をんごく

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種別
長編
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1,178回
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あらすじ

2026年06月16日 をんごく (角川ホラー文庫)

第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻倭子の死を受け入れられずにいた。未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。家に、死んだはずの妻がいる。この世に留めるのは、未練か、呪いか。選考委員満場一致、大絶賛!第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!(「BOOK」データベースより)

評判

をんごくの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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をんごくの総合評価:

8.60/10点 レビュー 30件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.30
(3pt)

ちょっとアッサリしてた

横溝正史ミステリ大賞というので、横溝正史チックな民俗学要素のある不気味さを期待していたけど、呪術廻戦みたいなマンガ的な描写だったかな。全く怖くはないですので、個人的にはホラーと言うほどではないと思いました。

ちょっと怖いのが苦手で、フシギ&不気味な本が読みたい人にはちょうどいいかも!
つまらない本は読みきれないので、この本は面白かったに入りますが、ちょっと期待しすぎてしまいました。

文章は綺麗という声が多いけど、文章も普通の範疇かなあ。。これを書けと言われると書けないし、こうやって書くには方言とか時代背景に関する知識がいるし、上手いことに違いないと思うんですが、わざわざ特長として取り立てて美文という程でもないと思います。

全体的に短くて、特に終盤は畳み掛けるように展開するんだけど、それまでにさほどの伏線が引かれてないから、初出の設定で本全体を片付けられてしまったような印象が拭えないです。

登場人物も平面的な性格で、誰にも取り立てて欠点もないし、成長もしないので、これもアッサリ感を助長していると思います。
商売繁盛を狂おしいほど熱望する雰囲気をキャラクターの言動から読み取るにはイマイチ描写が不十分だったかなと思います。
をんごく (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: をんごく (角川ホラー文庫)より
4041171520
No.29
(5pt)

船場言葉がよい!

"『もとは単に遠いとこ、って意味らしいでっけど。....お盆の時期になるとな、おんごくからご先祖様が帰ってきはるでって、よう聞かされたわ。まぁ、いいてみたら、』死者の住む場所、と巫女は言った"2023年発刊の本書は第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞3 冠受賞作。大正時代の大阪・船場を舞台にした、人と怪異の物語。⁣

個人的には大阪を舞台にしている事から興味を持って手にとりました。⁣

さて、そんな本書は英国ニューカッスル大学大学院英文学・英語研究科修士課程修了の著者デビュー作で、大正末期、大阪・船場。商売人の家に生まれるも画家になった壮一郎は、早くして亡くした妻・倭子の死を受け入れられずにいた。未練を断ち切れない彼は、巫女に降霊を依頼する。しかし儀式は失敗し、巫女から「奥さまは、普通の霊とは違う」と不吉な警告を受ける。やがて、その言葉は現実となり、壮一郎の前に現れた倭子の霊は、その声も気配も、生前の彼女とはどこか違っていた。歪で、不自然で、何かが決定的に欠けていて。。⁣

まず、大阪に縁がある私としては、審査員のコメントにもあるようにいわゆる"関西弁"とも違う、巧みに描写される登場人物たちの柔らかい船場言葉のやりとりが心地よく読みやすかった。⁣

一方で、ホラー小説的な怖さはあまり感じずも、顔のない怪異「エリマキ」との謎解きバディ物語としては面白く、ぐいぐいと一気読みしてしまう魅力を感じました。⁣

大正時代の大阪、船場を舞台にした和風ゴシックホラーの良作としてオススメ。⁣
をんごく (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: をんごく (角川ホラー文庫)より
4041171520
No.28
(4pt)

ホラー好きじゃなくても面白い。

大阪の方言、言葉遣い、文章が美しい。ホラー小説は普段読まないが、引き込まれた。
怖いというより不思議で味わい深い。面白かった、良作。
をんごく (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: をんごく (角川ホラー文庫)より
4041171520
No.27
(4pt)

佳品!

まず端正な文章が好印象を抱かせる。ストーリー展開も外連味が無く、読み続けるのに全く困難さを感じさせない。キャラクター造形を通して作者の暖かみのある人間性が想像できるのも、この作品の特筆すべき点である事は言っておきたい。
をんごく (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: をんごく (角川ホラー文庫)より
4041171520
No.26
(5pt)

怖いのに美しい、読後に静かな余韻が残る傑作

大正時代の大阪・船場を舞台にした、人と怪異の物語。静かな始まりから少しずつ不穏さが広がり、最後まで目が離せませんでした。単なるホラーではなく、「哀しみ」「執着」「優しさ」といった人の情が丁寧に描かれ、読後には不思議な余韻が残ります。

町の空気感や人々の言葉遣いがとてもリアルで、まるでその時代に迷い込んだような臨場感があります。
怪異の存在も恐ろしさだけでなく美しさがあり、心に残る印象的な一冊でした。
文章も読みやすく、情景描写が映画のように鮮やか。ホラーが苦手な人にもおすすめできる“品のある怖さ”があります。久々に「読んでよかった」と感じる作品でした。
をんごく (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: をんごく (角川ホラー文庫)より
4041171520

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