彼女たちの牙と舌
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直木賞には遠いかな | ||||
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何冊かの作品を読んだが、矢樹純の作家としての魅力・武器はいくつかあると感じている。 ○ホラー作家として 作家としてのスタートが「ホラーマンガの原作者」だったこともあり、ホラーのセンスが光る。ぼくが読了したのは『血腐れ』(新潮文庫)。ぼくは未読だが『撮ってはいけない家』(講談社)が話題になっている。 ○ミステリ作家として 短篇が上手な印象が強いが、その一つ一つの作品にしっかりと構築された仕掛けが施してある(ホラー作品であったとしても例外ではない)。ときに「読者が謎だと思って読んでいないところ」に実は謎が埋めこまれている、のような得意技もある。ぼくが好きなのはかなりトリッキーな作品集『夫の骨』(祥伝社文庫) ○リアルなドラマ作家として デビューが「原作者」だったこともあり、映画やドラマのようなストーリー作りが巧み。またそのストーリーや登場人物が実にリアルに描かれる。ご自身がご家族を持ち、夫、子供、友人たちとのリアルな生活体験をベースにしているため、日常に潜む悪意を描くのが得意で、「ミステリー研究会に所属して大学卒業してデビューした」みたいな、どんでん返しのことしか頭にないミステリー作家とは一線を画していると思う。 さて、前置きが長くなったが、本書はそんな矢樹純の「リアルなドラマ作り」が堪能できる短篇連作集=連作長篇。メインの登場人物は40代を中心とした4人の女性。彼女たちにはそれぞれ秘めた思いや暴かれたくない秘密をかかえているが、ふとしたできごとから「反社組織」とかかわることになり――というストーリー。 物語の中で扱われる題材は「ママ友」「中学受験」「経営不振」「家族関係」「闇バイト」「離婚」「妊娠」「特殊詐欺」など現代的というよりむしろ〈現在的〉。女性読者の方、特に年齢を重ねた女性ならいろいろ感じる部分がある作品だと思う、特に4人の女性が自分の職業や得意なことを牙として反撃に転じるあたりはコン・ゲームのような味わいもある。 | ||||
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面白かった。 | ||||
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登場人物の女性たちにメリハリが無くてどの女性も、内心では他の主婦仲間に嫌悪感抱いてますーって感じでそれ以上でも以下でも無いから読んでて退屈。 各章ごとに(最近流行りの)1人ずつの独壇場があるけど、そこでも似たような胸の内吐いて愚痴ってばっかり。 取って付けたように、特殊詐欺や老人宅を襲う闇バイトの話も混ぜてくるから更に話がグチャグチャ。おまけにそこに出てくる人物もつまらん、惹かれない。 この作者は短編でサクッと描くのが向いてる気がします。 | ||||
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