楽園の殺人
- 脱出 (172)
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生態系の調査のために訪れた無人島で連続殺人が発生。クローズドサークルものとしては、これ以上は無い舞台設定。 閉鎖空間で疑心暗鬼に陥った人々の心理描写もこのミステリーの醍醐味乍ら、その点がやや単調で一方向の場面ばかりで、少々緊迫感に欠け食傷気味になりました。 ただ、異様な殺害現場や犯人探し等に至るまで、全編本格ものにがっぷり取り組んだミステリーです。 | ||||
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孤島と外来種、今まで関心のないことだったが興味深く読み進めることができた。 知らない世界を知れる、良い機会になったと思う。 ストーリーのほうは先の展開が気になる作りになっていて、終始飽きることなく物語に没頭できた。 登場人物の数が限られているため、自分も推理しながら読んでいたが、犯人の見当がつかず最後まで楽しめた。 前向きな気分になれるラストも好みだった。 読み終えた後は固有種と外来種、人間の関係についても考えさせられたので、今後外来種問題も意識していきたいと思う。 | ||||
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楽園で起きる不可解な事件にしばし心を奪われました。まず見たことのない動植物登場に驚きます。珍しい固有種の登場は、異世界にトリップしたような気にさせられます。そして次々に起きる凄惨な殺人事件。その方法が実に異常なのですがラストまで意味が分かりません。 それぞれに胸に一物ある登場人物たちですが、エピローグに事件後の軽い救いがあるのは好みです。 クローズドサークルは良く読みますが、これは設定を工夫した新趣向だと思います。 | ||||
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越尾さん4作目。これまでも独自の切り口と時勢を捉えたテーマで質の高いミステリを楽しませていただきました。今回は東硫黄島という架空の無人島に古来種の調査が行われ…という設定。これまでも古典をはじめ本格ミステリの定番の設定なのですが、外来種による生態系の破壊やリゾート開発などのテーマを生かした味付けがきいていて楽しめました。本土にしか生息していない動植物がダイイングメッセージに使われ、それがアリバイや解決の糸口になるなど巧緻なテクニックと動植物やサバイバルな島での蘊蓄が面白く、ぐいぐい引き込まれました。読み進める中でタイトルの楽園の意味がよりテーマに重なり、完成度の高いミステリだと思います。このクオリティで新作をどんどん出されているので次回作も楽しみです。 | ||||
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絶海の無人島で起きた殺人事件。間違いなく調査団のメンバー内に犯人がいるのに、誰もがあやしく、しかし誰もが決定打に欠け……最後まで犯人が絞れずドキドキさせられました!! ミステリーとは別軸として普段考えることがなかった国内・国外外来種問題について読めたのもとてもよかった。社会派的な面白さもある。 装丁も、読み終わって本を閉じたとき色々な仕掛けがしてあるのがわかる。隅々までよく考えられた作品だと思いました。 | ||||
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