普天を我が手に 第二部



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初公開日(参考)2025年09月
分類

長編小説

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普天を我が手に 第二部

2025年09月18日 普天を我が手に 第二部

太平洋戦争が勃発した。 竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。 矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。 森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。 五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。(「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(5pt)

右翼、左翼の衝突をこんなにすがすがしく読んだのは初めて

10年の連載を、こんなに一気に読んでしまっていいのか。もっともっと続いてほしいのにのこり一冊で終わってしまう。
短編も読みやすいけど、やはり奥田英朗は長編だ。
複数の登場人物が同時進行するのは過去の作品にもあったけど、戦争と複数主人公の組み合わせで、それぞれ状況が違って、入ってくる情報が違うと行動も変わるのがわかる。
女性の中絶の事情をおそらく現代と重なるように描いたり、右翼と左翼の衝突といっても、危険な団体じゃなくて、その中のひとりひとりはわかりあえる、気持ちのいい青年なのが新鮮。どちらかを危険思想として出すんじゃなくて、そりゃこう分かれるのが自然だよな、って納得できる。
普天を我が手に 第二部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第二部より
4065388813
No.6:
(5pt)

良い

面白い
普天を我が手に 第二部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第二部より
4065388813
No.5:
(5pt)

恋愛エピ一切無しなところが本当に好い

面白かったー!カリスマ性たっぷりの男女四人が主役の物語というと、めちゃくちゃコッテリしそうなところ、この小説はあくまで後味スッキリ爽やか。恋愛エピソード一切無しなところが本当に好い。ノラの歌う『私の青空』って…ああ、タイトル『普天を我が手に』ってここからか、っていうのが洒落てます。ずっと興味があった戦後まもなくの共産党のことやGHQのことなど、なるほどね、と思うことがいっぱいありました。ニセ神父佐山のモデルは徴兵忌避経験のあるあの名優「佐藤さん」かなあ?三部も楽しみです。っていうか三部で終わってしまうのが今から寂しいぐらい。
普天を我が手に 第二部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第二部より
4065388813
No.4:
(5pt)

第一部を読んでからが本番!かも。

昭和史を題材にした三部作の第二部。
第一部で登場した人物たちの人生が少しずつ交錯していく過程が、読んでいてたまらなくワクワクする。
「そこで繋がるのかぁ」といった感じ。

第一部を読んで人物の背景をすでに理解している分、物語に一気に引き込まれる。
奥田英朗さんならではのテンポの良さとリアルな時代描写がすごい!
普天を我が手に 第二部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第二部より
4065388813
No.3:
(5pt)

第三部が待ち遠しい!

昭和元年にそれぞれ別の場所で生まれた4人の主人公は、第二部では第二次世界大戦の嵐を搔い潜って生きる。

一人はアメリカ駐在武官の息子としてアメリカ国内に抑留され、やがて交換船で帰国する。横浜にあった外国人捕虜収容施設の通訳となり、敗戦後にはGHQで働きながら東大に通う。
ヤクザの義理の息子となった別の一人は少年院を脱走し、やがて予科練に入隊して特殊潜航艇回天で出撃したところで敗戦を迎える。復員後は、日大の法学部に通いながらGHQに食い込み、闇市で成功してヤクザ一家を構える。
そして、満州で興行師の息子として生まれた一人は満映の俳優となり人気を博すが、敗戦で八路軍の捕虜になったり、日本人の共産化のための学校に入れられたり、馬賊に捕まって銃殺されそうになったりしつつ、日本に戻る。そしてジャズやタップダンスのエンターテイナーとして米軍キャンプで大人気となる。
さらにもう一人、女性解放活動家の娘は教会を拠点に孤児院を運営しつつGHQの職員となる。津田塾大学にも通い、男女平等の社会実現に向けて、情熱を燃やす。

この出自も全く異なる4人が、不思議な縁で絡み合いながら群像劇が進んでいく。

「おや?」と思ったのは、東大に入学した一人に関してだ。
同級生として平岡という文学志望の法学部生と、渡部という共産党の活動に熱心な法学部生が登場する。
言うまでもなく前者は三島由紀夫であり、後者は読売新聞を牛耳るナベツネである。
ナベツネの活動家ぶりは、かなり書き込まれているが、平岡は顔見世程度。おそらく第三部で描かれるのだろう。

そんなわけで、12月発売の第三部が待ち遠しい。
普天を我が手に 第二部Amazon書評・レビュー:普天を我が手に 第二部より
4065388813



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