流星と吐き気
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「登場人物は皆、身勝手でクズ」 というコピーを見て、例えば不倫を続けて開き直ってどろどろして、ざまあみろな展開がある露悪的な物語を予想してしまうかもしれませんが、全然そういう話ではないですよ! むしろ、あまりに人間的な恋愛小説集だと思いました。 恋をして、両想いになって、結婚して家庭を築いて、っていうものが正規ルートだとして、みんなそのルート通りに走れていますか? 恋をしたら、「あれ? 上手くいかないんだけど??」と思うことはありませんか? その上手くいかない理由が、恋をしてみるまで知らなかった自分の内面や相手が原因で、あれ? そんなことで上手くいなくなっちゃうことってあるの?? ってコースアウトしませんか? 一生懸命恋をしているのに、どうして上手くいかなかったんだろう。 私はそんな本作の「上手くいかなさ」を読んで、とても心が軽くなりました。 登場人物たちみんなが彼らなりにひたむきで、とても好感を持てました。 励まされます。 連作短編集で各話のリンクがあり、その円環も素晴らしかったです。 死んだシリーズではないですが、本作もみんな読んで!!! と心から思っています。 とても優しい恋愛小説ですよ! | ||||
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荒ぶる情念のほとばしりが 圧倒的な迫力で眼前に迫る一冊。 クライマックスからさらなる衝撃がくる! こんな恋愛小説、見たことない! 予想を縦横無尽に裏切るもの凄い作品でした。 「思い通りなんかにさせないよ?」って 著者の高笑いが聞こえてきそうです。 一番面白かったのはテスト問題のくだり。 思わずその場面を想像して吹いたわ~。 多様な恋愛観が出てきますが 一筋縄ではいかない悲恋のなかに 狂おしいほど共感の粒がぎっしり。 決してよくないとわかっているのに 制御できない感情の奔流。 身につまされました。 思い出させられました。 しあわせの記憶、苦い過去、 どうしようもなくとらわれる心。 これは誰しも自身の経験に 重ねる部分があるはず。 つまりグワングワンに 揺さぶられることうけあいです。 この読書体験は古傷に効く! 効きすぎてもうフラフラなのよ。 (対象年齢は13歳以上かな?) | ||||
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