家族狩り
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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天童荒太氏の名を世に知らしめたのが3作目の『永遠の仔』であることに論を俟たないが、そのブレイクへの大いなる助走となったのが、家族全員を陰惨な方法で殺害する、何とも陰鬱な事件を扱った本書だ。この2作目で天童氏は97年版『このミス』で8位になり、初のランクインを果たした。 | ||||
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最後がダメ | ||||
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山本周五郎賞を受賞した1995年の「家族狩り」オリジナル版を再版した2007年版。現状を顧みず家族を賛美する風潮に怒りを込めたという執筆の背景通り、家族であることは幸いなことなのか、家族に必然的に生じる歪みは無視できるのか、という問題意識をストレートにぶつけた重苦しい家族小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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とても面白かったです。 | ||||
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家族という地獄は誰でも経験ある。 なるほど・・・ | ||||
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物語の進むペースが遅い、という声もありますが、だからこその良さもあるのではないでしょうか。なんてこともない描写の積み重ねが物語の奥行きを生み、その物語世界へ読者が入り込む隙間を作れる、という。 | ||||
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ドラマを見てからずっと読もうと思っていたのですが、如何せん5巻もあるので読めずにいました。しかし、一度読み出すと止まらないほど魅力的な作品でした。 まず文章について。登場人物の心情や風景描写がとても丁寧で、とても感情移入しやすかった。それでいて無駄に詩的な表現はなく、いい意味で淡々としていた。文章表現が面白い作家、例えば村上春樹さんなどは一文一文のセンスを感じて、前後のストーリーを忘れていても楽しめます。けれども、今作のようなストーリーが重い物語だと、あえて文章に味付けはしないほうが胸に迫ってくるものがある。 次にストーリーについて。これは若輩者であるゆえ、彼らの心情は本当の意味では半分も読み取れなかった。しかし、自分の生き方を考えさせられるようなシーンは数多くありました。人生のターニングポイントを迎えるたびに読み返したいと思いました。 本作はメッセージ性の強い、ストーリー重視の小説という見方もできますが、氷崎、巣藤、馬見原、山賀といった主人公の偶像劇として見ると、非常にうまい構成がなされていることに気づきます。やはり三人称視点を使うことで、一気に物語としての品が生まれるのだということも再確認できました。 本作の巻末についていた著者の謝辞にある、「現実と皮一枚の差の、もう一つの世界の創造」という文は小説の核心をついた言葉だと思い、長年抱いていた小説への理想というものを端的に表してくれたなと思いました。 | ||||
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タイトルに驚き手に取った。読み進めるほどに引き込まれていった。以前テレビドラマで見たような記憶があったが、原作は初めてであった。星五つでも足りない傑作だと思う。フィクションなのか現実なのか分からなくなる混沌を感じながら家族の崩壊と再生に向けた希望が最後の最後に心に響いてくる。超長文だが一頁一頁を紡ぐように読み進められる作品。この作者の他の作品も読んでみたい。 | ||||
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