サイレントシンガー
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
サイレントシンガーの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
静寂の中の安らぎが通奏低音となって清々しく感じられる。とても儚くて美しい世界が身に沁みてくるようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間は完全を求めてはいけない という言葉に癒されました。 不器用な人々への賛歌といった趣ですね。 主人公は内気な人の集まる団体と関わり、 穏やかに育った少女。 歌の才に恵まれた彼女が、 独特のこだわりを胸に抱きながら、 しっとりと人生を歩んでゆくストーリーです。 沈黙が内包する優しさと温かさを 発見できるお話でした。 終盤にかけて切なさが増していきますが、 じんわりと残る余韻は素晴らしく、 心にすうっと沁み込みましたよ。 例のターニングポイントに 違う選択をする世界線を想像してみるのも面白いかと。 (対象年齢は13歳以上かな?) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前の小野洋子の作品は、ページを捲るのが楽しみで次にどのような展開があるのかドキドキしていたが、最近の作品は何かパンチがなく同じような展開で途中でページを閉じてそのままになってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでの小川洋子の世界がさらに研ぎ澄まされて完成したような小説。 舞台となる国は不明だし(ご飯と味噌汁よりも、スープとマッシュポテトが似合う地域だ)、時代も不明だし(1980年後半? 少なくとも携帯は無さそうな時代)、主人公のリリカ以外は名前も不明(リリカもフルネームは不明)。 安らぎのある不安、あるいは不安と共にある安らぎ、とでも言ったらいいのか、不安にさせる要素が物語のあいだずっとあり続けながらも、なぜか同時に安らぎも覚える。 不安にさせる要素は、死であったり、孤独であったり、老い、別れなど。一方で、沈黙や、ひそやかな歌や、小さい音も捉える耳や、体がちょうど収まるような小さいスペースなど、小川洋子のこれまでの小説でも取り上げられてきたものが、安らぎとして存在する。『ことり』や『小箱』『耳に棲むもの』などの近年の小説(あるいはデビューからずっと?)でも、小さな音や静謐な歌などが中心的な役割を果たしていて、それは本作でも共通している。その静けさのおかげで安らぎを感じさせてくれる。そしてそのおかげで最初から最後まで心穏やかに読むことができる。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|