なりすまし



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初公開日(参考)2025年05月
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長編小説

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なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)

2025年05月15日 なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)

ある朝、夫婦でブックカフェを経営している和泉浩次郎が娘の杏奈を連れて出勤すると、妻エリカが店内で惨殺されていた。 その捜査の過程で、エリカが戸籍を偽っていたことを告げられる。 妻はいったい何者で、誰が殺したのか? 激しく動揺する和泉だったが、実は彼も戸籍を偽る「なりすまし」だった。 焦燥する和泉を嘲笑うかのように、娘の杏奈も殺されてしまう。 いったい彼の周囲で何が起きているのか……? 戸籍売買、無戸籍児、そして「なりすまし」──暗部を描き切った社会派小説の傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

なりすましの総合評価:8.75/10点レビュー 8件。Bランク


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(8pt)

なりすましの感想

『戸籍』をテーマとした社会派ミステリー。
書店で多く並べられているのを見かけ、そして帯にあった『松本清張以来の社会派ミステリーの復活』というコピーに惹かれました。最近、社会派小説を読んでいなかったこともあり手に取った次第。久々の社会派の体験という事もありますが、内容がしっかり根付いた物語と読みやすい文章で夢中になった読書でした。良い意味で80年代の社会派小説を彷彿させます。テーマはしっかりとある骨太で事件内容も重めです。ただ昔の作品と違って文章は現代的で理解しやすく読みやすい。帯の言葉に偽りなしです。満足度の高い一冊でした。

物語は、妻が惨殺され、さらに妻が戸籍を偽っていたという事実から始まる悲劇。
しかし主人公自身も戸籍を偽る「なりすまし」であった――というお話です。戸籍を偽る背景や、偽らざるを得ない社会的事情、戸籍売買や無戸籍児といった社会問題を物語を通じて知れました。妻が何者なのか調べる主人公の行動、そして進むごとに明かされる新たな事実や障害などミステリーとしての緊張感や構成の巧さを堪能できました。

社会派ゆえに内容は重く、悲しみを帯びた物語なので好みが分かれる所ですが、久々に濃いミステリーを読んだ充実した読書でした。
終わり方も良かったです。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.7:
(5pt)

上質なミステリー(かな?)

敵味方が次々と入れ替わり、意外な真相が次々と判明する展開に、先が知りたくて時間があれば本を手に取っていた。
戸籍を買って他人になりすますのは許されないこととはいえ、主人公が戸籍を買うことになった経緯には同情してしまう。
主人公のこれからの人生が平穏無事であることを願うばかり。
なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)Amazon書評・レビュー:なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)より
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No.6:
(2pt)

期待未満

基本的に登場人物たちの会話や地の文で存在が語られるだけで実際には登場しない(あるいはなかなか登場しない)人物は犯人ではあり得ない。本作は登場人物が限られているので犯人候補はおのずと絞り込まれてしまう。しかもその内の1人は早々にメインの事件の容疑者から外れてしまう。そんな状況でありながら、主人公は犯人ではないはずの人物ばかりを疑い、無駄な確認作業をしようとして余計な行動ばかりをとる。その人物を疑うに足る説得力のある理由が作中で提示されるなら読者もミスリードされるかもしれないが、それはなく、どうせ違うんでしょとしか思えない。で、結末も想像の域を出ない。というわけで残念ながら期待値には届かなかった。
読みやすいのですぐに読み終えた点は良かった。
なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)Amazon書評・レビュー:なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)より
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No.5:
(4pt)

なりすませるもんですね。

帯に「松本清張以来の社会派ミステリー!」とありました。確かに社会派で面白かったです。どのような終わり方をするのだろうと思いましたが。なるほどね~。なかなかでした。推します。
なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)Amazon書評・レビュー:なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)より
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No.4:
(5pt)

戸籍売買サスペンス

ハラハラさせられながら最後まで一気に読んだ。妻子を失った彼が人生を楽しめるようになることを願う。
なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)Amazon書評・レビュー:なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)より
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No.3:
(5pt)

読み応えのある社会派ミステリー

殺害された妻が戸籍を偽っていたという冒頭から、実は主人公自身も戸籍を買っていたという事実がわかり、ぐっと引き込まれました。新たな事実が次々と判明し、スピード感と納得感のある展開で驚きと衝撃、最後は納得の結び。主人公にもなりすまさなければならない事情があり、それが障害となって警察にも知られないよう妻を殺した犯人を調べるというプロットはなかなかよく考えられています。これだけ複雑なストーリーを読みやすい文章で読者を混乱させることなく作り上げた作者の力量に頭が下がります。社会派ミステリーとしても読み応えのある作品でした。
なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)Amazon書評・レビュー:なりすまし (ハルキ文庫 こ 16-3)より
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