ラスト・コード
- 警察小説 (526)
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全1件 1~1 1/1ページ
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分量は多いが、内容は単純。ワクワク感も殆ど無く、最後まで読むのが少ししんどい。 | ||||
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いきなり、殺人が起こる。被害者は一柳正起という医療研究機関の研究者である。ナイフで滅多刺しにされたらしい。妻は亡くなっており、一人娘はアメリカの中学校に行っている。一柳が勤めていたグランファーマ総合研究所ではナノマシンを研究していた。分子サイズのロボットのようなもので、例えばガン細胞を直接攻撃して死滅させることができる。しかし、問題なのはエンジン。ナノサイズのマシンを動かす動力源はまだ開発できない。一柳はそのエンジン研究で世界トップレベルの技術者だった。そして、その理論が完成間近だったと言う話もある。 筒井という所轄の刑事が一柳の娘に対応することになる。美咲というこの娘は、小学生でジュニア数学オリンピックに出場して金賞を取るほど頭が良い。 そして、筒井が日本に戻ってきた美咲をホテルまで送ろうとしたときに、何者かに襲撃される。何とかここは切り抜けた。しかし美咲は全くこの出来事に動じていない。 近くの警察署に逃げ込み、筒井がいる署に移動しようとするが、その途中でまた襲撃される。だが、ここもうまく逃れ、発信器が付いているかもしれない車を捨てて知り合いの女性探偵のところに行く。探偵の名前は小野寺冴という。 真相をつかむべく動き回る筒井だが、そこに鳴沢了というシリーズキャラクターが絡んでくる。そのシリーズは読んだことがないのだが、何でもない事件を一大事にしてしまう刑事らしい。 そこで話は複雑になり、面白くなっていくと思っていたのだが、真相が分かってみると、案外単純である。途中で期待したようなスケールの大きい話でもなかった。最初の、ナノマシンを巡る事件という設定が良かっただけに、普通のエンタメに終わってしまったのが残念である。 | ||||
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研究者が殺された理由に、ナノマシンに関係があるらしい。その辺はかなり放っておかれ、警察内部の事情に、研究者の娘、女探偵が絡む。逃亡シーンと警察内部の、よくわからない話が続く。サスペンスなんだろうが、どこをどう読んでも、殺人事件と外交問題の接点が読み取れなかった。ナノマシンが鍵なんだろうが、単なる最先端技術にしか思えない。娘の天才性は米国に留学させる方便以上のものはなく、結末に拾われた伏線が希薄で落胆した。 探偵がコルベットに乗ってるのはいいのだが、故障の頻度を考えたら、トヨタにしとけよ、大事な時に動かなくなるぞと思う。エンタテイメントなんだから、いいんだけれど、リアリティが無視されると、自分が汚された感じすらする。コルベットは、トム・クルーズか峰不二子しか許されていないんじゃないのかと叫びたい気分だ、 鳴沢という刑事がでてくる。シリーズものの主人公らしいが、本書では完全なサポート役に徹している。組織にはそぐわないが、筋は通す人物として描かれる。ハードボイルドだな。筒井も同じだ。ハードボイルドには憧れるが、この物語は、どこか中途半端な物語という印象が強く残り、筒井を気の毒に思った。何故か、読んで疲れた。フー。 | ||||
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天才少女の生意気さが次第に一途な刑事によってほぐされていく。それと同時にコードの謎が解かれていくが、代償を払わねば身の安全は保障されなかった。この続編(本当の続編ではないが、この主人公が物語の後半のカギを握ることになる)が読みたいと思い「バビロンの碑文」も読了した。 | ||||
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美咲の父親の謎の死の原因を探るうちに自分が狙われていることがわかる。アメリカから帰国を迎えに来た筒井刑事と追撃が始まる。日本の警察の上層部は部下と民間人が危険だと分かりながら囮として放置する。公務員のキャリアの高慢さが最後に美咲にへし折られる様は痛快である。美咲と筒井の最後の別れも悲しさを誘うが、筒井がアメリカに美咲を訪ねる意思があるのは微笑ましい。 | ||||
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刑事と少女、凸凹コンビで事件の真相を解明していく物語。非常に細かい描写が多く入っており、登場人物の心情をイメージしながら読み進めれた。最後の結末で大きなどんでん返しがあって大きな衝撃を受けるというより、予測できる範囲での結末に向けて、その凸凹コンビが成長しながら話を展開させていくという過程に焦点を向けて読むとより面白く読めるのではないかと思う。 | ||||
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