せられている懐の深さが、この作品の魅力であると考えます。 | ||||
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