サイレントシンガー



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    初公開日(参考)2025年06月
    分類

    長編小説

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    サイレントシンガー

    2025年06月20日 サイレントシンガー

    内気な人々が集まって暮らすその土地は、“アカシアの野辺”と名付けられていた。たったひとりの家族であるおばあさんが働いているあいだ、幼いリリカは野辺の老介護人に預けられて育った。野辺の人々は沈黙を愛し、十本の指を駆使した指言葉でつつましく会話した。リリカもまた、言葉を話す前に指言葉を覚えた。たった一つの舌よりも、二つの目と十本の指の方がずっと多くのことを語れるのだ。 やがてリリカは歌うことを覚える。野辺の重要な行事である“羊の毛刈り”で初めて披露された彼女の歌は、どこまでも素直で、これみよがしでなく、いつ始まったかもわからないくらいにもかかわらず、なぜか、鼓膜に深く染み込む生気をたたえていた。この不思議な歌声が、リリカの人生を動かし始める。歌声の力が、さまざまな人と引き合わせ、野辺の外へ連れ出し、そして恋にも巡り合わせる。果たして、リリカの歌はどこへと向かっていくのか? 名手の卓越した筆は、沈黙と歌声を互いに抱き留め合わせる。叙情あふるる静かな傑作。(「BOOK」データベースより)




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    サイレントシンガーの総合評価:8.50/10点レビュー 4件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.4:
    (5pt)

    映像が浮かぶ

    静寂の中の安らぎが通奏低音となって清々しく感じられる。とても儚くて美しい世界が身に沁みてくるようです。
    サイレントシンガーAmazon書評・レビュー:サイレントシンガーより
    4163919910
    No.3:
    (5pt)

    まっすぐ伸びやかな歌声が物語から聞こえてくる

    人間は完全を求めてはいけない
    という言葉に癒されました。

    不器用な人々への賛歌といった趣ですね。

    主人公は内気な人の集まる団体と関わり、
    穏やかに育った少女。

    歌の才に恵まれた彼女が、
    独特のこだわりを胸に抱きながら、
    しっとりと人生を歩んでゆくストーリーです。

    沈黙が内包する優しさと温かさを
    発見できるお話でした。

    終盤にかけて切なさが増していきますが、
    じんわりと残る余韻は素晴らしく、
    心にすうっと沁み込みましたよ。

    例のターニングポイントに
    違う選択をする世界線を想像してみるのも面白いかと。

    (対象年齢は13歳以上かな?)
    サイレントシンガーAmazon書評・レビュー:サイレントシンガーより
    4163919910
    No.2:
    (2pt)

    ダラダラと同じような情景描写面白くない

    以前の小野洋子の作品は、ページを捲るのが楽しみで次にどのような展開があるのかドキドキしていたが、最近の作品は何かパンチがなく同じような展開で途中でページを閉じてそのままになってしまった。
    サイレントシンガーAmazon書評・レビュー:サイレントシンガーより
    4163919910
    No.1:
    (5pt)

    不安と共にある安らぎ

    これまでの小川洋子の世界がさらに研ぎ澄まされて完成したような小説。
    舞台となる国は不明だし(ご飯と味噌汁よりも、スープとマッシュポテトが似合う地域だ)、時代も不明だし(1980年後半? 少なくとも携帯は無さそうな時代)、主人公のリリカ以外は名前も不明(リリカもフルネームは不明)。
    安らぎのある不安、あるいは不安と共にある安らぎ、とでも言ったらいいのか、不安にさせる要素が物語のあいだずっとあり続けながらも、なぜか同時に安らぎも覚える。
    不安にさせる要素は、死であったり、孤独であったり、老い、別れなど。一方で、沈黙や、ひそやかな歌や、小さい音も捉える耳や、体がちょうど収まるような小さいスペースなど、小川洋子のこれまでの小説でも取り上げられてきたものが、安らぎとして存在する。『ことり』や『小箱』『耳に棲むもの』などの近年の小説(あるいはデビューからずっと?)でも、小さな音や静謐な歌などが中心的な役割を果たしていて、それは本作でも共通している。その静けさのおかげで安らぎを感じさせてくれる。そしてそのおかげで最初から最後まで心穏やかに読むことができる。
    サイレントシンガーAmazon書評・レビュー:サイレントシンガーより
    4163919910



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