父の回数
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個々の話は まぁ悪くはない。 身勝手な人を登場させる作品が多いので、読後感が悪いのは否めないが、まぁそれは作品の個性として受け入れることもできる。ただ、この短編集に 「リワインド」を含めるべきだったのかは疑問?明らかに他の小説とは毛色の違う タイムリープもののSFストーリーに違和感がある。小説現代に掲載した小説がたまったから、とりあえずまとめて一冊にしてしまえ、というおざなりの考えで出版されたように思われる。作家さん自身 自分の書きたい世界が確定していないのかな?作品ごとのページ数も ばらばらだし、まだ半分プロ といったレベルなのだろうか? | ||||
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普通とはひと味もふた味も違う さまざまなカタチの家族を描いた小説集。 ダイバーシティファミリー小説って何? と思いつつ手にしましたが 多様性の枠を軽々踏み越えてますね~。 新鮮そのものの読書体験になりましたよ。 「知らない誰かの不幸が、僕の生活を救った」 表題作『父の回数』にある このフレーズには眉間を射抜かれました。 人の不幸が俗に言う”蜜の味ではなく、 魂の救済になるという視点。 これが自分にはまるでなかったのですが、 ストンと腑に落ちたんです。 共感しづらいと感じていた主人公が 急に身近に感じられた瞬間でした。 『おねえちゃんの儀』は 微笑ましい愛情表現が好き。 『あのコを知ってる』では イライラするけど憎めないアイツに 読んでるほうも首ったけ。 意外な組み合わせのバディには 思わずフフッと含み笑い。 『リワインド』の吸引力は圧倒的。 SFは避けてきたのに気づけば夢中でした。 「絶対に二十分で好かれてみせる」に 共感のタガが外れっぱなしでしたよ。 『かたす・ほかす・ふてる』は 後からじんわりくるストーリーで とくにラストの心境が胸に沁みました。 全体に、伏線から回収へという 普通すぎる流れにあえて逆らうような 意外性が散りばめられていて魅力的。 これって絶対に確信犯ですよね? 読者の予想をスルっと裏切るけど 期待はガッチリ裏切らない一冊です。 (対象年齢は13歳以上かな?) | ||||
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