昭和探偵物語 平和村殺人事件
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| ストーリーは良いしキャラ立ても出来てると思う。 けどCASTの名前がイチイチ間際らしいし、エピローグのシーンの帰ってきた父親って前の章で死んだ筈なのに…。どういうことなの? | ||||
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| 文句なくて好きで、新刊が出たら飛びつくようにして読む作家が何人かいる。 篠田節子、奥田英朗、奥泉光などだ。 その次に、読むのはしんどいのだけれど、必ず読んでおかなくてはと思わせる作家がいる。 高村薫と天童荒太だ。 そのようにして、天童荒太は『永遠の仔』以来(正確には『孤独の歌声』以来)の全ての長編を読んできた。 その天童が、横溝正史ばりの探偵小説に初めて挑戦したのが本作である。 最初からずっと違和感ばかり感じた。 第二次大戦中に日本軍の通信兵だった男がアメリカのスパイになる。 その男が戦争末期に脱走して匿われていた村が、戦後、GHQから戦争を早く終わらせた「英雄」として顕彰される。 そして、それから20年後の1960年代の中盤に、アメリカから再度顕彰されるとともに、村の名前を「平和村」に改めるイベントが、アメリカの肝いりで開かれようとする。 その村の出身の若手女優も、キャンペーンに呼び出される・・・。 というところから、凄まじい違和感なのだ。 アメリカのスパイだった人間をアメリカが顕彰し、村の名前まで帰るイベントというのが成立する訳がない。 ずっと、その違和感を抱きつつ読み進めるのだが、最後の最後に、読者の違和感を解消するような展開(どんでん返し)がある。 が、しかし、そこまで違和感を引っ張り続けてきた読者にとって、あまりに取って付けたような落としどころでしかない。いや、最初からそうした違和感を踏まえていたなら、そもそもストーリーの枠組みとして成立しないのではないか、と思える。 あとがきを読むと、著者本人は初めて楽しみながら書いたそうだが、楽しかったのは著者だけで、読者には楽しいとは言えない作品だった。 あと、ディテールもいろいろと気になった。 例えば、「市警」という言葉。 村で殺人事件が起きて市警の刑事たちが出張って来るのだが、この「市警」ってなんだろう。 アメリカでは現在もロス市警というような仕組みになっているが、日本では戦後すぐにGHQにより旧来の内務省の警察が自治体警察に改組された。その時点では「市警」だったと思われるけれども、この仕組みは1954年には消滅した。 本作の舞台は1966年頃である。○○県警△△警察署のはずで、略すと△△署である。 例えば埼玉県警東松山警察署となって、東松山市警にはなり得ない。 また、最後に探偵役が皆を集めて謎解きをやってみせるお決まりのシーンが盛り込まれているが、そこで、「警部が情状酌量はしないだろう」というような表現がある。 おいおい、情状酌量できるのは裁判官だけである。 警察が情状酌量をしたら困るだろう。 というようなことばかりが気になって、結局、全くストーリーには浸れない作品であった。 作者は楽しかったようだけど・・・w | ||||
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| 劣化版「金田一」を読んだ気分です。キャラクターの立て方が半端で、良い人も悪い人も「イヤなんでそこでそんな事いうの?」みたいな場面があります。時代背景を説明する注釈は読みのテンポを悪くするだけでなく、あるキャラクターに作者の思想を投影させているだけのようでくどく感じられました。ミステリーのフィクション読んでいるのに私小説を読まされている気分です。 若い人達に向けて平易な文章を心がけているのは伝わりますが、過剰すぎます。ルビが使用しているのだから、それを用いるべき所で用いれていない。 横溝正史も京極夏彦も西尾維新も決して好きな作者ではありませんが、彼らが「一流」の作家である理由がこの本を読んで理解できた気がします。 | ||||
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| 昭和時代のガイドブック的な要素がある。内容は平易で読みやすい。 | ||||
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| 面白かった。前作とのギャップにびっくりしながら、楽しんで読みました。続編も、読みたい。 | ||||
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